過保護息子

Mar.23,2001

今朝、椋ちゃんがうちに来た。勿論、ひとりで来た訳ではない。西村さんが車で、トイレとお気に入りの毛布と自分のフードのお皿を持参で連れて来たのだが。昨日のうちに組み立てておいたケージに入れようとしたら、私にしがみついて離れようとしなかった。可愛くて「椋ちゃん、おばちゃんちの子になるしかないね」と言ってあげる。会社を休んで一緒にいてあげたくなったが、いざケージに入ると毛布に潜り込んでしまったので、諦めて家を出る。

夜は、西村さんがEmmaさんの家にしおんちゃんを迎えに行ってくれて、我が家に椋ちゃんを迎えに来た。こうちゃんと私も一緒に西村さんのマンションに行って、3人で大掃除をした。シーツやカバー類を全部ひっべがして洗い、床や道具を拭いて、ようやく猫2匹を部屋に放す。しおんちゃんは直ぐに机の下に落ち着いて、椋ちゃんはベッドの下に隠れてしまう。いつものパターンだ。落ち着いて来たのを確認して、3人で遅い晩ご飯を食べに行く。やっと家に帰って、こんな遅い時間に更新している。

横浜でも昨日、桜の開花が宣言されたようだ。1年のうちで今だけ少し心が浮かれる。去年も同じような事を書いたとは思うが、子供の頃は別段何とも感じていなかった桜の花に、どうしてこうも心惹かれるのだろう。人のいない場所に咲く桜の樹の下で、夜中に桜の花灯かりに包まれてみたい。私が死んだら、桜の樹の根本に骨の欠片を粉にしたものかあるいは遺灰を埋めて欲しい。ロマンチストだわね、結構。ま、そんな寝言を言っていたところで、死んだ後なんかどうされたって仕方ないのだ。言い残す相手もいないしね。

妹からの電話で、父が少し回復してきた事を知らされる。こうなると尚の事、急いでは会いに行かなくなりそうだ。今回は色々な経緯があったらしいので、父も直ぐではきまりも悪いだろう。強がっていたい人だから。心配などしていないと思わせておいた方が親切である。前回会った時、もの凄くデカいこけし(ちゃんとした作家の作った立派な高価なものらしい)を見せて、俺が死んだらこれはカズエにやるよ・・・とニヤニヤしていたっけ。そんなもん欲しくない。置き場所にも困る。立派な鈍器だ。そんな事よりは、もう少し長生きして年金を貰い続ける意欲でも見せて欲しいものだ。今度帰省したら、是非ともソースカツ丼を出前して貰おう。ソースカツ丼食べたい・・・!

西村さんからは電話が入り、家に戻ると2匹とも落ち着いていたと言う。二人とも大人しい猫だから、きっと仲良くなってくれると期待している。頑張れ、椋ちゃん、しおんちゃん。

しおんちゃんの優しい顔も見て下さいね。


しおんちゃん
ここでくつろいでいます。

こうちゃんに抱っこされて・・・



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