ジャム

ぐっすり

May.22,2001

ジャムは本当に大きくなった。背骨がとてもしっかりして、後ろ足も逞しくなってきた。何時の間にかテーブルの上に駆け上ったかと思えば、次の瞬間には洗濯機の上にいる。いずれもステップがあっての事だが、それにしても自分の背丈よりも高い段差を難なく飛び乗ってしまうようになった。もう赤ちゃんではない。幼児である。いっぱい暴れて、どこででも熟睡している。テーブルのど真ん中でもぐっすり。椅子の背もたれだろうが、マガジンラックの中の書類の束の上だろうが、バランスをとりながら眠りこけている。危ないからと抱き上げるとキーキーと文句を言われてしまう。全くジャムには誰も敵わない。

さて、先日捕獲したお腹の大きいチロ(シロ)ちゃん・・・今日無事に出産したという報せが届いた。予想通り5匹が生まれた。用意してあげたバリケンネルでは産まず、ダンボールの隙間で産んだようだ。れいさんもゲンちゃんも不安と緊張と喜びでいっぱいだろう。私も行ってあげたいが、兎に角シロちゃんに任せる方が良い。まだ本格的には信頼しきっていないシロちゃんである。もう少し様子を見て、ちゃんとおっぱいをあげられているのであれば、しばらくはシロちゃんのご飯とトイレの事だけ考えてあげれば良いだろう。頑張れシロちゃん、頑張れゲンちゃんとれいさん!

仔猫の様子は、追々れいさんのメールや電話からお伝えしようと思う。そして里親さん探しである。何としてでも良い里親さんを見つけてあげなくちゃ。早く可愛い写真が送られて来る事を期待して、今はじっと見守るしかないだろう。ゴマの出産と子育てを思い出さずにはいられない。凄く頑張ったゴマ。1番最後に産まれたキジ子(現「モン」ちゃん)は、おっぱいをあげるのに精一杯なゴマに代わって、私達が羊膜を取り去り、身体を乾かしてからおっぱいをくわえさせた。もはや良く出るおっぱいは3匹に占領されていて、出の悪い一番下のおっぱいしかありつけなかったキジ子だったが、里子に出たのも最後だっただけに最後まで母親を独占出来て良かったかも知れない。一番小さかったキジ子・・・そのキジ子の写真を、裕美子さんの写真コーナー『アニマル。フォトグラフィー No.9』に今夜アップしたので、是非その素晴らしい姿を見てやって欲しい。これがゴマの娘?と言うほどエキゾチックでスラリとした、素晴らしい猫に成長した。きっと唸りますよ!裕美子さんの写真は傑作揃いで、選別にとても悩んだ。でも全部載せると凄い量になっちゃうので、今回も何とか15枚に絞り込んだのだ。玄関で迫力ある映像をお店出来ないのが残念で仕方ない。裕美子さんはスポーツマンで、猫たちの瞬間の表情を捉えるのが凄く巧い!毎回感心してしまうのだが、今回も先ず私が見惚れてしまった。

里親候補の方との連絡に忙しい。疲れているせいかやはり甘いモノが欲しくて、今日は会社でアイスクリームを買って食べてしまった。ハーゲンダッツのマカダミアナッツのアイス。凄く甘くて、だけど美味しかった。


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