ジーコ

痛い顎

Nov.26,2001

ジーコのアクネが、今は一番ひどい。アインはきちんと手当させるし、ミュウだって厭がりはするものの何とか触らせる。しかしジーコは無理矢理抱いて患部に触ろうとしても、絶対に逃げてしまう。とりあえずはミュウの場合のように自然に治癒してくれると信じて様子を見ているが、一体何が悪かったのだろう?アインの発作やミュウのアクネにばかり気をとられて、健康そのものの(に見える)ジーコには油断していたのも確かだ。顔が痩せてきた事で初めて気づいたのだ。ごめんね、ジーコ。寝る時には率先して甘えて来るんだけどね・・・。今日からは少しでも刺激がないようにと、可愛いネックレスもはずしている。猫たちが元気で幸せに暮らしてくれる事だけが願いだ。他の事は、まあまあ色々と妥協も出来るようになった。だけど猫に関してだけは、過保護と言われようと私の中では最優先にしたい。

しかし私などは、まだまだ序の口なのかも知れないな。何も問題のない猫を飼っている人など、本当に数少ない。かつて我が家の猫たちが本当に若かった頃は、もちろん健康上の問題は少なかったけれど、それでも良く下痢をするアインや、食べては吐くジーコ、血尿が出たミュウなど、心配事は続いた。1匹飼いだろうが多頭飼いだろうがストレスの問題は常にあるだろうし、相手は心を持った生き物で私たち人間と変わりないのだ。ご飯たっぷりと暖かい寝床があれば良いという訳にはいかない。むしろ動物たちの心とどうつき合っていくか、その方が難しい課題だと思う。犬猫だからと言って舐めては駄目だ。相手はちゃんと感じているのだから。

明日の朝、ジャムは避妊の為に病院に連れて行く事になった。本当は今朝を考えていたのだが、朝ご飯を食べてしまったので失敗。明日は全員が朝食抜きで、ジャムを預けてからゆっくり食べさせる事にする。我が家に来たから初めてのお泊まりで、ジャムは一体何事が起きているのか不安がるのではないだろうか?これだけ甘えん坊の我が儘娘だけに可哀想でならないのだが、誰でも一度は通る道だから仕方ない。しかし末っ子には甘いものだ。一番元気なジャムに対して、こんなに心配なのだから・・・。

舅の肺炎は、慢性化しているらしくてなかなか治癒しない。しかし心臓が強いらしく、至って元気だ。酸素吸入と点滴で、むしろ少し前よりもずっと元気になっている。ビールを飲むなどと言出している。看護婦さんも優しく話しかけてくれるので、ご機嫌である。このまま退院出来たら、あとは自宅での24時間介護の日々が始まるのだ。今は夜間解放されるだけ、きっともの凄く楽なのだろう・・・。

今夜はかなり冷え込んでいる。明日は今日よりも寒くなるらしい。ハナクソたち野良猫のエサは、カンヅメにはチーズをたくさん混ぜるようにして、ドライフードは仔猫用に替えた。少しでもカロリーを多く摂らせて、冬の寒さをしのいで欲しい。エサやりをしている人たちが異口同音にそう言っているのが嬉しいような頼もしいような、尚かつお互いに心の底では「こんな事しか出来なくて辛いね!」と言い合っているような気もする。


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