ミュウ

11歳の顔

Mar.9,2001

良く晴れて寒い。家の近所は狭い道ばかりだ。しかも私道のせいなのか、こんなところで車庫証明が下りるのか?というようなところに駐車している。ちゃんと駐車スペースのある家も2台置いていたりして、しっかりと道に飛び出して停めている。朝、半地下のガレージからバックで上り坂に向かってアクセルを踏んで出そうとすると、うしろで道に突き出している車が邪魔で神経を使う。忌々しい。いっそ1台は軽にしろ!・・・と毎日念じていたら、何と軽自動車に買い替えたらしい。シートにはビニールを被ったままの白い小さな車がチョコンと停まっていたのを昨夜発見して、可愛いじゃん!と思った。

あとは曲がり角の家の車庫とは言えないスペースに横付けしている、あのクルマが邪魔なだけだ。どうしても停めると言うなら、夜中に帰って明け方前に出掛けろ!急な坂道のクランクが連続しているところは、切り返しなんかしたくないのだ。道に突き出して階段をつけている家もどうかと思う。その石段と違法駐車(私道では違法とは言えないのか?)が丁度向かい合っているのだ。最悪の曲がり角。

何にしても、傾斜地に無理矢理住宅を建てているせいだ。つくづく平地に住みたい。かつてまだ私がハイヒールなんてものを履いていた頃、歩いて坂道を下りるのは大変だった。つんのめりながら、足先と膝に殊更負担をかけて下りていた。雪の積もったその坂道では、子供たちがソリ遊びをしていたっけ。15匹を搬出したあの朝には。

昨夜の帰りは、別の道でも酷い目に遭った。毎晩通る狭い抜け道を走っていたら、ガードレールで狭くなっているところに前の車に続いて入った途端、向こうから来ていたバスが停まっていたくせに、私の前の1台だけやり過ごした後、おもむろに侵入して来た。「それはないんじゃないか?」と思ったが、バスの運転手は強気で、譲る気はないらしい。この道では、バスだけが一方通行である。つまりそれだけ狭いのだ。仕方ないので、私が延々と下がった。ゆるくカーブした暗い道を。バケットシートにシートベルトで縛り付けられていると、後ろがとても見にくい。しばらく下がったところで路地にお尻から入って待機したが、通り過ぎるバスの運転手は知らん顔をしていた。挨拶もなしか?3月8日午後8時43分頃に、末吉の裏通りで鶴見駅行きの横浜市営バスを運転していた運転手・・・いい性格してるじゃん。

だいたい市営バスの運転手は、平素からおおむねマナーが悪いと思って見ていたのだ。東急バスの方がよほどマシ。やはり官営はダメなのか?そう言われても仕方ないような、えげつない運転をしているぞ。

そしてクルマのネタは続く。今朝は末吉大通りで、私の左の車線を型落ちの黒いWRXが走っていた。どんな奴が乗っているのか、ちょっと顔が見たい。抜きつ抜かれつしながら見ると、とても若い男で(多分28歳くらい)煙草なんか吸っていた。おい、運転に集中しろ。私はまだ禁煙を続けているぞ。車の中だけだが。クルマに余計な匂いが付くのが嫌だ。

だいたい匂いには弱い体質なのだ。職場で趣味の悪い香水を朝からプンプンさせているオンナにも、大袈裟でなく本当に吐き気がする。どれだけ大量にふりかけて来るのだろう?それが良い匂いだと思っているのだろうか?しかしかなり体臭も強い人だという事も判っているので、もしかしたら香水を強くつけるのにはその変の事情もあるのかも知れない。しかし、臭いものを他の強い匂いで誤魔化しても、余計に悲惨な匂いになる事を自覚して欲しい。そんな神経を使うならば、もう少し頻繁にこっそり汗を拭うなどの気を使っては如何だろう?仕事場に強い香水・・・私は嫌いだ。しかし、香水自体の価値を否定するものではない。実は、私にもお気に入りの香水はある。『おやじ』と言われる私でも、そういう一面もあるのだ。しかし離れたところにまでプンプンさせる程の、そういう無神経が堪らないと言っているだけだ。すれ違いざまに幽かに香る程度・・・それでいいじゃないのか?カメムシの方がマシだぞ!

今日はミュウの11歳の誕生日だ。おめでとう、ミュウちゃん。いつまでも元気で長生きしてね。全てはこの優しいミュウからスタートしたのだ。私の猫人生は。ありがとう、ミュウちゃん。


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