《CAT'S EYES & CAT'S HANDS》猫雑記 2000年6月 >>前月へ >>次月へ
2000年6月1日

出社前。昨夜から、凛ちゃんの食欲がなくて、朝まで様子を見守っていた飼い主さんが今日の夜明け頃、救急動物病院に連れていってくれた。

脱水症状を起こしているようなので、点滴をして入院させて貰う。

私はこれから、病院に向かいます。凛ちゃんの生命力と獣医さんを信頼するしかないのだが、じっとしてはいられない。また、夜に報告出来ると思います。みなさん、凛ちゃんの快復を祈って下さい。(午前6時記)



朝6時半の様子は、脱水症状がひどいので点滴をされていて、私が呼びかけると薄目を開けて「にゃーん」と鳴いた。獣医さんは「ああ、判かるんですね」と言っていた。

これで回復するようであれば今夜にでも連れて帰れるかも知れないという事だったので、少し安心して仕事に出た。



午前10時前に会社から電話で確認したところ、体温が34度まで下がってしまって危ない状態ですので、来られるようでしたら今のうちに来て会ってあげて下さいと言われる。

簡単に抜けられる仕事という訳ではないのだが、仕事より優先だ。すぐに帰る手はずをとる。親が危篤だと嘘もついて。(申し訳ないが、それ位しないと今の状態で仕事を放り出せないのだ)



駆けつけた時はもう意識がなくて、わずか2日のうちに丸い顔が尖ってしまって、くったりとしていた。

34度近くまで下がってしまった体温を上げる為に湯たんぽをして頂いていたが、それでも全身を暖める事は難しいので、点滴をしながら手の平で包んで温め続けた。

幸い、私は持病があって常に熱があるのだ。猫と同じ程度の体温がある。

何度か薄く目を開けて私を確認すると、声の出ないまま鳴く。このまま逝ってしまったら・・・と思うと、泣くまいと思っても涙と鼻水が止まらない。

「凛」と名付けられる前に呼びかけていたように「チャーちゃん」と呼び続ける。あっちの世界に行ってしまいそうになったら、呼び戻すんだというつもりで。



4時間もすると、体温が38度に戻る。しかし、まだ流動食も舐められないし、声も出ない。手の平に感じる呼吸や拍動が小さくて、本当に虫の息という感じだった。

私の精神状態も限界。電話を借りて、夫にも来て貰えるよう頼む。夫の仕事も、今日は人がいなくて抜けにくいと言うので、つい「私が抜けやすい仕事をしているとでも思ってんの?」と声を荒げてしまった。

夫は、すぐにその場で早退してくれた。申し訳ないと思うが、独りではこれ以上堪えられそうになかったのだ。



食事をしていなかったせいもあり、鼻気管炎が出ていて、炎症と闘ううちに白血球が1400しかなくなってしまっていた。命が助かるならば、何でもして下さいとお願いする。それでは輸血をします、と言われる。

病院の輸血猫と血液が合うかどうかの検査に、ひどく長い時間がかかり、1匹目が駄目、2匹目も駄目。家の4匹を連れてきましょうか?と言ってみるが、あと2匹いるので、その検査をしてから・・・という事になり、幸いにあとの2匹とは適合した。

検査用の採血ですらとても時間がかかり、輸血猫は辛そうだった。ごめんね、有り難う。



午後3時、ようやく輸血開始。すると、今まで全く動かなかった体が少し動きを取り戻す。

送り込むスピードは物凄くゆっくりで、注射器1本分が全部終了するのに5時間ほどかかる。

でも、途中からはお座りも出来るほどに元気が出て、流動食を自分で舐めて体重も午前途中に比べたら60グラムも増えた。

それでもまだ420グラムしかないのだ。

チャーちゃんはまだ赤ちゃんなのだ。私が軽率だったのだ。まだ手のかかる赤ちゃん猫を、里親さんに渡すなんて。私の責任だ。

何としても助かって欲しい。無事退院出来たら、家に連れて帰ろう。鼻気管炎の子を、弱い純血種のいるお家へ連れて帰るおつもり?と、後で報告した時にMさんには言われたが、仕方ない。別の部屋で、夫と家庭内別居してでも育てるしかない。



22時に「あとはスタッフにお任せ下さい」と言われて帰宅するが、その頃には抱っこされていつものように私の鼻や口を噛んでみたり、ひっきりなしに小さな声でお喋りしたり、大部元気が出たようだ。

このまま白血球が増えたまま定着してくれれば大丈夫でしょう・・・と言われるが、それは今後の検査をしてみないと何とも言えないようだ。

明日の朝、また一番に行く。あの子は運も生命力も強いので、絶対に大丈夫と言い聞かせる。



余計な事かも知れないが、私の責任として全うしたいので、里親さんに支払いさせた分も全て私が支払い直して来た。今後の一切の費用も、全て私独りでまかなう。誰にも迷惑は掛けられない。

無事快復出来たら、家の子として育てるつもりだ。里親さんを振り回して辛い思いをさせた事は、本当に申し訳ないと思う。

そして今後は、自分の家で一時預かりしないと駄目だとつくづく思う。野良猫の保護と仕事の両立の難しさを、改めて痛感する。私は浅はかで中途半端な駄目な人間だった。



そして、鎌倉に行ったデビルも調子が悪いらしい。何て事。明日、里親さんが獣医さんに連れていってくれると言うが、まだ威嚇が凄いのだ。

食欲もあるそうだが、予断は禁物だ。どうか神様、全ての仔猫達を救ってやって下さい。苦しむのは人間だけにして下さい。

去年、助けてあげられなかった野良の病気の仔猫(雨の朝、母猫に託された三毛柄の白い仔猫)の事を思い出してしまった。

もう、あんな後悔はしたくない。そして、ハナクソの為にも、仔猫は全部元気で幸せにしなくちゃ。(凛はハナクソの子供ではありませんが)


2000年6月2日
ミュウ

不安顔

Jun. 2, 2000
ミュウ

置物みたい

Jun. 2, 2000

昨日写真が使えなかった分、今日は2点です。



折角、良い動物病院に出会ったので、凛ちゃんの面会がてら前々から気になっていたミュウの咳を調べて貰う事にして連れて行った。

凛ちゃんには長時間付いていてあげたいし、その間ミュウさまを病院で待たせておく訳にもいかないので、運搬役に夫も一緒に休暇をとってくれた。

全く猫には甘い夫婦だが、これが当然かも知れない。

と言うのも、今まで放置し過ぎたのだ。

ミュウのレントゲン写真を見せられ、慢性の肺炎がある事が判明。

咳の原因として考え得るあらゆる検査及び健康診断をして頂いたが、エイズも白血病もフィラリアも大丈夫。血糖値も腎機能も正常。

しかし肺の中程に石灰化した部分が見られ、かなり以前にもっとひどい症状の時があったはずです、と言われた。気管と食道の分岐点あたりだと言う。

そう言えば草を食べて吐いた時に、かなり長くて固い茎を吐いた事が何度かあり、唾液か胃液かに血が混じった事があった。

吐いたものが気管の方に入ってしまうと、そういう炎症が起こるそうだ。愕然とする。「また吐いてる」程度で気にしなかったのも事実だし、こんな固いものを吐けばうっすら血も混じる事もあると思っていた。



抗生物質をたくさんに飲ませなければいけなくなった。しかも、週に一度の検診。それで症状が改善されなければ、ステロイド注射、ひどい場合には肺の一部切除もあり得ると脅かされる。

