ジャム

ゴマと格闘

May.17,2001

みきこが昨日、リンク相手の仲良しさんに獣医のところにいる仔猫を勧めてくれた。そして私が会社にいる間に、その話はほぼ決まっていたのだ。問題は遠方であるという点だったが、ブラジルとかいう訳ではない。たかだか京都である。しかしお届けするとなればやはり1日がかりとなる上、お金もかかる。他にもたくさん里子に出してあげたい仔猫が控えているのに、その子にばかりお金をかけられない辛さがあった。しかも私の身体もなかなか空いていない。かくなる上は里親さんと相談の上、航空貨物で送る事にした。そのあたりもみきこがちゃんと調べておいてくれたので、私は帰宅してから先ずは里親候補さんにお礼とご相談のメールを出し、次の日曜日に移動という段取りになったのだ。

里親さんは猫関連のHPオーナーで、既に大人猫たちと暮らしている大人の男性である。当日は、伊丹まで仔猫を迎えに行ってくれる。猫関連グッズの販売もしているようだし、陰陽道にも詳しいみたいだ。面白そうな、且つ有り難いご縁だ。みきこにも感謝。

そして今日、昼休みに航空貨物の予約を入れた。あとは丈夫なコンテナを購入して、当日の朝に獣医に迎えに行き、羽田で搭乗させる事になる。この方法だとコンテナを含めても10s未満であれば、2千円ちょっとで済む。新幹線で私が往復したら、2万円はかかるのではないか(最近乗っていないので知らないのだが・・・)?前日は捕獲が入っているし、ここのところ仕事も忙しくて身体がきついからとても伊丹や京都まで同行してやれないのが残念だが、そこは割り切ろう。保護した人も獣医も、一銭だって負担しないのだ。

今回は『猫の手倶楽部』の基金を遣わせて貰う。駆虫とワクチンの費用も持参させるつもりだ。ワクチンを済ませてからとなると、もう1週間延びてしまう。駆虫はしても、直ぐにトイレの掃除をしてくれる獣医ではないので無駄と踏んだ。もう里親さんにお任せしよう。綺麗で健康で少しでも小さいうちにお渡ししたい。もう3ヶ月を過ぎている感じだから。

そしてサバちゃん。サバちゃん改め夢丸くんの保護者は、ご両親の反対を押し切り家に連れ帰ると言う。多分ケージで外置きではあるものの、去勢も駆虫もお願いしてくれた。獣医さんは大部安くしてくれたとは言え、まだ治療費もかかるかも知れないし、先ずは振り込んで戴いたカンパをお送りした。特にサバちゃんの為に・・・と断りがあったものは件だけだが、プラスアルファしたつもりでこれも《猫の手倶楽部》から第一弾を送金させて貰 た。

サバちゃん改め夢丸君の事はSOSのコーナーで転載させて戴いたが「仮に里親が見つからなくても、殺すことは絶対にしません。 この1ヶ月、さんざん悩んで出した答えです。私にはこの猫を殺すことはできません。」とあった。胸が押し潰されるような感じがした。私はこの人を応援すると決めたからには、最後まで支援したいと思う。ひとりの人間の勇気が、1匹の猫の運命を決める。その勇気を持とうと努力している人を、どうして見放せるだろう。今日もあけみさんを通じて、応援のメールを戴いている。あとできちんと全部まとめて転送してあげよう。サバちゃんは元気になって来ているのだ!

夕飯の後で、ちょっとのつもりが1時間も居所寝してしまった。ばかっ!あと1日、厭な会社に行けば今週は終わる。私が弱音を吐けばこうちゃんを追いつめてしまう。仕事があるだけマシと考えて、ヨイトマケの精神で頑張ろう。へへっ。


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