アイン

11歳のうらめしや

Apr.27,2001

ただでさえ図面の依頼が溜まっているというのに、オーナー謝恩会だかのつまらないチラシを、私のいないスキに120枚もカラー印刷をさせられたと聞いてブチ切れた。お陰で、連休前に終らせる予定の仕事が大幅に遅れている。しかしチラシ印刷を依頼してきた奴等は、図面を急がせている張本人たちだ。催促でもしようものならば、嫌味をたっぷり言ってやるから覚えておけよ。カラーコピーをとれば良いというと、料金が高いからと言うが、私たちにやらせればプリンタのランニングコストの他に、我々の高い人件費も上乗せされるのだという事に気付いていない馬鹿者どもだ。腹が立って仕方ない。目先の現金さえ出なければ良いと言うのか?依頼して来た奴の図面は一番後回しにしてやるからな。どうしてもカラーで案内状を出したいと願う本人が、自分でやれ!あまりにムカッカして、寿命が4日くらい縮んだような気がする。どうしてくれるのだ!?

昨日、年寄りの居住スペースのそこかしこに手摺りが付いた。古い家なので、バリアフリーとは無縁で、それどころか建て増し建て増しで段差だらけの危ない家である。要所要所に手摺りがついて、姑も満足そうだ。しかしそれとは関係なく、舅の夜中の徘徊は続いている。「おーい、おーい」と「誰かおらんのか」はやめて欲しい。昼間寝てばかりいるから、夜は眠れないのだろう。困ったものだ。この連休には義姉が軽井沢に連れて行ってくれるようなので、少し息抜き出来るかも知れない。しかし連休には予定が目白押しなのだ。

その予定を反古にしなくて済むようにと、今日は目一杯働いて帰って来たが、明日も明後日も営業の人間は出社しているから、また休み明け(5月1日)には山と積まれた書類と格闘するのだろう。しかし、先の事を考えて憂鬱になるのはよそう。とりあえずは、5時に起きなくても良い3連休を楽しもう。

そう。3連休でしかないのだ。そして5月3日からまた4連休となる。TVで言うような大型連休などではない。それでも嬉しいが。

今夜は八角の香りも高いチャーシュー丼と無農薬小松菜のニンニク炒め、そして無農薬トマトにベビーリーフのサラダ。帰宅が遅かった上にトラブル関連での電話も相次ぎ、料理の時間が充分にはとれない。しかし平日も自炊しているだけでも御の字であろう。毎日帰りが遅いんだもん。こんな程度でも充分美味しゅうございました。アインがずっと傍に座り込んで(むろんテーブルの上である)、じーっと凝視めていた。きっとチャーシューが美味しそうに見えたのだろう。でもあげないよ。この子は本当に肉が好きだ。

あげなかったせいではないと思うが、今はベッドの上で「うらめしや」をしている。だけどそれが何とも可愛い。とても11歳になったとは思えない。そうなのだ。ごめん、アインちゃん。昨日は誕生日だったんだね。1日遅れで、ハッピーバースデイ!


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