ゴマ

ハゲ?

Feb.12,2002

何という事だ!ゴマの頭にハゲが出来た!昨夜抱いて頭にチュッチュッした時には何もなかったのに(それが原因だ!なんて言わないで!!)、朝には5ミリほどの脱毛の痕跡があった。血も出ていないし、痒がっている様子もない。だけど、可愛い可愛いゴマが、ハゲでは可哀想ではないか。噛まれたのだろうか?ストレスだろうか?このままザビエル頭のように禿げてしまったらどうしよう?と、さんざん悩んだが、「かあたん」に電話して相談したら、少し落ち着いた。かあたんも、ジャス君が禿げた験があると言う。同じように毎日毎日心配したらしい。兎に角、様子を見るしかない。ハゲが広がらない限りは、いずれ毛が生えてそのまま何事もないという事も多いらしいから。「とうさんが禿げても構わないけど、ジャス君が禿げたら嫌だもん。」かあたんはそう言って笑った。同感だ!「とうさん」が禿げるのは、私も構わないぞ。こうちゃんが禿げたら嫌だけど(笑)。

舅の葬祭は密葬としたのに、姑が知らせたい相手が色々とあるので、知らせればボツボツと来客予定がある。姑は介助なしでは殆ど身動きとれないし、線香を上げに来る人たちも相当な高齢である場合が多い。しかもここは横浜市内と言っても山の中だ。はいはい、勝手にお越し下さいと放っておく訳にはいかないだろう。連日そんな予定が入ると憂鬱になる。まだまだしなければならない手続きが山ほどあるというのに、全部終わってから来て欲しいと思うのが嫁の本音だ。そもそも納骨してから友人・知人には知らせてはどうかと言っていたのに、それでは気が修まらないらしい。何の為の「密葬」だったのだろう?みんな勝手だ。それとも私達夫婦が特別に淡泊なのだろうか?それも確かにあるとは思うが、儀礼的な事を重視する余り、もしも本当に大切なものや心をおざなりにせざるを得ないとしたら、そんな事は馬鹿馬鹿しいとしか思えない。金も時間も体力も限りがあるのだ。人生に於ける自分なりの優先順位をきちんと持って、虚飾を廃して質実剛健に生活したい。供養する心は形式ではない。

納骨の予約も入れたし、位牌を作る相談の予約もした。納骨の時もこうちゃんにお経を読んで貰う予定だが、ずばん様が息子のとしきと一緒に「踊り念仏」を唱えてあげたいと言う。う〜ん、私個人としても是非見てみたいし、舅も生前そういう賑やかなお祭り事が大好きだったので、是非ともお越し頂きたい逸材である。お住いが遠くて残念だ。近ければ来て頂いて、お礼にうな重くらいはご馳走するのだが。我こそはこういう事が出来るぞ!という方は、是非四十九日の法要にお越し下さい。楽しくやって、その後で美味しいものを食べましょう。

晩ご飯の支度をしようと思ったが、兎に角お腹が空いて我慢出来ない。先ずはちょこっと何か食べてから、落ち着いて料理しようという事になった。チーズとハムのデニッシュがあったので、それを温めてコーヒーを淹れる。ミュウが欲しがって、テーブルの上で一歩も退かない。あの巨体を小手先で追い払う事は出来ないので、肘でガードしつつ食べた。デニッシュというのは、相当に油分が多い。かのオードリー・ヘプバーンは、このデニッシュが好物だったと聞く。しかし普通のパンに比べてカロリーが凄く高いので、食べないように努力していたのだという。妖精のようなヘプバーン、老いてはギスギスし過ぎていた程に痩せていたヘプバーン・・・陰ではそんな努力を積み重ねていたのだ。欲望のおもむくままに食べ、そして胃袋を食いっ広げて来た私など、妖精どころか女性ですらないような気がする。ま、それでも良いんですけどね・・・。

そして今夜は、ハンバーグを作るのだ。ちょいと大人向けの味である。クローブやナツメグ等のスパイスを効かせて、玉葱も炒めずに粗みじんで混ぜ込む。付け合わせは、菜の花の辛子マヨネーズ和え。味噌汁は、豆腐とネギであっさりと。さて、ご飯の準備だ。

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