ジャム

おもちゃと眠る

May.18,2001

明日は捕獲を予定している。《Catpeople Net Magazine》のれいさんがエサやりを続けていた、お腹の大きいメス猫チロちゃんだ。色々考えた結果、仔猫を産む前に保護して、家で出産させようと決心してくれたのだ。幸いな事に、れいさんの家は3階のロフトがあり、締め切る事が可能なので、先住猫のレイくん・ルナちゃんとは直接接触させずに済む。仔猫は里親募集してあげる事にして、母猫は離乳後に不妊手術する事にする。お腹の大きい子の捕獲器の使用が若干心配なのだが、家の玄関先でご飯をあげてくれていたので、さほど時間を掛けずに済むだろうと考えて決行する事に決めた。

れいさんは足の踏み場のなかったロフトの片付けを、馬車馬のように一気にやり遂げたようだ。只でさえ鞍の付いていない荒馬のようなれいさんが(悪い意味ではないので、念のため)、いつもにも増してパワー全開で片づけをしている姿を想像したら、可笑しくもあり恐ろしくもなった。れいさん自身も手足が傷だらけだと言うが、近寄る者は死屍累々だっただろう。ゲンちゃん、留守中で良かったね。明日は生きてお会い出来る訳だ。

昨夜は、悲しいお知らせが2件続いた。里親募集中の仔猫が2匹死んだ。1匹は風邪の為に病院で、1匹は母猫と共にいたのだがネズミに囓られて。いずれも保護者の方の悲しみを思うと、私も胸が痛んだ。張りつめていたものが、そんな時に一気に緩む。夜中に一人でひとしきり泣いて、また気を取り直して寝た。泣いても始まらない事は判っていても、時々はドライアイ解消の為には泣くのもいいかも知れないな。しかし眼球に傷が一杯ついているらしくて、涙にもしみる。目を休ませる事が大切だ。

ジャムの運動能力は日に日に増して、出窓にも駆け上るし、テーブルから降ろしても降ろしても凄いスピードで復活する。どこでも眠る。ダイニングチェアの背もたれで、ユラユラとバランスをとりながら眠る芸当も見せる。落ちたら危ないかと思って降ろしてやろうとすると怒る。気が強い子だ。

アインの目が、今年もまたおかしくなった。目やにも増え、涙目がひどくなつている。オプティクリアで洗って、アロエビーでマッサージしてやる。皮膚がただれてしまってからでは大変だから。早く良くなるといいのだが、やっぱり気の弱いアインが頭数の増えた事に一番堪えているのだろう。それでも、テーブルの上でジャムと鼻をつき合わせても平気になった。恐怖心は克服出来たようだ。あとは部屋が狭い為に、自分の場所を充分に確保出来ないというストレスの問題だけだ。みんなに負担をかけるね。ごめんね。ママたちだって、こーんなに狭いところで身じろぎしないで寝ているんだからね。みんなでガマンをしようね!



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