アイン

つまんない

Jan.24,2002

里親募集している福岡のNo.275の兄妹猫たちに関してだが、好意の第三者の皆さんが、あちこちで話題にしてくれているようだ。しかし、いつの間にかどこかで情報が錯綜してしまい、1月いっぱいで野良に戻されてしまうという情報が流れている事を知った。慌てて保護主さんと電話連絡を取り、協力して下さっている方への連絡の徹底をお願いする。この子たちに関しては、多くの方がポスターをダウンロード(募集ページからしていただけます)して貼って下さったり、一時預かりを申し出て下さった方、そして最悪の場合にはうちで引き取りますと言って下さっている私の友人がいる事を、ここでご報告しておきます。ご心配をお掛けして申し訳ありません。あと1週間ギリギリまで頑張ってみて、結果をご報告致します。保護主さんの心の中でも野良になど戻す気持ちはつゆほどもありませんので、どうかご安心下さい。

晩ご飯を食べながらTVのニュースを見ていたら、国立大学の統廃合を予定しているという内容で、たまたま埼玉大学と群馬大学で共通する学部を統合する計画内容を放映していた。近年の少子化傾向で致し方ないと思うが、大学名はどうなるのか?というアンケートで、「馬玉(うまたま)大」と答えていた学生がいて笑った。そんな面白い名前の大学に、是非私も入りたかったものだ。

ちなみに群馬大学の工学部は、私の母校である女子高校の近くであった。70年代のヒッピームーブメントの時代・・・汚いジーンズの上に汚い白衣をまとって(つまり白衣を制服のように日常に着込んで)バスや電車に乗っていた群大工学部生が懐かしい。群大工学部は桐生市天神町というところに在り、道を隔てて隣には天神様がある。桐生は古い町で、天神町の隣には東久方や西久方というゆかしい名前の町がある。いかにも織物の町らしく、当時は古い紡績工場や倉が建ち並んでいた。大学の近くの光景を思い出すと、銀杏並木が脳裏に甦る。今ではどんな風なのだろう?東京の大学に来てしまって以来もう20年も行っていないが、行ってみたいとまでは思わない。記憶の中の風景で満足していようと思う。

今夜の晩ご飯は豪勢だった。広島のSUNちゃんママのところから、牡蠣を取り寄せたので、一番好きな食べ方で14個ずつ食べた。即ち、小麦粉を薄くはたいて、たっぷりのバターでカリッと焼く。レモン醤油で食べる。死んでも良いと思う程、美味しい。牡蠣大好きな我々がカキフライ以上に美味しいと感じる食べ方だという事は、昨年もここで書いたっけ。時間も掛からない簡単な料理だけに、きちんとツボを押さえて作らないと駄目だ。粉の加減、火加減、焼き加減・・・そういうものは口では説明出来ない一種の勘である。その勘は兎に角場数でも養われると思うし、生来のセンスでもあるかも知れない。そして気合いも必要なのは確かだ。短時間で仕上げる調理の場合こそ、気が緩んでいては絶対にうまく出来ない。天麩羅などと同じだろうな・・・。

豪勢とわざわざ言ったのには訳がある。ただでさえ豪華な牡蠣料理に加え、今日偶然に仕入れたばかりのケジャン(ワタリガニのキムチ)と烏賊のキムチ、そして小松菜のキムチが並んだ。このキムチは、エサやりに行った鶴見に韓国人のオバチャンが売りに来ていたものだ。店を構えていないだけに、驚く程安い。そして食べてみたら驚いた。口に入れた瞬間は甘みを感じる。香りもフルーティだ。毎日、作っているのだと言っていた。あまり日本語が判らないと言うオバチャンに、また買えなくなるともの凄く困るので、連絡先の電話番号を書いて貰って帰って来た。そこでは毎週月曜と木曜に、川崎から売りに来ていると言っていた。今まで食べたキムチの中でも、多分最高の味だろう。好きなだけにキムチには大変うるさいのだが、これは非常に素晴らしいものだった。久し振りでご飯3合、難なく片付きましたね。

アインは、相変らず私が留守がちなのでつまらなそうだ。しかし私が在宅していさえすれば、目が醒めれば必ずママに抱っこされにやって来る。ジャムが目醒めれば必ず、電灯のヒモに飛びつかせろと肩の上で騒ぐのと同じようなものだ。ちょっと違うか・・・(笑)。

先日ここに報告した沖縄のノネコとマングースの捕獲への私の抗議メールだが、関係省庁の他、実は小泉首相宛にも出したのだ。そうしたら何と、他の省庁からはナシのつぶてであったのだが、首相官邸からは返事が届いた。総理に報告し、総務省、環境省へも送付してくれると書いてあったので、メールを寄越した人に一律に同じ内容で書いているお礼状ではなさそうだ。本当にちゃんと総理に伝わってくれたら嬉しい。そして総理が一声発してくれたら・・・と願う。しかし国会も混迷しているようだし、こういう問題がどこまで重要視して貰えるだろう?既に野良猫は捕獲されつつある。もしかしたら、もう処分されてしまったのだろうか?


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