幸せな仔猫

Oct.24,2001

野良猫たちは以前失踪したままだが、間一髪で保護出来た仔猫は、日曜日から美保さんが預かってくれる運びとなった。昨夜遅くに、薫さんから仔猫の可愛い写真も届き、早速里親募集を開始した。とても綺麗な白三毛である。本当にまだ極めて小さくて、プクプクに太っている。母猫のおっぱいを貰ってこんなにふっくら育ったんだな・・・と思い、姿を消した母猫と姉弟2匹の事がまた胸を締めつける。

しかし皆さん、喜んで下さい!
仔猫は昨夜掲載したばかりでしたが、なんと里親さんが決まりました!!

お嫁入り先は、ansanさんのお家です。もちろんこのまま募集を続ける事も考えられるが、ansanさんとのお付合いの中で、そのお人柄や猫達を大切に愛する精神はきちんと判っている相手だ。メールを見て、先ずは薫さんに電話で話し、その後熊本のansanに電話してしまった。そして決定!

きっと皆さんも、ansanさんのHPをご覧になっていると思う。今いるトラちゃん、ヒミコちゃん、ネネちゃんへの愛情も勿論だが、亡くなったチャチャちゃんへの愛も今だに溢れている。以前、私が応援に駆けつけた乳飲み子の話も、頭に三毛柄と聞いて心が騒いだと言ってくれた事があった。以下、無断ではあるが、ansanからの幸福のメールを公開してしまう。ansan、許してね♪
 

川口様

今朝、美保さんが預かり里親募集をしている子猫の写真を拝見いたしました。
何度見ても気にかかり、なぜだと思ってはっと気がつきました。
頭の形、しっぽの形が色がチャチャに似ているのです。
もし、貰い手が見つからない時は私に引き取らせていただけませんでしょうか。

こんな時に亡くした猫に似ているの何のというのは不謹慎だと思いますが
胸がドキドキしたのです。
でも、遠いし、猫ちゃんの負担になることもあると思われますので、
里親が見つからない場合に私の申し出も考えてください。
側に行って慰めることも手伝うこともできませんが、
薫さん、美保さんに応援しておりますとお伝えください。

ansan

仔猫はあとしばらく薫さんの手元で育てて、トイレの躾とカリカリが食べられる大きさになり、且つお腹の具合も心配ないという時期になって健康診断等を済ませた上で空輸する事にする。美保さんには「ごめんなさい!」。でも、本当に美保さんの気持ちも嬉しかったし、他の人達の一時預かりの申し出や激励が、どれだけ当事者たちを勇気づけてくれたか判らない。

ansanの家は熊本の空港からはわずか20分だと言うし、羽田から熊本は1時間40分である。福岡のおニャアニャンのところにヒコーキで行った雅ちゃん(「ちゃん」と呼ぶにはあまりの貫禄!)と公太郎はデカ猫だったが、出雲に行った「とも」ちゃんは仔猫だった。みなさほどのストレスもなく、その夜からご飯も食べ、トイレもしている。きっと今度の仔猫も大丈夫。

物事を前向きに考えるようにして、遠いからとか空輸がどうとか言うネガティブな雑音は無視。関東近県でも、場所によっては3時間も4時間も車に乗せて行かなければならない場合もあるのだ。むしろヒコーキならば早い位だ。羽田までは、運転も上手い薫さんがスイスイと車で運ぶだろうが、是非見送りたいと思う。

そしてこの事で、もうひとつ勇気を貰った。きららちゃんの母猫ミケコは、大人猫だから難しいのを承知で、里親さんを募集する事にした。このミケコ、すっかり薫さんになついて膝にも乗る程の甘えん坊だし、今回の野良猫駆除で無事に保護出来たいわば「生き残りである。そしてどうしても貰い手がなかった場合は、以前から縁の深い子でもあるのだし、避妊後は出来る限り薫さんが家に置けるようにお父さんを説得したいと言っている。

微妙な問題なのでこの事を書くのはまだ控えていたのだが、ミケコの行く末に関して話題になり始めてしまったので、ご安心戴く為にももう少し詳しく書いておく事にする。もしどうしても薫さんの家で飼えない場合でも、やたらな場所に放すつもりはないのでご安心戴きたい。薫さんなり私なりで責任を持ってエサやりを続けられ、テリトリーや雨のかからない寝場所が確保出来る「安全な場所」という意味で放す事を考えている。みょーこ姉ちゃんもエサやりの名乗りを上げてくれている。とりあえず「安全と思われる場所」に放してしまって、誰がエサをやってくれるか判らない場所に「棄てる」事などあり得ない。そんな無責任な事はするはずがないと思って戴ければ・・・と切に願う。
 

今日も続きがあります


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