肥満も少しずつこれから解消していった方が良いでしょうねと言われる。親バカで過保護にするばかりで、健康管理が出来ていなかった証拠だ。激しく反省する。

でも弁解だけど、血糖値や腎機能が一番心配だったに、それは正常だったのが救いだ。一応、食事の管理はしているのです、心配しながら。



兎も角、今日から、ミュウの大嫌いなクスリを飲ませなければいけなくなった。

来週は、日曜日に連れて行く予定。その時はアインも連れて行き、スクリーニング検査をして貰う。

毎週1匹ずつ順番に連れて行こう。



ミュウの検査代も3万円強。凛ちゃんにも一日それ位かかっている(輸血に検査にワクチンに駆虫に・・・あらゆる処置をして頂いているのだ)。だけど設備もスタッフも充実していて、それはリーズナブルであると感じた。

リーズナブルとは、お安いという意味ではないのだから。来月のカード落ちは、1ヶ月の収入を上回るだろう。あはは・・・面白い。



さて、お待ちかねの凛ちゃん情報。

昨日の昼間は虫の息で、私をあれだけ心配させて泣かせた凛ちゃんだったけれど、今日はよく食べよくお喋りし、私には勿論スタッフ全員に色目を使って甘えまくる。

「こんなに小さいのに、可愛がられ上手ですよね」とスタッフに言われる。私に抱っこして甘えていても、傍をスタッフの若いお姉さんが通ると、そちらにも抱っこをせがんで身を乗り出すのだから。この子は、生まれながらのアイドルだと思った。

あと2〜3日検査を続けながら状態を監視して、大丈夫そうだったら退院出来る。凄い強運と生命力だ。神様は、またも奇跡を起こして下さったのだと思う。



そしてその後の凛ちゃんのお家は、鎌倉のUさんのところになる可能性が高い。私がすっぱり仕事を辞められない限りは、西村さんも私もこの甘ったれの面倒はじゅうぶんに見られない。

凛ちゃんの幸せを一番に考えたい。そして家の年老いてきたミュウたちにも、これ以上負担をかけては駄目だ。ミュウだって、これから闘病に入るのだから。



キャリーに入れられたミュウは、ミュウのカンヅメのようにギュウギュウ・キチキチであったが、上蓋を開けた途端に「可愛いー!」と看護婦さんに歓声を浴びた。駄目な飼い主も、この時ばかりは鼻高々。

2000年6月3日
アイン

お疲れさま

Jun. 3, 2000

昨日のミュウに続いて、今日はアインを連れて病院に行く。

総合的に健康診断を・・・という程度の気持ちだった。土曜の午後、道が馬鹿みたいに渋滞していて、キャリーの中のアインはすっかり参ってしまった。

大人しくしてくれていると思ったら、具合が悪くなってしまったみたいだ。よだれが信じられない位にいっぱい出て、拭いても拭いても出てきた。

そして、いつものように下痢を始めた。車に乗せるといっぱつで下痢する子だったのだ。だから近年では、ワクチンは往診でした頂いていたのだ。



病院も混んでいて、診察の順番を待っている間にまた下痢をした。

チャーちゃんのお見舞いにもキャリーごと連れて行ったのだが、どこの空気もアインにとっては不安を増す材料だったようだ。

ミュウ同様、エイズと白血病、フィラリア、他の血液検査をして頂くが、何と「腎不全が疑われる数値が出ています」と言われる。但し、下痢もしているので脱水症状から来るものかも知れないとも言われる。

昨日のミュウといい、今日のアインといい、私は自分の管理の不行き届きを悔いた。仕事を辞めなくてはいけない・・・とも考えた。

治療食やらフィラリアの予防のおクスリやら色々貰って、支払いは何とアインだけで5万円超。

これでチャーちゃんの入院と治療費を払い、来週ミュウの検診の時にジーコを連れてきて、その翌週ゴマを一緒に連れて来たら、一体どれだけかかるのか?

あとでMさんに報告したら「もう、開き直っちゃいなさい」と言われた。あはは。こんな事、私だからこそ出来るのだと誇りに思うしかないね。



帰り道も、アインはパニック寸前だった。そして又少し下痢。

誰がどう言おうと、もうアインを連れ出すのは止めた。日々の観察で、腎不全だったら私の目にも判るはずだ。正常な状態で検査出来ない以上、連れて行っても無駄だ。

それどころか、こんなストレスを与えるのは大罪だ。

家に戻るとしばらくはぐったりしていたものの、落ち着いたらご飯をバクバク食べた。相変わらず可愛い顔で甘えて抱っこをせがむ。大声で騒いでいる。もう、あんな目に遭わせるのは嫌だ。



さて、チャーちゃん(凛ちゃん)の様子だが、すっかり大暴れしていて、高い場所のケージだと扉の開け閉めにも突進して来て落ちてしまうのが恐いので、最下段のケージに移されていた。

よく食べてよく鳴いて、よく遊んでいる。少し顔も丸みが戻ってきた。可愛らしい姿と仕草。あと数日で退院出来るはず。

そして、その後は鎌倉のUさんの家に行くコツに決定。

実は、あのお宅ではタスマニアンデビルがどうしても威嚇が治まらず、戻して頂く事になった。

鼻黒のみゃーくんは、チャーちゃんをよく舐めてくれていたし、仲良くやってくれる事を期待している。

そして、いつも誰かが傍にいてくれる環境なのが有り難い。

本当は私が手放したくなくて、お別れの日の事を考えるだけで涙が出る。

チャーちゃんの事ではみんな辛い思いをした。これは忘れてはいけない事だ。とりわけ西村さんが味わった苦しみは、全部私の軽率さが原因なのだ。

それにも拘わらず、デビルの一時預かりを引き受けてくれると言ってくれた西村さん。彼もまた、神様が送ってくれた得難い同志なのだと思う。有り難う。

2000年6月4日
ジーコ

アインに甘えっ子

Jun. 4, 2000

昨夜は少し遅い時間に、鶴見にエサやりに行った。

母猫ハナクソを放してからはエサが残らず平らげてあったので、もしや・・・と思っていたら、やっぱりハナクソが食べに来ていたようだ。

暗闇で動く影があった。黒白の身体・・・近づくと逃げてしまったが、あれはハナクソだったと思う。無事に生きていてくれさえすれば、エサはたっぷり置いてあげるからね。

そして仔猫たちには必ず里親さんを探してあげるから。心配しないで逞しく生き抜いて欲しい。



その帰り道、昨夜はメタメタに疲れてしまっていたので、気分を高揚させようと、久々で昔(高校年生の頃)聴いていたEL&Pの『恐怖の頭脳改革』のテープを聴きながら運転した。

今聴いても、とてもいい。

《聖地エルサレム》の歌詞を聴いていた時、突然涙が出た。悲しい歌ではない。むしろ、昔々イングランドでの十字軍遠征の凱歌のようなものだ。(違ってたらごめんなさい、耳で聞くだけの理解ですので・・・)

だけど、"till we have build Jersalem・・・"という部分まで来たら、自分の今の気分と重なるものがあったのか胸が詰まった。

つまり、自分の理想と掲げる状態を勝ち得るまでは、苦しい状況は乗り越えよう・・・みたいなカタルシスですかね。お恥ずかしい・・・。



今日もチャーちゃんに会いに行った。すっかり腕白ぶりを見せてくれていて、私の顔を噛んだり、指などはしみじみと強く噛み心地を確かめていた。

声も大きくて、顔も丸顔に戻って来ていた。もう大丈夫。

念のため火曜日までは置いて頂く事にして、火曜日の晩に鎌倉からお迎えに来て頂く予定。

私も西村さんも、辛いお別れになりそうだ。本当はお別れに立ち会いたくない位、その時が恐い。だけどいつも一緒にいてくれる家族がいる家庭で育つのが、あの子には必要な事だと諦めている。



アインは、まったく元気。お家にさえいれば、こんなに元気なのだ。

だけどミュウは、まだ時折咳が出る。大量のクスリを飲ませようと苦心惨憺するが、無理にこじ開けた口を閉じようとしても、すぐに歯を食いしばって閉じてしまい、歯で指を切るだけでクスリを喉の奥に入れられない。

