ゴマ

ママっぷり

Jun.17,2001

昨夜の臭い事件の後片付けは、今日1日掛かりだった。汚れたパジャマのズボンは抽斗の中に隠してあり、パンツは枕の下だった。大洗濯の1日は雨でなくて良かった。

夜中にただごとならぬ雰囲気を感じてなのか、アインがとても調子悪くなっていた。呼吸が浅くて早い。ぐったりしているようにも見える。次第に呼吸が弱くなるので、まさか・・・!という不安で、一睡も出来なかった。不安?そんな生やさしいものではない。後悔というだけでもない。失いたくないという切望。泣いても始まらないのに、涙が止まらず鼻水が垂れる。どうして良いのか解らないまま、プロポリスをスポイトで飲ませてみる。大人しく4回ほど飲んでくれた。カンフル剤ではないし、即効性が望めるとも思えないが、他にどうする事も出来なかった。あとは話しかけながら撫で続ける。「頑張って!」「まだ厭だよ!」

朝になる頃、ムクッと起きあがって自分からご飯を食べに行った時には、気が抜けてこっちが昏睡状態に陥ったよ、アイン。脅かさないで。今日は幾らか元気で、洗濯をすると言って来てくれていた義姉にも抱っこされて甘えていた。あれは何だったのだろう?今にも心臓が動くのを止めそうな状態で、虫の息だったのだ。しばらくは密着して様子を見たい。それにしても、いくら純血種が弱いと言っても、「今」では早すぎる。色々とガマンさせて来たこれまでだが、そろそろ考えなくてはならない時に来ているのかも知れない。今後の在り方を。

舅には紙パンツを穿かせて今後の用心としているが、こちらももはやいつ起きてもおかしくない事態だと覚悟して、毎日を送らなければならないだろう。年をとるという事は、弱者になるという事だ。今までの遺恨を全て忘れる事も難しいが、弱者をいたわるのは当然である。義姉とも相談しながら、こちらも今後の在り方を考えよう。状況はとても難しい。

昨日ワクチンを打ったにも拘わらず、ジャムは下痢もしないし元気である。但し耳を触ると少し熱い。やはりちょっとはだるいのか、手足を伸ばして寝ていると、ゴマがしきりに舐めてやっている。本当にお母さんのようだ。いつもみんなの様子をじーっと観察して、何か考えているゴマ。今日はベッドでオシッコしないでくれている。お利口だね。みんなが大変だって解るのかな?

来週は里親さんと会い、仔猫の輸送もある。頑張って1週間を乗り切ろう。


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