アイン

おはよう

Jan.10,2002

頭が痛い痛いと書いていたので、大阪のグレース・あけみさんが心配して電話をくれた。あけみさんも偏頭痛持ちらしい。脳腫瘍じゃないと良いけど・・・と言われたので、かつてあまりのひどい偏頭痛の時に医者に行って「先生、くも膜下出血じゃないでしょうか?」と尋いたら大笑いされて「くも膜下出血の人は、自分で病院に来て『私はくも膜下じゃないか?』なんて言えないですよ。」と言われた事を話したら、あけみさんはいつもの気怠い大人の色気を放棄して、ゲラゲラとあられもなく笑っていた。

そんな人間の身体の話題から自然と猫の健康の話に発展していったのだが、白血病とエイズのダブルキャリアの猫を抱えるあけみさんは、いつも私のところに寄せられる相談へのアドバイザーとして惜しみなく力を貸してくれている。これはかあたんにも言える事なのだが、自分も苦労して我が子の病気や症状とつき合って来ただけに、悩み苦しんでいる飼い主さんたちに対する思いやりや支援は私など足元にも及ばない位だ。協力し合って、今困っている誰かの力になれる情報コーナーを作りたいね・・・と話した。

実は同じ事を今日、『ねこ通信』編集部とも話していたのだ。お互いに情報を共有し合い連携をとって行こうと打ち合わせていたのだった。白血病の猫を飼っている(もしくは飼っていた)諸先輩方にもご協力を仰いでいる。いきなり100点満点の事は出来なくとも、ゼロよりはマシだ。そう思って挑戦しよう。獣医さんでは責任が生じてしまうからと却って言えない事も、敢て言えるかも知れない。とかく医者はリスクを避ける為か悲観的な事ばかり言うし、飼い主が明るく前向きに取り組める為の情報が欲しいのだ。

考えている矢先、加納さんの預かり猫ロイ君も白血病のキャリアである事が判明した。優しい加納さんは、ロイ君の為に涙している。その直前にも、加納さんも私も良く知るMiyaさんの保護猫がキャリアである事も判った。そしてその都度、先輩たちが自分の経験を交えて励ましてくれている。その内容は濃くて温かい。しかもかつては励まされ支えられた人が、今度は支える側に立っている。これを無駄にしたくない。

アインの心筋症の時も、兎に角情報が欲しかった。獣医さんも、あまり症例や治療法がないと言うし、それでも飼い主は何とか生きながらえる方法がないものだろうか?と必死なのだ。インターネットで検索したと言って、ミミコ・シスターズさんが体験者のサイトを教えてくれた時は嬉しかった。しかし如何せん、それでも圧倒的に世の中に情報が少ない。これだけネット上に情報が氾濫しているというのに、本当に欲しい情報は殆どないのだ。(私のところにアイドルのモロ出し写真情報や投資情報なんか送って来ても、まったく意味ないぞ。)

3枚買ってやったフカフカマットだが、どうした訳かアインはド派手なピンクのマットがお気に入りで、最近はそこでばかり寝ている。やっぱり女の子だからかな?(違うとは思うが・・・)

夢見さんのコーナーインデックスに、夢見先生のイラストが入りました。ファンには垂涎ものです(笑)。すっかり可愛くなった一時預かり犬の「たまちゃん」(募集 No.277)も、早く里親さんがみつかりますように!!


inserted by FC2 system