終いには泡を吹いて瞳孔を開いて興奮してしまい、姿を隠してしまう。すっかり用心してしまって、プロポリスすら飲ませなくなっている。

今日は先生に相談して、ミュウの大好きなプリモルトジェル(毛玉を流す甘い緩下剤のジェル)に混ぜて、シリンジで流し込む作戦を試みたが、これも駄目。甘いものに混ぜようが、抗生剤の量が多過ぎて苦いのだろう。

私も試しに舐めてみたが、とても苦い。



こんな思いをさせる事が、本当に必要なのだろうか。

ミュウたちに健康で長生きして貰いたいという気持ちは、他の飼い主さんに負けず強く持っている。むしろ、この子たちに死なれたら生きているのが辛すぎて一緒に死んでしまいたい位、滅茶苦茶に溺愛しているのだから。

だけど自然にいられるよう、穏やかにしていられるよう、それを第一に考えてやりたいのだ。

理屈の通用する相手ではない。相手は赤ちゃんと同じなのだ。嫌な事を耐えさせるのは無理だ。

外科的な治療ならば兎も角、内科治療の為の通院はさせたくない。これが間違った考え方かどうかは判らないが。

2000年6月5日
凛ちゃん

Jun. 5, 2000

昨夜、里親募集中のキジトラ白の姉妹に引き合いが来た。

喜んで獣医さんに電話したところ、両方とも病気で死んでしまったと言う。

そりゃあ私の連れて行った仔猫ではないけれど、どの子も分け隔てなく里親さんを探していたのに。置いて頂く費用だってちゃんとお支払いして来たし、預けっ放しにする事だって一度もなかった。

どうして何も知らせてくれなかったのだろう。知らせても無駄な位に弱っていたというのだろうか。

あんなに元気で、無邪気に大騒ぎして甘えていた子たちだったのに、どうして獣医さんのくせに助けてくれなかったのだろう。

人柄の良い獣医さんだけど、つい恨めしく思ってしまう。ひとしきり泣いて、この子たちの為の想い出のページを作る事にした。《memorial》という、辛くて見たくないページ。だけど、忘れないようにしなくては。

いつまでも心の中で生かしてあげたい。名前さえつけてあげられなかった仔猫たち。ごめんね。お家を探してあげられなくて、ごめんね。



明日で凛(チャー)ちゃんとはお別れだ。

今夜も、仕事の後で面会に行った。大きな声で鳴いて、甘えたり噛んだりよじ登ったり・・・。あまりの可愛さに、また決心が揺らぐ。手元に置きたい。放したくない。

だけど、私の家より、もっと良い環境のお家へ行けるのだ。西村さんだって辛いのにあの子の幸せを一番に考えてくれているのだから、私も未練を断ち切ろう。

だけど、明日が来るのが恐い。面会を終えて車に乗り込むと、また泣けた。毎日泣いてばっかりだ。しっかりしろって。



今日の写真は、西村さんが撮影して送ってくれた素敵な写真です。そのまま公開させて頂きます。凛ちゃんの寝顔・・・どれだけ愛情を注いでくれていたか、改めて良く判ります。ありがとうございました

2000年6月6日
さよなら凛ちゃん

Jun. 6, 2000

Mさんに預って頂いていた真っ黒ちゃんが、昨日無事に譲渡となった。

Mさんのご努力のお陰で険しかった目つきも穏やかになり、手を出すとまだ怯えて威嚇するものの、抱っこしても大人しくしているし、何件かの引合いもあって、皆さん「ハンサムですね」と言ってくれていた。

メスの黒ちゃんがお嫁に行ってしまってからは、淋しいのかよく鳴いていたと言う。幸せになって欲しい。



母猫ハナクソは、昨日の朝いつものエサ場で顔を合わせた。

あの真ん丸い目でじーっと私を見ていた。

「子猫たちは、みんな幸せになるからね。安心して元気でいなよ」と語りかける。

5匹全部あそこまで育てた野良の母親は、どれだけ大変だっただろう。これから少しでも楽しい瞬間が、あのハナクソにありますように。淋しいだろうけど、あんたは本当に偉かったね。



ゴマが今朝、クシャミと咳をしていた。嫌がるのを無理矢理プロポリスを飲ませて、少し嫌われたみたい。出掛ける時も、お見送り無し。

ゴマも泡を吹く「カニ猫」だ。でも、その泡を自分で舐めていたから、少しは吸収されるだろう。



さて、凛ことチャーちゃんとのお別れの日だった。鎌倉から、お父さん・お母さん・人間のお兄ちゃん二人・・・家族4人でお迎えに来て下さった。

昨日退院出来るほど完全に回復していたのだが、私が仕事を休めないので今日まで置いて頂いていた。

それに1晩でも家に置いたら、もう離れられなくなる。



西村さんも駆けつけてくれた。

まだおクスリや注意事項がたくさんあり、その引き継ぎであれよあれよと言う間にお兄ちゃんに抱っこされてお別れとなってしまった。

車を見送りきらないうちに涙が出てきて困った。だけど、時間をかけてしみじみとせずに済んで良かったのだ。だって、後にはまだデビルがいるのだもの。



兄弟と放されて、1人で連れて来られたデビルは泣く事さえ出来ず、じーっとうずくまっていた。相変わらず威嚇するが、夫がすっと手を伸ばして抱き上げると大人しくしていた。

そしてミュウにはギュウギュウだったキャリーに入れてやると、どこに居るのか判らない程小さかった。だけど西村さんの家で取り出すと、凛ちゃんより3倍も重く、みっちり筋肉が詰まっている感触だった。



まん丸い顔と目。可愛い。隅っこに行って盛んに威嚇するものの、西村さんは怖じ気づかず、指先であやし続ける。

懐に入れて貰い、安心してもぐり込んでいた。我々に対するより、西村さんへのデビちゃんの眼差しが次第に優しいものになって来た。

この人とだったらきっと大丈夫だ。

鎌倉のお家では、実のお兄ちゃんのみゃーくんがいたものの、人間も一杯いたし、お部屋も広すぎて怖かったのだろう。週末にはまた様子を見に行かせてもらうつもりだが、それまで待てるだろうか?毎日様子を見ていたい。



ともあれ怒濤の1週間が過ぎて、明日からは病院猫のタラちゃんの里親探しを始めたい。勿論、一時預かりのお約束のデビの里親さんも探さなくてはいけないのだが。



家に戻るともう23時。ミュウ様、アインちゃん、ジーコ、ゴマちゃん・・・遅くなって申し訳ございませんでした。明日からはもっと早く帰りますので、どうかお許し下さい。

2000年6月7日
デビル

机の下でシャーシャー

Jun. 7, 2000

今朝もハナクソは待っていた。エサを置くまで塀の上でじーっと私を見ていて、私が立ち去ると降りてきて食べ始めたのを、私は建物の陰から覗いていたのだ。

良かった。頑張れハナクソ。



裕美子さんが、鳥のヒナを保護したらしい。鳥のオーソリティ・洋子様に早速、エサの事など聞いて、FAXしておく。

写真の感じでは、鵯(ひよどり)か椋鳥(むくどり)だと思うのだが、まだ嘴の大きないかにもヒナ顔で、全身が見えないので良く判らない。飛べるようになるまで、無事に育ってくれると良いが。



