ジャム

椅子の上

May.13,2001

昨年葉山に貰われていったハナクソの娘の福ちゃんの飼い主さんから、近所の野良猫の母子の捕獲をしたいというご相談があった。お隣さんともう一人の仲間とで、手分けして飼ったり里親募集して行くつもりだと言う。しかしなかなか捕まらないので、捕獲器を使うしかなさそうだ。

私の捕獲器は、昨日の晩から貸し出してしまっている。こちらも日吉のエサやりさん達のグループの依頼で、自分たちで捕獲すると言うので喜んでお届して来た。捕獲器は1台では駄目だ。先日の弘明寺での捕獲でも、1台しかない為に苦労した。この際、あと1セット入手しようと決心する。明日にも、葉山の分と合わせて発注しよう。

福ちゃんは女の子のくせに、何と6`にも成長したと言う。一度も病気した事がないし、快食・快便で吐いた事もなく、人懐こくて子供は苦手だが大人であれば誰にでもスリスリして、人間はおもちゃだと思っているらしいとお母さんは言っていた。他の姉弟の事も気にかけてくれて、是非里親さんたちにも遊びにいらして下さいと言ってくれる。福ちゃん・・・良かったね。幸せになれて。

ジャムは本当に大きくなった。昨夜は私達が寝ると、布団の上でとことこ歩き回ったり、ピョンピョン跳ねたりしていたが、眠くなると自分でダイニングの椅子(今は一番そこがお気に入りなのだ)の上に行って寝てしまった。そもそも知らないうちにダイニングのテーブルの上から、いきなり床に飛び降りられるようになっていて、とてもびっくりしてしまった。ウチのテーブルは日本のものではないせいか、普通のダイニングテーブルよりも高さがあるのだ(私は少し不便している)。椅子のムートンのクッションが気に入ったらしく、食事をする為にどいて戴くと、後で必ず文句を言いに来る。抱っこしてもおもちゃで遊んでも気が治まらず、私が椅子を明け渡すまで文句を言い続けるのだ。ジャムに怖いものなし。

しかし、どっしりと座り込んでいるミュウに飛びかかって行ったら、右手だけで巻き投げされて押さえ込まれてしまった。お見事「一本!」


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