アイン

鼻ペチャ

Mar.12,2002

昨日さんざん泣き言を書いたら、歯科医でもあるanasan先生から掲示板で有り難いアドバイスを頂いた。以下に全文を書き写してみる。(いいでしょ、先生?)

レントゲン写真を直接見てないんで断言はできないんですが、歯周病で骨が溶けたという説明はちょっとおかしいなぁと思ってます。

歯の根の回りには歯根膜という言わばショックアブソーバーのような組織があって、それを介して歯と骨がつながっているんです。歯が浮き上がって痛いというのはその歯根膜に炎症があるためです。特に感染があって急性の炎症を起した場合、その歯根膜が腫れるのでレントゲン上では歯の根の周囲が黒く映り、一見骨がなくなったように見えるのです。

炎症が治まれば影は消えてきます。麻酔はこの歯根膜の部分にもうったはずですので、その物理的刺激による炎症に、感染が加わったものだと思います。口の中には常に細菌が存在しますので、麻酔液と一緒に押し込まれるのです。普通はそれでも感染を起すことはないのですが、組織のダメージが大きくて、一部死んだりしていれば、細菌を殺すことができずにひどい炎症を起すことがあるのです。

ですから、今回の痛みは本当の歯周病ではないと思います。

これを読んで、どれ程嬉しかっただろう。歯を残せる希望が持てて来た。ansan先生、有り難う。しかし油断せず、これからも歯と歯茎の健康維持の為には、やはり勤勉に努力しなければいけないと決意を新たにした。

もとより歯が丈夫で虫歯が殆どないのを良い事に、歯磨きもおろそかにしていた時代が長かった。それがある友人の紹介で、一度歯石の状態を診て貰おうと行った歯科医院の担当の先生がとても良かった。年齢のわりに虫歯も治療跡もなく、歯並びが良い事誉められて得意満面ですらあった。しかし翌年の定期検診に行ったところ、「最近、どこかお体の調子で変わった事はありませんか?」と尋かれた。歯茎のポケット(歯茎と歯の間の部分)が、昨年と比べてグっと深くなっていたらしいのだ。それは歯茎の腫れを意味するらしい。実は、その少し前から体調は悪かった。持病が発見されたのがその頃で、発熱や関節炎と共に目や口の乾きがあった。持病の中にシェーグレン症候群というのがあり、唾液がとても少ないのだ。大学病院でもそうは聞いていたのだが、この時初めて唾液が果たす口の中での役割を自覚した。曰く、口の中の菌を洗い流す役割も担っているという事である。唾液が少ない事で、どうしても歯茎が炎症を起こしやすくなっているらしかった。その時から月に一度の検診と念入りなブラッシングを心掛け、以来8年間ずっと毎月歯茎の状態を診て貰い続けていたのだ。

すっかり状態が良くなり、先生からもお墨付きを貰っていたのに、昨日「骨が溶けているかも知れない」と言われた時の絶望感はお判り頂けるだろうか?抜いてしまうしかないのか・・・と半ば絶望していた時に、ansan歯科医の先述のお言葉だった。希望を持って、またブラッシングに励もう。力を入れずに本当に丁寧に磨くと、実際20分はかかる。力一杯磨いては、歯が摩耗してしまうし歯茎も傷めてしまう。歯と歯の間、歯茎との境界を1本ずつ丁寧に磨く。歯間ブラシも使う。舌苔も取る。そして心身共にサッパリしてから、おもむろにチョコフレークを食べたりする。バカ・・・。

昨日貰って帰った抗生物質は、私には劇的に効いている。歯茎の痛みがウソのように激減し、奥歯を噛み合わせられるようになった。但し、飲むと頭がクラクラする。眠気もくる。今夜はどうしても、あるお方の確定申告の為の入力をしてしまわないといけないのに、またも眠くなってしまった。マズい・・・。

ジーコの独り言

ママは今日は一日中、家にいた。でもずっとPCに向かっているので詰まらない。ご飯のあと、何かおクスリを飲んでは、しばらくよこになっているのが、ボクは一番嬉しい。ボクは直ぐに傍に行くんだけど、いつもミュウパパかアインママが先に行っているんだよね。ボクってノロマなのかなあ?


inserted by FC2 system