ちゃーちゃんとみゃーくんの様子を電話で聞く。二人で運動会をしているようだ。

病み上がりでもあるので、はしゃぎ過ぎて疲れないように気をつけてあげて下さい、それから呉々もみゃーくんを何の場合でも先にしてあげて下さいと伝える。

更にはみゃーくんのワクチンと検便・駆虫をお願いして、その後で西村さんに知らせる。



デビルは、まだ緊張のせいかウンチをしないという事だ。ゴマも家に来た時は丸一日ウンチをせず、ようやく出た時には度肝を抜かれるような大グソだったっけ。

しかしたった今、ウンコの報告が頂けた。5〜6個もしたようだ。

食欲もあり、お気に入りの場所も見つけて(デスクの抽斗に、裏側から入り込んだらしい。賢いデビル!)眠っていたという事だ。

初めての独りの夜を過ごして明け方の5時、寂しそうに甘えるように随分鳴いたという。

あの子の鳴き声を聞いたのは、西村さん1人だけだろう。私だって聞いていないのだ。車に乗せようが、声を出さずに我慢していたのだもの。



それから今夜はエサを待っていたのがハナクソだけじゃなくて、まるでデビをそのまま大きくしたような黒猫が一緒だった。横に広い丸いとぼけた顔の猫。こいつが父親か・・・と思った。

ハナクソは大部警戒を解いているかのような態勢で、塀の上から見下ろしていた。仲良しさんがいて良かったね、ハナちゃん。でも手術してしまったから、浮気されないようにね。



さて、これからデビのドライフードをお届けに行く。ちょっとだけ姿を見られるかしら?

はは・・・見られました。抽斗の中で寝ていたのが、我々が覗くと机の下の狭いスペースに下りて安心していたのを辛うじて撮影出来た。

可愛い!

2000年6月8日
ミュウ

賢い横顔

Jun. 8, 2000

今日は結婚記念日だというのに、残業がいつもより長引いて家に帰ったのが22時だった。お祝いにゴマが、ベッドでオシッコしてくれていた。とほほ。



流石に寝不足が溜まり過ぎている。そろそろやばいかな・・・と思いつつ、仕事で腹の立つ事もあり、ムキになってガンガンやってしまった。仕方ない。先週も休みを貰ったりした手前、仕事が遅れていると思われるのはシャクだ。



デビルはどうしているだろう。そしてみゃーくんは、どんな気持ちでいるのだろう?色んな事が気にかかる。

Mさんからは、大和に行った真っ黒ちゃんのメスがご家族ととても仲良しで、凄く可愛がられている・・・と留守電に入っていた。嬉しい。

ちゃーちゃんは身体が元気でさえいてくれたら、誰にでも可愛がって貰える子だから大丈夫。でもそういうちゃーちゃんを、みゃーくんはじーっと見ていると聞き、不憫で仕方ない。

威嚇されても怖がらず、無理にでも抱いて撫でて「みゃーくん、可愛いね、可愛いね」と繰り返してあげて下さいと電話しておいた。まったくうるさい元親だ。



疲れたので、今日はこれまで。23時以降のメールには、今夜はお応え出来そうにありません。明晩必ず処理致しますので、みなさんお許し下さい。おやすみなさい。

2000年6月9日
ジーコ

あどけないでしょ?

Jun. 9, 2000

デビルは、西村さんに撫でられてゴロゴロ甘えるようになったという。凄い進歩。

でも、どんな仔猫だって絶対に甘えたいのだ。甘え方が判らなかったり怖がっているだけで、そこのところは保護者である人間が心を込めて教えてやるしかないのだ。

みゃーくんも、早く安心して甘えられるようになって欲しい。どうか宇野さん、お願いします。



うちの純粋培養猫のジーコも、甘えて近寄ってくるくせに、いざ抱っこするとこっちの胸を蹴って逃げてしまう事が多いのです。だけどまた来る。シャイなのです。

そろそろ9歳になるけれど、まだまだあどけない子供のよう。おどおどして、それでいてわがまま。でも、どの子も同じように可愛い我が子です。



ゴマとミュウのウンチがゆるかった。この二人は、本当に精神がデリケートだ。強引にプロポリスを飲ませたのが悪かったのか、あるいは帰宅が遅い日が続いてストレスが溜まったのか・・・反省ばかりの日々だ。



Mさんのグループには新たに仔猫がいっぱい保護されていて、里親探しを急いでいる。里親募集をお手伝いさせて頂くので、また情報をお知らせしたいと思う。みなさん、ご協力を切にお願い致します。

2000年6月11日
アイン

寂しい?

Jun. 11, 2000

もうデビルとは呼べない。西村さんが「椋」と名付けてくれたのだ。何と可愛い、あの子にピッタリのコロコロした名前だろう。

相変わらず机の抽斗に裏側から入り込んで寝ているようだが、さっき電話で鳴き声もゴロゴロ甘える声も聴けた。おもちゃで遊んだり、のびのびとしてお腹を見せたりする事もあると聞くと、心底嬉しい。

良い保護者に会えて、よかったね椋ちゃん。



ようやく少し心に余裕が出たので冷蔵庫を整理したら、かつて苺だったと思しき物体や、腐りかけたタラコ・ブリの切り身などが出てきた。

いつから入っていたのだろう?まったく嫌になる。



今日はこれから、西村さんにパソコンのメモリーを増設して頂く。その後で、ちゃーちゃんと椋ちゃんの事では多大なご迷惑を掛けてしまった彼にちょこっとだけご馳走したくて、秘密の隠れ家的お店に夫と3人で行く予定。私はお屠蘇以来のお酒となるでしょう。楽しみ。



とここまで10日のうちに書いたのだが、にわかに忙しくなってしまって続きが書けない、アップロードも出来ない状況になってしまった。

あっちにもこっちにも、緊急を要する子がたくさん。写真も撮らなければいけないし、里親希望の方への連絡もとらなければ、ああ、掲示してアップもしなくちゃ、既に里子に行った子たちの様子も聞かないと・・・・・と身体も時間も足りなくなっている。

でも、お陰で良い知らせもあった。

大崎さんが保健所から連れ出した柴犬のメスは、裕美子さんの紹介で今日無事に埼玉にお嫁に行けたのだ。

しかも、業者に売られようとしているキジトラの仔猫も、前回亡くなったキジトラ姉妹を希望して下さっていた方を追跡でお伺いさせて頂いたところ、かなり前向きに考えて下さっている。

今日のうちにお見せ出来なくて残念なのだが、来週末にはお届けしてお見せしたいと思う。きっと、あのキジ姉妹が天国から見ていてくれると思う。



かつては独りぼっちでやっていた活動なのに、連携でやれる有り難さを痛感した。Mさんのご厚意と協力、仲間の存在とその協力に、心から感謝している。

今度は恩返しに、全部の子達が里子に行けるまでは、このまま頑張るぞ。



と、バタバタ出歩いているうちに、またもミュウがビリビリウンチ・・・ゴマが大量にベッドでオシッコ・・・ああ、悪いママだね。

アインちゃんだって、寂しそうな顔で見ている。ゴメンね。今からアンタたちに掛りっきりになるからね。

2000年6月12日
ミュウ

ぐっすり

Jun. 12, 2000

みなさん、私はメモリーを64MBから一気に256MBに増やしましたよ。ひひひ・・・羨ましいでしょう?(註:まだ64MBが普通だった頃の、PCにとっては古い時代の話です)



あちこちの里親探しグループから、HPへの掲載とポスター作りの依頼があってますます忙しい。

どうしてこうもお節介なのか。自分の頭のハエはどうした?自慢じゃないが、洗顔もろくにしていない。一段落したら、ゆっくり洗ってやろうじゃないの。待っとれよ、可愛い私の顔。



大崎貴子さんのご近所では、芋づる式に「仔猫を業者に売りたい」人が現れているらしい。

何て事だろう。自分の家の猫が産んだ仔猫たちまで売ろうと言っているのだ。狂気としか思えない。

いや、こんな事は氷山の一角なのだろう。人間はどうして、そんなにも浅ましいのだろう。・・・・などと言っている私のような人間を、綺麗事ばかりでいい気なものだと思う人もいるのかも知れない。

