ヤマト君

Jul.13,2001

昨日ノンちゃんのSOSを発信し、今日は眼球摘出を控えているヤマト君・・・。今日初めて写真を見たのだが、痛々しくて見ていられない。それでも健気に頑張っているのだ。SOSコーナーを是非チェックしてください。(写真をクリックして頂くと、SOSコーナーに飛びます。)

いずれの里親募集も緊急でないものなど少ないのだが、あまりに治療費の負担が大きいものなどは、どうしても助けてあげたくなる。昨年、ある保護猫の命を助ける為の治療費はかなりかかった。こうちゃんの夏のボーナスは、それだけでふっ飛んだ(ボーナス出て良かったね、去年は・・・!)。何10万円ともなると、余程の覚悟でないと出せる金額ではない。しかしそれでも助けられる命であれば、何とか助けてあげたい。幸い当HPの《猫の手倶楽部》に資金のプールが少しあるので、そこから先行でカンパしたいと思う。明日はれいさんの家の家庭内野良・チロちゃんの不妊手術とワクチン、明後日はサンちゃんの空輸があるので、そこにも使ってあげたいと思う。

さっきお酒が届いた♪秋田の支援者・さりりんさんからだった。サンちゃんの門出を祝う為にと、私と獣医さんとに贈って下さったのだ。サンちゃんが無事広島に着いた夜、離れたところではあるがみんなで乾杯したいと思っている。

舅の徘徊は、遂に家の外にも及ぶようになった。今日は明け方、隣のご主人に連れられて帰って来た。医者を連れて来たと意気揚々だった。優しいお隣のご主人は、「シィッ!」と口に指をあてて「医者だと思っていらっしゃるから、そう思わせておきましょう」と言って、寝室で舅の背中に痒み止めの薬を塗ってくれていた。お詫びとお礼を言って見送り、もう一度寝かしつけて我々も2階に上がったのだが、しばらくすると又抱き支えられて帰って来た。玄関先の飛び石のところには、脱いで放ったと思われるアンダーシャツが落ちていた。

まさか縛り付けておく訳にもいかないし、こうなると四六時中目が離せない。夜中に寝ていれば、2階まで上がってきて騒いで起こされる。真剣に話を聞かなければ怒鳴る。お金がなくなったと騒ぐ。何度も同じところに電話をかけて同じ事を言う。排泄物で汚したものを隠そうとして被害を広げる。クスリを飲まずにゴミ箱に捨てる。どこにでもある症例なのだとは思うが、家族の負担は本当に大変だと改めて知る。施設に入れてしまえば良い?入れてくれる施設が少ないのと、あっても大変な金額がかかるのだ。だからみんな家庭で介護しているのだな・・・と気づく。

実家の母も、舅・姑ともに寝たきりになって亡くなったので、長く介護をしていた。それは大変な事ではあったが、まだ大人しい老人だったので救いがあったような気がする。世話をして威張られるのは、何よりも精神的に参る。そんな事も全て超越して、にこやかに介護出来る人もいるのかな?兎も角ここで学んだ事は、自分もいずれ老いて人の世話にならなければ生きていけなくなるという事を見据えた上で、老後の準備をする事の重要さと、年老いていくに従い謙虚に可愛くならなければ駄目だという事である。


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