パステル兄妹

ご対面

Feb. 5,2002

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今日は、福岡からいよいよパステル兄妹のアトムとウランが到着する当日だ。里親さんを乗せて、大崎さんが羽田に来てくれる事になった。私達も、せめて羽田までは行く事にする。姑が気掛かりで長時間は留守に出来ないが、3〜4時間くらいだったら大丈夫だろうと話す。寝不足で頭が痛いが、心は逸る。無事到着しているとは思っても、心細いだろうと心配だ。1時間ほどで羽田空港の貨物地区に到着。ゲートのチェックが、今までよりもずっと厳しくなっている。やはり昨年のテロ事件の後の、貨物で送りつけられる細菌や危険物を恐れての事だろう。

大崎さんと里親さんのTさんは、既に到着していた。大崎さん・・・クーちゃんを亡くした直後だけに、健気に明るく振る舞ってはいたが、いつもより疲れた表情に見えた。Tさんとは初対面だが、笑顔の可愛いご婦人だ。大崎さんとTさんは仲良しで、家もご近所。是非一緒にお家まで伺いたかったのだが、あとは大崎さんにお任せして、大きなワゴン車(よくもあんな大きな車を運転出来るものだ。大崎さんて凄いね!)の中で2匹を抱きながら少しお話ししてお別れする。

コンテナを開けると、2匹はさほどストレスになっている様子もなく、大人しく抱かれてリラックスして見せてくれた。Tさんに抱かれると、2匹が2匹ともに脇に顔を埋めて眠ろうとする。Tさんは17年以上飼っていた2匹の姉妹猫を亡くされたばかりで、その話題に触れると涙をぬぐっていらした。猫の扱いには慣れているので、アトムとウランもすっかりくつろいでいた。もっと怯えてしまうかと思いきや、Tさんに抱かれたままずーっと大人しくしている。良かったね、良いお母さんが出来て。

なごりを惜しみつつお二人を見送って、自分たちの車で帰路に着く。いつも飛ばせる空港エリアだが、今日は白バイに捕まっている車を見かけたので制限速度を守って走った。すぐ前を走るアルファロメオも、ノロノロと不自然な感じで走っていた。途中、車を停車出来る所まで来てから、福岡の元親さんに電話を入れる。お母さんが出て、何度も何度も丁寧にお礼を言われて却って恐縮してしまった。

家に戻って、先ずは写真を処理して元親さんに送る。これで舅の臨終以来ずっと続いていた緊張が、少し解けた。コンテナを送ってくれたおニャアニャン、福岡空港までの搬送を申し出てくれたはなにゃん、知り合いを紹介してくれてお迎えにも来てくれた大崎さん、一時預かりを申し出てくれていた皆さん、貰い手がなければ里親になっても良いと言ってくれたアバウト仮面、募集のポスターを作ってくれたれいさん、それを貼ってくれた皆さん、ネットで応援してくれていた方々・・・本当に有難うございました。

この後どっと疲れが出るのかも知れないが、これから葬儀のツケを色々と払い始めるところだ。弔問を一切ご辞退するという事は、経費は殆ど全部赤字である。それでも密葬を選んだこうちゃん・・・武士は食わねど・・・というところか(笑)。いや、一度に大勢を相手にして雑な事をしたくないというのが本音だろう。そういう人だ。さて、先ずは仕出し屋の支払いからだ。早く取りに来ないと、持って行っちゃうぞ!(支払いを早くしないと落ち着かない小心者夫婦・・・)

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