生活苦にあえぐ人、飢えている人・・・まだ沢山いるのだろう。犬や猫だって、食糧にされているケースもあるのだ。文化として。



突き詰めて行くと「肉食」と「動物実験」の是非を問わねばならなくなると思う。

それでも人間は弱い、混沌とした生き物である。私だって肉が美味しいと思う。食糧として提供されている動物への感謝と罪滅ぼしの為にも、最低限度の節度を持とう。

せめて実験用(?)に売られようとしている仔猫の存在を知ってしまったからには、無事に保護して里親探しをしてやりたい。必要と思われる事は、全部してみよう。慎重に、かつ素早く行動しなくてはいけない。



寒いのとお天気が悪いのとで、猫たち良く寝ている。夫も寝てしまった。私だって寝たい。とりあえず抱えている事が一段落したら、たっぷり寝てやるぞ。

でも歳を重ねる毎に、ますます残りの時間が惜しくて寝ていられない。寝たいのに寝たくない。しかも、明日になると又ひとつ歳をとってしまう。

2000年6月13日
ジーコ

ぐっすり

Jun. 13, 2000

こんなお天気のせいか、ミュウの下痢が続いている。アインもゆるい。もう若くないだけに、もっと気をつけてあげなくてはと思う。

ゴマはひとりで遊びたそうだ。やはりまだ子供なのか。



動物を売り買いする業者というものが存在するのは確かだし、家畜の売買は良くて愛玩動物のそれが駄目という事ではないのだ。

事実、私だってかつてミュウとアインはお金を出して買ったのだ。だけどその子たちがきっかけになって、他のあらゆる動物たちへの関心が高まった。大切なのは自分の猫たちだけじゃない。



天気が悪いと、猫は本当によく眠る。ジーコはソファを独り占め。

誕生日プレゼント

Jun. 13, 2000

誕生日の贈り物を頂いてしまった。猫のオブジェが付いた台。ちょっと素敵。

2000年6月14日
アイン

ぐっすり
(具合も悪いのです)

Jun. 14, 2000

天候のせいなのか歳のせいなのか、家の猫たちの調子が悪い。

或いは、忙し過ぎる私のせいなのかも。

ジーコだけが元気。若いゴマは、本当に愛情が欲しくて欲しくてたまらないようだ。いくら抱いてやっても安心しない。付いてまわって何かを訴えている。

ベッドでのマーキングも続いている。毎日大洗濯が続き、室内は洗濯物だらけ。大型の除湿器が必要かも知れない。



アインは、脱水症状が起きるほどに下痢が続いてしまった。仕方なく、近くの病院に連れて行く。遠くては、とても移動のストレスが大きすぎて駄目なのだ。

本当は往診して頂きたい程だ。毎日、猫と一緒に過ごすだけの日常だったらどんなにか良いだろうと思う。それが責任でもあるのだろうし・・・。難しい課題だ。



先日の署名運動をした告発の対象・埼玉の悪質ブリーダーが逮捕された。

どんな処遇になるのだろう。日本はおしなべて刑事罰が軽すぎる。人間を1人殺しても10年かそこらの刑なのだから。これじゃあ殺され損だね・・・といつも夫と話す。

夫の以前の会社の関係でも、殺人事件があった。もう6年ほど前の事だ。個人的な恨みから相手を刺し殺してしまった犯人は、13年の刑が下った。

しかし模範囚だったら、5年もすれば仮出所だろうと聞いた。もう出て来ているのだろうと時々思い出す。

犬を大量に餓死させた青田という男は、一体どれ程の刑罰が与えられるのだろう?

3万円以下の罰金か?人間の命も軽く見られたものだが、犬の命ははるかに下に見られている。

人間と・猫とどこが違うのだろう?しかし、そういう事を言うと必ず「じゃあ、あなたは蚊やゴキブリを殺さないのですか?豚や牛は食べないのですか?」と問いつめる人もいる。

いっそ「そうなんです」と答えて相手を黙らせる為に、ベジタリアンになってゴキブリや蚊を繁殖させようか。



大崎貴子さんのところでは、やっとの思いで保健所から連れ出した犬の親子・コロちゃんクロちゃんの一時預かりの家がギブアップしてしまって、自分の家に連れて来るところだと言っていた。

大人の犬・猫は、反応を待っているだけじゃ駄目かも知れない。独自に里親会でも開かないと・・・。いくらここでの仲間が出来ていても、近隣地域でグループを作らない事には、ロスが大きい。課題山積。



飼いきれなくなった飼い犬飼い猫を保健所に連れて行く事への規制が、もっと厳しくなければおかしいのではないかと思う。

そして不妊手術の徹底も法律化しない事には、いつまで経ってもイタチごっこ・・・それどころか、保護が追いつかないのだ。

軽い気持ちで動物を飼い、軽い気持ちで捨てる・・・そういう人間は、本当は罪に問うべきなのだ。

しかし嘆いているだけでは、問題は解決しない。

2000年6月15日
ゴマ

アインに寛大

Jun. 15, 2000
ゴマ

まだまだ寛大

業者に売ると言っていた家から、無事仔猫を保護出来た。

あとは、土曜日に里親候補の方とのお見合いだ。どの子もみんな可愛い。みんな幸せになる権利がある。

雨の中で死にかけていた白い仔猫・・・あの子だって私がぐずぐずしていなかったら、ちゃーちゃんのように助けられたかも知れないのだ。

あそこで仔猫を私に託して行った若い母猫も、既に姿を見ない。野良生活は厳しすぎる。



アインが少し食欲を見せてくれて、こちらもようやく一安心だ。

ゴマはちゃんとトイレでしたかと思うと、ベッドメイクしたばかりのシートの上でちゃんとオシッコしている。全く頭の良い、複雑な生き物だ。

そしてアインと寄り添って眠っている姿を見ると、最初にあんなに反目し合っていたのが嘘のようだ。飼い主が根負けしさえしなければ、絶対に仲良くなってくれると改めて思う。

だけど、我が家で4匹は限界だろう。あんなに広いお宅を持つMさんでさえ、6匹では可哀想・・・と言っている。要はお母さんが何人もはいないという点なのだ。

いつまでも赤ちゃんのような猫たち。デカい図体をして、膝の上ではみ出しても抱っこされたがるミュウ。永久に生きていてくれたらいいのに・・・。



マイ捕獲器を持つ事に決めた。2個セットで、Mさんのお世話で購入する。他の同志に貸し出しもしてあげられるし、先日のような忙しい捕獲劇には2個あった方が便利だ。

一生の課題としたのだから、自分の捕獲器も必要だろう。どうやら深みにはまって来た。見ないでいれば、そのまま通り過ぎられるものを・・・。

しかしまあ、焦らずにやろう。私が息絶えてしまったらどうしようもない。

2000年6月16日
ジーコ

こんな寝姿

Jun. 16, 2000

目が痛い。今の仕事を続けていられるのは、やっぱり丈夫なんだろうなぁ・・・と思う。

妹が心配をして、トルマリンの粉を練り込んであるとかいうゴムの首輪と腕輪を送ってくれた。早速、腱鞘炎の腕と凝りがひどいクビにはめてみている。効き目は・・・まだ判りません。

でも、これをして足湯してプロポリス飲んで寝たら、明日もまた頑張れるね。



妹にはもう全然何もあげていないのに、妹からは毎年プレゼントが送られてくる。申し訳ないが、有り難い。

私は猫にばっかりお金を使って、可愛いうっちゃん(妹です)に使っていない。でも、妹は多分、いや絶対に私より高給取りだから・・・。

いまに歳をとったら、私が引き取ってあげるからね。楽しみに待っててね。がさつな姉を持った我が妹よ、可哀想に。お姉ちゃんが突然死んだら、可愛い猫達はみんなあんたにあげるからね。

2000年6月17日

アイン

うふふ

Jun. 17, 2000

業者に売られそうになった可愛いキジトラの仔猫は、今日ハッピーな一目惚れ同士でお家が決定!

