ゴマ

ヒツジ乗せの刑

Apr.20,2001

ああ、忙しかった。今夜は人と会うので、残業したくないから目一杯働き詰めに働いた。目が痛いので、今夜は無理をしないようにしようと思う。先に宣言して自分に戒めを。

野良猫の保護をしたいと言う人と鶴見で待ち合わせて、そのまま家にお連れした。ご飯を一緒に食べながら、今後の段取りを相談する。これから一緒に動こうというのだから、ご飯を共に食べるのが良いと思った。あり合わせの材料で、小松菜とベーコン、卵の炒め物、そして卵炒飯とワカメのスープを作る。質素な夕食だが、一緒に同じものを食べるという事が重要なのだ。えへん。

その女性はペット可のマンションに住んでおり、今現在は1匹の茶トラの男の子と暮らしている。今度捕獲する予定の3匹は、しばらく家に置いて里親探しをする覚悟をしてくれている。全くの仔猫ではないので、とても難しいかも知れない。しかし、それでも出来る事をしたいという気持ちが、エサやりをして、苦情も言われて、それでも野良猫達を哀れに思う日々の中で育って行ったのだと思う。前回ご相談頂いた時は、まだこの人も覚悟が決められないでいたし、私は15匹のSOSを受けたばかりだった。何となくそれっきりになっていたものが、今回は機が熟したのかも知れない。

保護と同時に、そこの周辺で地域猫活動をしている人を捜す呼びかけもしようと話し合う。私がずっと一緒に活動は出来ない。そこは横浜市南区・・・うちからも会社からも近くない。私だって、自分の居住地域で出来ていない事だ。獣医さんの提案で、それを始めようとはしているものの、今現在のような仕事の状態では、とても手を広げられない事も事実なのだ。しかし、この女性が、もし近隣で仲間を作れたら、個人攻撃は減るだろうし、随分と気持ちが楽になるはずだ。

既に地域猫活動を手がけている人から見たら、へたくそなやり方に写るかも知れないし、事実一番良い方法をとれないかも知れないが、それでも自分の歩幅で手探りしつつやって行く方が良いと思っている。何故ならば、既に出来上がっている模範例をそのまま持ってくる事は、却って現状とのギャップがあり過ぎる場合もあるのだと思うのだ。少しずつその現場と人間たちの中で試行錯誤しながら、どこの地域でもゼロから解決の為に歩み寄るプロセスを踏むしかないのではないか。本当に嫌いな人や、どうでもいいやと思っている人は、どこの地域がこうしているからと言われて、だからそれに習えと言われても直ぐには無理だろう。

そんな事を考えながら、初日はお別れする。お土産に頂いたマドレーヌを、食後に一緒に食べてしまった。久し振りの禁断の味。明日からまた、甘い物絶ちの覚悟で臨む。(血糖値が正常に戻るまでは!)

昨日、やっとの事で《ベロ出し写真館》と《アクビ》登録証を、半分ほどの方にお送りした。こういうバナー作りは得意ではない。描画ソフトを使いこなしていない上、短気であるのず災いして、稚拙なものしか作れないような気がする。でも頑張ってみました。《サビ猫CLUB》の会員証と共に、並べてみたのでご覧下さい。

今夜の「ヒツジ乗せの刑」はゴマちゃん登場。嫌そうな顔だが、決して嫌ではないらしい。


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