ミュウ

歯は触らせないぞ

Mar.11,2002

当HP『里親募集コーナー』の為に、リンクバナーを作った。そんなもん別になくても良いかも知れないが、こうもサイトが膨大になると各独立コーナーへの直リンクもして頂く事になりつつあるのと、是非に使いたい写真がひとつあったのだ。そう、この猫の手の写真である。これは、仙台の桃太郎ちゃんの手なのだ。年賀状にこの手のシールが貼られていた時から、ずーっとどこかで使わせて頂きたいと思っていたものだった。椋ちゃんの手は氷小豆のように可愛くて《猫手屋》のバナーで使わせて貰ったが、桃ちゃんの色とりどりの肉球は宝石のようだ。図らずも、どちらの猫も「木ヘン」の名だ。桃ちゃん、使わせて頂きますね!

以下は延々と「歯」の話題が続く。スミマセン。今はどうしてもこの話題を避けられないのだ。

昨夜は歯が痛くて眠れなかった。満津子さんからお見舞いのメールを頂いたら、彼女も頭部の過敏症らしい事が判った。「顔面神経質」だと表現しているのを読んで、夜中に吹き出してしまった。私もまさにそうなのだ。マスクや眼鏡・サングラスをかけても頭痛がして来る。はずすとスゥッと痛みがとれる。臭いにも音にも、ちょっと人格を疑われる程に過敏である。(もしかしたら先祖は犬だったのではないか?しかし集団生活は嫌いだが。)疲れると奥歯が痛んでいた。それも虫歯ではない。顔面神経痛と偏頭痛の話も良くここでして来たと思うが、ウィークポイントが頭部に集中しているような気がする。

大学3年の夏休み、親知らずを1本抜いた。まだ頭が出て来ていない歯であったが、疲れるといつも疼痛があった。原語で文献を幾つも読む必要があったから卒論の準備にはもの凄く時間が掛かると予想されたので、当時は真面目で気の小さかった私は、そんなさ中に親知らずが痛んだら大変だ!と思って、夏休みの帰省中に虫食ってもいない歯を抜く事にした。そういうところは、母親を「癇性」だと笑えない。備えあれば憂いなし・・・のはずだった。

当日は切開して抜いた訳だが、この時も麻酔が効かなかった。あまりにいつまでも痛がるので、技術は抜群であった年老いたサディスト歯科医は「そんなに痛がる人はいない。」と言って皮肉な顔で笑った。「お上品なんだ!」とまで言われた。あの先生も、もう生きてはいるまい。当時でも老人の域に達していたはずだから。神経伝達麻酔は、その時のものはぶっとい注射器だった。抜き終わるまでに、何度も打った。やっと抜けた歯は、大きくて真っ白な立派な歯であった。貰って帰って、取っておけば良かったな。

そのお上品な私は、今回もこれだけ苦しんでいる。一体どういう体質なのか?単なる我が儘ではない事だけは確かだ。我が儘である事も確かだが、こんなに長期間の痛みには原因があると思うのは当然だろう。ちょこっと削っただけで、1週間も痛くて眠れないんだぜ。

そして今日、いよいよ1週間ぶりで歯医者に行ったのだ。詰め物も出来上がっていた。見れば小さな金属冠である。しかし、それを詰めたら万事OKとは思えない。技工士さんにもハンサムな石原先生にも、痛みが続いていた事を訴える。そしてレントゲン撮影して歯根の状態を診たのだが・・・嗚呼やんぬる哉、歯には異常がないものの、骨に埋まっているはずの根が大部浮いている事が判明。歯周病のせいで骨が溶けたという説明なのだが、ここだけ歯周病が進行するという事には正直言って合点がいかない。

その歯は、左隣の親知らずを抜いた時にも麻酔を大量に打ったし、右隣の歯の根の治療をした際にも大量に麻酔をした。今回も一気にたくさん打った。歯周病の原因として、当然歯石や歯垢も挙げられるが、血行不良にも一因があるのではないだろうか?何故なら、煙草を吸うと血流が悪くなって歯周病を促進すると言われた事がある。ならば大量の麻酔も、血行を悪くして歯周病を悪化させる大きな要因と言えるのではないか?確かにこの1年は忙しくて、しかも心に余裕がなくて、折角8年間も続けていた月に一度の歯科検診をサボッていたけれど、それでも歯と歯茎の健康に関しては人一倍神経を使っていた。唾液が少ない症状があるので、特に歯周病予防には気を付けて来たのだ。虫食いもないのに、歯が抜け落ちるハメには陥りたくないからだ。なのにどうして!?

来週からは歯茎の治療を開始する事になった。その結果で、歯を残せるかどうかが決まる。歯茎の腫れだけであれば、ブラッシングとスケーリングでかなり改善出来るだろうが、溶けた骨はモトには戻らないだろう。見通しは明るくない。しかし私にとっては「食べる事は人生」なのだから、歯は命である。(胃袋も命だが。)今日からは、抗生物質と鎮痛剤を毎食後に飲むハメになった。クスリ嫌いの私が、こんなものを有り難く飲んでいると思うと忌々しい。しかも飲むとクラクラする。

ももちゃんから、写真と共にシャスケ君の様子がまめにレポートされて届く。家中を探検して、今はタンスの上がお気に入りのようだ。ご主人は、タンスの上にフードを持っていってやる程の過保護振りを発揮しているようだし(笑)、先住のもも&にゃあこもさほどの混乱がない様子なので、先ずは順調に滑り出しと言って良いだろう。ももちゃん、良かったね。ももちゃんとご主人の名前で《猫の手倶楽部》に(多分、静岡への)支援金が振り込まれており、保護主代理のイシイさんからもSUNチャンママからも振り込まれていた。みんな自分たちが可哀想な子を引き受ける事によって得た幸せを、こういう分けてくれているのだ。不幸を引き受けたのではなくて、幸せを貰ったと思える心の豊かさを持った人達は凄い。早速静岡のこまさん宛てに振り込んだ。みなさん、有り難う。

以下の写真は桃ちゃんから送って貰ったものだが、『ももんち』の日記にも使われていたので公開しても良いだろうと判断する。わはは・・・ご主人、いい味出してますね。人気沸騰しますよ!
どうやって乗ったんだ?
シャスケ・・・デブじゃないのか?
ミュウには出来ないぞ!

ジャムの独り言

昨日、あたし黒猫をやっつけたのよ。ママがみょーこさんから貰ってきた黒猫。小さくて生意気だったから、耳に噛みついてヒゲを食べてから、左手の先っぽを食ってやったの。そしたら、手の中からポロポロとプラスチックの粒が出て来たのでビックリ。

ママは怒って「貰ったばっかりなのに!」とか「仕事を増やしてくれた・・・」と言いながら、その黒猫の手を縫い合わせていたわ。その黒猫って、PCの画面を掃除する為の縫いぐるみなんだって。ふん!またやっつけてやるわ!!覚悟しなさい!


inserted by FC2 system