早速「とこ」ちゃんという名前を貰って、最初から娘だったかのように可愛がって頂いている様子を、メールでお知らせ頂いた。

本当に良かった。りこさん、とこちゃんとお幸せにね。

時間がないので、里親探しから里子へのデータの移管は、明日になるかな・・・。

2000年6月18日
ゴマ

こんな寝姿

Jun. 18, 2000

今日はまだ夕方とは言えない時間に鶴見の駐車場でエサやりをしたのだが、ハナクソがフェンスの向こう側の別の駐車場をゆったりと横切って言ったのが見えた。

「ハナクソ!」と呼んでみたが、姿が見えなくなってしまった。小さくて痩せていた。元気に暮らして欲しい。



よおし、ジャイアンツが阪神に勝った。今夜は早く寝るぞ!!

2000年6月19日
ミュウ

こんな寝姿

Jun. 19, 2000

昨夜は折角早寝したのに、12時半頃ジャージャーと音を立ててオシッコするゴマに起こされた。

全部ベッドのカバー類をひっぺがして洗い、またベットメイクして寝る。なのに今朝起きて見たら、もうオシッコされていた。どうしてなの?ゴマちゃん・・・・・



トイレの数が3個しかないのが問題かと思い、今日昼休みにトイレを買いに走った。

ついでに缶詰も買う。クルマ通勤だから、荷物が多くなっても心配はないのだ。

早速帰宅直後にセットする。部屋中トイレだらけという感じだ。勿論、昼間のうちにオシッコはしてあった。とほほ・・・



ゴマの娘の一人、チコ(三毛)も遂に不妊手術をしたとの知らせが届いた。もう、みんな大人だ。

写真も貼付してくれていたので、週末までにはアップしたいと思う。父親のアカに似てきた。

茶トラもサビも三毛もいて、柄も個性もみな違ったが、全員が額にはアカと同じM字があり、目の横にはクレオパトラマークがある。みんなアカの子供らしい。ゴマ、貞節を守って偉いぞ。



1人だけまだ子供で元気溌剌なゴマと違って、ミュウやアインは良く眠る。高い所へも飛び乗れなくなってきた。あんなに子供だったのに。

ジーコは日頃の鍛錬のせいか、まだジャンプ力は凄い。どうか、みんな長生きしてね。



仕事はバカバカしい程に多くて、やっぱり今週も修羅場が続く。

2000年6月20日
ゴマ

今日もペロリ

Jun. 20, 2000

久々で見るチコの写真。

鼻筋のあたりと目の表情が父親アカにそっくりだ。《Catpeople Net Magazine》ヒロエさんのコーナーにアップしましたので、ご覧下さい。

あのお転婆で4姉妹のリーダー格だった積極的なチコちゃん。大きくなってしまって不妊手術まで済ませ、生まれたてのほやほやを懸命に温めた私としては何とも不思議な気持ちだ。

あとは、白アシ「トラ」ちゃんの様子を見たいのだが、里親さんが今年出産したばかりで大変な日々を送っているようなので、もう少し我慢かな?



みんな母親のゴマよりも、ずっと大きな猫に育っているみたいだ。

ゴマは小さい。よく遊ぶせいか、寒かった季節よりはシェイプアップされて来たみたいだ。

時々くしゃみは出るが、至って健康。でも、ミュウやアインのように厭がってもプロポリスを飲んでくれればまだ良いのだが、どうしても口を開けさせないので、これはもう「吸うプロポリス」かな・・・と考えている。

プロポリスをファンで拡散させるエアクリーナーが出ているのだ。そんなに高いものではないし、今度の引き落としが済んで綺麗な身体に戻ったら、買っちゃおうか。



いまだ里親募集の投稿が続く。せつない。だけど犬のコロちゃんクロちゃんが、本当に突然里子に行けて、しかもちゃんとした里親さんで、大崎さんは勿論だけど、私もアカの洋子ちゃんも心から喜んでいる。

里子に行った先で、安心したのかお利口にしているというし、仔猫の「とこ」ちゃんもママに可愛がって貰っていて、こういう吉報があればこそ、辛い事が耐えられるのかも知れない。

2000年6月21日
アイン

ぺっぴんさん

Jun. 21, 2000

里子に行った親子犬の息子のほうクロちゃんが、心臓弁膜症という診断が下ってしまった。すぐすぐ命に別状があるというものではないそうだが、不憫でならない。

そもそも、すっかり呆けてしまっているお婆さんが飼っていた2匹。放し飼いでいたものだから、暖かい目で見てくれていた人もいるようだが、そうでない人の通報で保健所が捕獲に来た。

先ずは母犬コロちゃんが捕まえられてクルマに乗せられようとしていたら、甘えん坊の息子クロちゃんは、自ら母親の後について行ってクルマに乗ってしまったようだ。

この話を大崎さんから聞いて、こと動物に対してだけは涙腺が弱い私は、思い出す度に涙が出た。仕事中でも。

まるでうちのジーコだ。



その親子が、別々のお宅とは言え、同時に良い家庭に引き取って頂けて、しかもとても大切にされている矢先の事。これからようやく幸せに安心して暮らせるという時に発見された病気だ。

どうか神様、あの子達が幸せに長生き出来るよう、お力を貸して下さい。



さて、帰宅すると恒例のゴマ・オシッコ。はいはい、また洗いますよ。

今日は、ちゃんと防水シートの上だけでしたので助かったけど。トイレだってこれ以上は置き場がないと思いつつ、更にひとつ増やして、もう人間は身動きもとれないのだ。

ちゃんと新しいトイレも使っているのに、ゴマちゃん、よっぽどベッドの上がお気に入りなんだね。それにしても多頭飼いの難しさ、母たる私の責任の重さは日々痛感している。



アインも私がパソコンに向かえば必ず、条件反射で膝に乗ってくる。時間に追われているので、つい邪魔に感じてベッドに乗せるが、またぐるりと後ろを回って来て乗っかってしまう。

こんなママだけど、大好きなんだね。

この子達と一緒に、毎日ずっと家に居たい。もう、そう長い事ではないのだと思うと尚更、外に仕事に行っている自分が罪深く思える。

ごめんね。その分も、物凄く愛してるからね。死ぬほど。

2000年6月22日
ジーコ

お行儀よく

Jun. 22, 2000

どかーんと疲れている。そりゃ尤もだと思う。ホームページの毎日更新は、私のような仕事をしていては無茶なのか。

往復書簡だけでも掲示板方式にしようかと思ったが、当初の志を崩したくない。それに、メンバー以外の方からの書き込みを頂いたら、レスポンスを書かずにいられる性分ではない。

結局あまり手間は省けないのだと予想できるし、あくまで私が編集するという方針で続けたい。今は、先日来の疲れが出ているだけだと思う。休日も飛び回っていたし、何しろ眠っていない。もうすぐ落ち着くはず。



そんな事を言いつつも、過去のログの整理にも余念がないのだ。ディレクトリの細分化、もしくは大量のファイルの統合。ブラウザでの表示に変わりはないのだが、整理整頓が進んでいるのだ。

