ゴマ
私は偉い?

Aug. 3,2001

凄い勢いで里親募集の依頼が届いている。悲惨な例も多くあり、またもやSOSを発信しなければならないだろう。近日中にSOSの呼びかけをしたい。保護主さんには何とか頑張って戴きたいと願っている。今年はもう次から次へと、本当に息をつく暇がない。ジェットコースターに乗っているようだと言って離れて行った仲間もいるが、降りられる人はいい。私はもう降りる事は出来ないだろうから。せめてバランスを崩さないように、他の事でバランスをとり続けるしかないと思っている。それは多分、家族(当然、猫を含む)であり、仕事であり、友人である。

この家は30数年前、火事に巻き込まれて燃えてしまうところだったそうだ。当時家の周囲はまだすすき野原と栗林が多く、その対岸で古い家の建て替えが行なわれていた。廃材を燃やしていた業者は、風が強いから危ないと大学4年生生だったこうちゃんが注意したにも拘わらず、盛大な焚き火は続けられた。そして案の定、火は枯れたすすきに燃え移り、あっと言う間に燃え広がった。消防署に通報したのは、たまたま一人で留守番をしていたこうちゃんであった。消防が来るまでは消火にも努めたらしいが、水道のホース程度で治まる火ではなかった。火の手は垣根を越えて軒を舐め始め、「もはやこれまでか・・・」と観念した途端、風向きが変った。そして対岸の高台の上にそびえていた岬の灯台の如き一軒家を瞬間的に燃え上がらせた。その家は、ほどなく全焼。消防が到着したのは、燃え尽きた後だったと言う。

後日、裁判の証人として召喚されたり、燃えてしまった家の建て直しに際しても土地のお清めに立ち会ったりと、とても印象に残る出来事となったようだ。それと言うのも、燃え尽きた家のあるその土地が、大変に因縁の強い場所だと聞かされたからだ。お祓いに来た神主は、エンジニアとして教育を受けた科学者でもあり、霊能力の強い人出もあったと言う。なまじのお祓いでは清める事が出来ないと、サジを投げていたようだ。

これに後日談がついたのは、極めて最近の事。たまたまこの話をした相手が、強い霊能力を持つ人だった。そして、この家が一瞬で難を逃れて燃えなかったのは、この家の建つ土地が大変に「水気」の強い場所であるせいだと知る事になる。地下に水脈があり、その水の「気」が強いのだと言う。そしてその「気」は、他にも色々と影響する事になるのだが、それについては又いつかのお楽しみ。

ともあれ、科学だけでは立証出来ない不思議な事が世の中にはあるものだと素直に受け取っている。


inserted by FC2 system