ファイルの整理、大好き。こういう性分だから、疲れるのは当然。でも、やらないでいられないのだから仕方ない。



ハナクソは、私も夫もクルマもちゃんと覚えている。近寄っても逃げないし、触らせそこしないものの、じぃーっと見つめている。何を思っているのだろう。

子供達の事は覚えているのだろうな。悲しいのかな。寂しいのかな。あの辺りの野良猫では唯一、屋根の上に子供を運んで育てていたメスだ。頭も良いし、情も深いはず。

あんたを飼ってやりたかったね。折角捕獲までしたのにね。ごめんね。



ジーコが「ねえ、ねえ・・・」と寄ってくる。何を催促しているのだろう。ごはんかと思えばそうでもないらしい。甘えているのか。みんなが眠っている時に限っている。弱虫。



選挙が近くて、職場の周りも選挙カーがしつこく回ってくる。名前の連呼がたいそう名調子の「うぐいす嬢」がいて、頭にこびりついてしまう。

別に支持している訳でも何でもないのだが、あんまりにもおかしいので実名で書いちゃおうかな。抑揚までが再現出来ないのが残念だけど。
 ♭おこのぎ八郎 、おこのぎ八郎、
  おこのぎ、おこのぎ、おこのぎ八郎♪

これを高い声で、見事な抑揚をつけて連呼するのだから、堪らない。ああ、面白かった。

2000年6月23日
ゴマ

ご機嫌でペロリ

Jun. 23, 2000

会社で早朝のうちに、カウンターゲットのお客様に贈る記念品に添えるカードを作った。図面じゃなくて、こういう物を作るのは楽しい。こういう事ばっかりやっていられる仕事だったらいいのに。



洋子さんちのアカは、洋子さんが家を出る時刻にはもうトロトロに眠いらしく、顔が白くなって(猫ってどうして眠くなると顔が白くなるのだろう?真っ白い猫、真っ黒の猫は違うだろうけど)じいさんのような顔をしているそうだ。

まだ1歳ちょっとのくせに。「アカオさん」とか「アカオじいさん」と呼ばれているようだ。すっかり太って、幸せに暮らしているアカ。ゴマの事や私の事・・・忘れちゃったかな?それでいいんだけどね。



夜には雨が殆ど上がっていて、エサ場にはハナクソがいつの間にか来ていた。暗闇の中で、まあるい目が私を見ている。顔の輪郭が何とも愛らしいハナクソ。風邪をひかないようにしてね。



ゴマは、今日はオシッコしていなかった。夫も私も、ベッドの表面に鼻をすりつけるようにして嗅ぎ回ったが、どうやらセーフのようだ。

バンザーイ。今夜は洗濯しないで済むぞ。その代わり、熱帯魚の水槽の水替えをしてやろう。水草は苔だらけのジャングルだもの。

2000年6月24日
ミャー君チャーちゃん

Jun. 24, 2000

久々で歯科検診に行く。

やっぱり診て貰っておくと、また歯磨きを頑張ろうという気分になる。石原院長に「いいですね」と誉められると、また来ようと思うのだ。

支払いは530円なり。毎回こんな程度しかお金を落とさないので、申し訳ない気分でつい歯ブラシと歯間ブラシを買う。



私が歯科検診の間に、夫が猫缶の買い出しと野良のエサやりを済ませておいてくれる。夫は、今日は掃除もしてくれたのだ。フルに大活躍。

こういう夫がいなかったら、私は保護はおろか、仕事と家庭の両立だって歳ごとに難しくなっていただろうと思う。皆さん、羨んで下さい。へへっ。



夫とは東急百貨店で待ち合わせて、無印良品で「洗える枕」を4個購入して帰る。これは人間が使うものではなくてゴマのオシッコ対策である。

ベッドの上には大きなビニールシートの上にベッドカバー、更に防水シーツを敷いているが、壁に向かって飛ばした時は被害が大きいのだ。

実は昨日、ここのコーナーでバンザイを唱えたばかりなのだが、その後でしっかりやられた。西村氏との電話の真っ最中に。

更に朝にもやられていた。とほほ。

枕をクッションのように立てて、壁とベットの隙間にオシッコがまわるのを防ぐのだ。大部分は綿の枕カバーが吸い取ってくれるだろうし、中綿はポリエステルだから洗濯機でガンガン洗える。さあ、いつでもどうぞ、ゴマちゃん。



鎌倉に貰われて行ったみゃーくんとちゃーちゃんの近況と写真が届いた。

ちゃーちゃんの写真を開いた途端、涙が出た。やっぱりあの数日の想い出は特別なものだ。まだ小さい我が子を手放したようで、どの猫も可愛いと良いながら、あの子とはスキンシップの度合いが最大だった(ずっと胸に抱いて温め続けたのだから)せいか、出来るものなら取り戻したい気分だ。

またしばらくは、ちょっと辛いだろう。世の中の事を全て忘れて惚れた女と破滅的な駆け落ちをしてしまうのは、ちゃーちゃんみたいな相手ではなかろうかと思う。

ここにはミュウのような特別な子もいるし、アインもジーコもゴマも、本当に可愛いのに、どこかでちゃーちゃんと二人っきりで閉じこもっていたいと思うのも確かだ。

私は男に生まれなくて、つくづく良かったと思う。比類のない素晴らしい妻を持ちながら、どこかに可愛い女を囲ってしまいそうで恐いから。



ちゃーちゃんの前足は点滴と輸血の為に毛を剃られた名残がまだ残っていて、手がグローブをはめたように見える。みゃーくんの結膜炎は大部良さそうだ。二人とも元気でいてね。

2000年6月25日
ミュウ

ベロ出てますけど

Jun. 25, 2000

冷たい雨の日曜日。

アインの涙が凄い。且つ涎をいっぱいにして、抱っこしてている。いや抱っこしているのは私で正確にはアインが抱っこされているのだが、勝手に膝に上がって座り込んでしまうから、つい「アインが抱っこしている」と言いたくなるのだ。

またプロポリスを飲ませよう。こんな陽気だもの、風邪気味なのかも知れない。



人間も身体が冷えているので、ニンニクと生姜、葱、唐辛子、山椒を大量に入れた麻婆豆腐を作る。辛さには鈍感な私でも辛かったが、ちゃんと作ると何でも美味しい。

昨日、歯医者の待合室でNHKの「きょうの料理」のテキストを眺めていると、何という事のないお総菜がひどく美味しそうに見えた。

毎食、手間をかけて食事の支度がしたい。去年までは、少なくとも夕食だけは手間暇かけて作っていたのに、HPなんか作ったら仕事のある日は「エサ」しか作らない。

奥さんが欲しい。ネコ好きで気だてが良くて料理が上手なら、ブスでもいいです。どうせ顔なんか、すぐに飽きるんだから。



肌寒いのは猫も同様らしい。ゴマは昨日から足湯器の上に乗りっ放しだし、ミュウもムートンの上で寝ている。自分の毛繕いの延長で、ムートンの毛繕いまで丁寧にしている。バカだねぇ。



追記:
たくさん作った麻婆豆腐をご近所の西村さんに届けがてら、それを口実に椋ちゃんに会って来た。

その名の通りムクムクと大きくなっていて、抽斗に隠れていたところを手を伸ばしてつかもうとしても、シャーはしなかったし、固く締まった身体に可愛い顔で、あの兄弟のなかでも本当は「当たり」ではなかろうかと思った。

ハナクソも今日もちゃんと待っていて、椋ちゃんそっくりのご亭主を同伴していた。元気でね。

2000年6月26日
ゴマ

パパの膝の上

Jun. 26, 2000

久々で舅の話題。

夜は良く眠れるようにと精神安定剤を処方されているのだが、ますます夜更かしになっている。しかも喋り通しだ。

姑はそれに参っている。「もう寝なさい」と言われ「どうすれば良いんだ?」と訊く。「ベッドに行きなさい」「どうやって行くんだ?」

連れて行けば「トイレに行く」と言い出す。戻って「じゃあ横になりなさい」「どうやって横になるだ?」・・・これは惚けなのか、ふざけているのか判らない。



細かい人の言い回しに揚げ足取る事も出来るし、電話も掛けられる。どうも、人にかまって欲しいだけの幼児退行現象(あるいはその演技)としか思えない。

冷たいようだが、人が別の事をしている時にだけ起きる「惚け」なのだから、そう思われても仕方ない。

どうしたものか。四六時中は構っていられない。しかし相手は四六時中構って欲しいらしい。しかし、いざ相手をすれば嫌味と悪口の応酬。

構って欲しければ、可愛い素直な年寄りになる事だ。こういう男は本当に困る。動物には優しく、年寄りには厳しい私です。だって動物は、悪口なんか言わないもん。



でも、四六時中構って欲しいのはゴマも同じだ。常にこちらの行動をチェックしている。眠っていたくせに、私がトイレに立つだけでもドアの所までついてきて鳴きながら待っている。

アインが抱っこされているのを、足湯器の上からじーっと凝視めている。

そして、いざ就寝となるとアメショー3匹はわらわらと私達の間に無理矢理入り込むが、いくら呼んでも連れてきても、ゴマは行ってしまう。このあたりに、屈折した心理があるようだ。複雑な心理。人間と同じなのだ。



それでも、パパの膝の上が大好きなのは相変わらず。

2000年6月27日
ジーコ

可愛いでしょ?

Jun. 27, 2000

オシッコの音と臭いで目が醒めた。

まだ午前2時半だ。でも片づけないと、汚れたカバーを引っ掻いてめくった所で、またオシッコされるとおおごとだ。

仕方なく起き上がって、カバーを掛け替えて、洗濯の下洗いをする。そうしているうちに3時をまわってしまう。今から寝たら5時には起きられないだろうと思い、起きている事にする。

少しでも身体を休めた方がいい・・・などと思うと、却ってとんでもなく辛いのだ。そして洗濯機もまわす。

しかし、そうしておいて良かった。明け方、もう一度してくれたのだ。現場は見ていないが、ゴマだろう。

朝、再び洗濯。更に通常の(衣類の)洗濯もする。時間はたっぷりあったけどね。お弁当だって余裕で作っちゃったわよ。



ゴマは、自分の居場所が上手に確保出来ないのだ。猫たちだけの時は兎も角、私たちが居る時はアインやジーコ、ミュウが甘える様子をじーっと見ているだけで近づいて来ない。抱っこして連れてきても駄目。

独りだけで甘えたいようだ。そう思うと、多頭飼いは可哀相。まだまだゴマのオシッコは続くだろうな。



会社では昼を食べた後で少し眠くなったが、何とか1日保った。残業までして、私ってつくづく丈夫に出来ているみたい。



こうしている今もゴマはちゃんとオシッコしてくれたので、本日4度目の洗濯をしている。

ジーコはオシッコされた傍で、のんびりつくろいでいる。暢気なヤツだ。でも、どの子も可愛い。

2000年6月28日
アイン

もうとろとろ

Jun. 28, 2000

土砂降りの雨の中、ハナクソはどこで過ごしているのだろうと心配したが、夜エサやりに行く時は雨も上がっていて、ハナクソは間もなく姿を見せてくれた。

これはもう、どっちが尽くしているのか判らない。私を安心させる為に、ハナクソが通ってくれているようでもある。



今夜も大量の洗濯。枕もシーツもベッドカバーもカーテンも。でもどうせ明日の朝もだろう。

今日ほど湿気が多いと、室内の洗濯物が乾かない。ドライをかけて行くと寒すぎて特にアインが心配だし、除湿器を早急に購入しなくてはと思う。

せめてカード払いの引き落としが全部済んで綺麗な身体になってから・・・と思っていたが、こう朝に晩にオシッコされては、洗濯物が乾くのが間に合わない。週末に見に行こうかと思う。

洗える枕も、4個だけでは足りない。あと2個、買い足そう。備えあれば憂いにし。

非常食の準備はないが、オシッコ対策は万全に!ここまで来たら、日本一の猫のオシッコのオーソリティになってやるぞと決意する。



とこちゃん(業者に売られそうになっていた仔猫)の里親さんが、写真を送って下さった。何て可愛い!!

スキャナーで取り込んだら、すぐに「ペット自慢」のコーナーにアップする予定でいる。今夜、出来るかな?どうせまだ洗濯も終わらない事だし、ジャイアンツも「さよなら」勝ちしたし、気分いいからやっちゃえ!



アインが来た。私の腹とキイボードの間に入り込んで、グルグル騒がしい。腕の内側の柔らかいところを舐めてくれるな。痛いっんだってば!

2000年6月29日
ゴマ

真っ正面

Jun. 29, 2000

ハナクソの子供、真っ黒のオスの里親さんから電話を頂いた。

捕獲して直ぐにMさんに預かって頂いたまま里子に行ってしまったものだから、里親さんにも直接はお会いできていなかった。MさんとMさんからの情報を全面的に信頼して、真っクロ2匹は里子に出したのだ。

先日ようやく手紙でお礼を申し上げたので、ご連絡下さった。

ご家族全員にとても可愛がられているようだ。ご主人も、仕事が終わると楽しみに飛んで帰って来られるという。名前は「エディ」と付けられたとか。エディ・マーフィの「エディ」だと仰有っていた。

写真も送って下さると言う。楽しみだ。そうしたら、また直ぐに「ペット自慢のページ」に掲載だ。

西村さんの「椋」ちゃんの写真も届いたので、彼のページに新コーナーを作った。迫力のある美しい写真ばかり。



さて、ゴマ。昨夜は結局、我々が床に就いた直後の午前1時にまたオシッコしてしまった。流石に疲れていて、泣きたいような気分で洗濯。

干すのは朝にして、下洗いしてから洗濯機に放り込み、洗剤は使わずに全自動のコースをスタート。夜だけで4回洗濯機を回すハメになった。



「ゴマは幸せじゃないのかも知れないな・・・」と夫が言う。「我々が良かれと思ってしている事が、本人には迷惑なのかな」と。

一度もそうは考えないようにして来ただけに、言葉にして聞くと心底泣きたくなった。

でも家での生活に比べて、あの駐車場近辺で暮らす事が本当に幸せだとは思えない。気楽な外の生活も楽しい部分はあるだろうが、常に人や車の恐怖があり、長雨や冬の寒さから身を守る事は難しい。

本当は1匹飼いをしてやった方が、ゴマのような子には良いのだろうが、これも縁、これも運命と思って貰うしかない。

アメショー軍団だって、本当はひとりひとりが愛情を独占したいのは同じなのだ。

もう一蓮托生。幸も不幸も、みんなで一緒だ!もう家族なんだから。夜逃げする時も一緒だよ。

2000年6月30日
アイン

涙目でペロリ

Jun. 30, 2000

昨日、アインがずっと大量の涙を出していた。白い目ヤニも2度ほど取ってやった。目の下が涙やけしてしまった程だ。

心配したが、今日はもう止まっているようだ。可哀想にアインちゃん、洗濯物を早く乾かそうとドライを1日中つけていたのが悪かったのかな・・・。



さて、今日のゴマ。ちゃんとベッドでオシッコしていました。帰宅するなり洗濯です。

あとは寝る頃と朝が危ない。本人はケロッとして、ゴロゴロ甘えている。まあゴマが不幸でさえなければ、何をしたっていいよ。どんどん洗うから。出ないより、出た方がどれだけ安心か。



今日も今日とて、目も身体もボロボロ。ここ数日、目の充血がとれない。あの仕事はきつ過ぎる・・・と言いたくなる日々だ。

右目に痛みもあるので、今夜は早めにパソコンから離れる事にします。明日もありますからね。

おやすみなさい。

でも皆さん、ご心配は要りません。いつもの事です。何度も言うようですが私はとても丈夫に出来ているようなので、ちっとやそっとでは壊れません。
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