ジーコ

ミュウに乗る

Mar.22,2002

私が快復したのと入れ替わりに、こうちゃんがダウンした。花粉症かと思ったら、どうも風邪のようだ。この10年、こうちゃんの口から「しんどい」等と言うのを聞いた事がなかったので、いささかショックだ。どうも私は、こうちゃんが健康だという事に甘え過ぎているかも知れない。ずーっと半徹夜で仕事をしていたところにもって来て、昨日の強風の中を四十九日と捕獲とダブルで頑張ったからかなり疲れも溜まっていたはずだし、大糞こうちゃんにしては便秘などしていたのでそれも体調に影響したのではないかと考える。

7匹+チャト君のかあたんが東京に来ている。実家のお父さまが突然亡くなったのだ。しばらく滞在して、お母さまを助けて色々と手続きなど済ませるらしいのだが、今日は我が家に来て頂いた。「ミュウちゃん、うるさいオバチャンが来たよ〜!」と言うと、ミュウもちゃんとお愛想していた。ゴマ贔屓のかあたんは、ずーっとゴマとお喋りしている。ゴマも話題の中心になっているのが嬉しいみたいだ。仙台の美智子さんが送ってくれた笹カマボコを、かあたんが小さくちぎってゴマに食べさせてくれた。私がちぎると大き過ぎるみたいで、ゴマは上手に食べられない。ママは雑で駄目だね・・・。

かあたんのお父さまはきちんとした方で、まだ若くて病気もしていなかったのに、自分が居なくなった後、残された人が困らないように色々としっかりやっておいてくれたらしい。偉いなあ・・・家長はかくあるべしと思った。まったく舅とは大違いだ。現金は全て遣い果たし、証書類はどこに何があるのかさっぱり判らないし、姑もまるで判っていない。それならば息子にある程度託しておいてくれたら良かったけれど、そんな事は絶対にしない。こちらの行動や懐具合は把握していたいけれど、自分の事は秘密だったのだもの・・・。息子を一人前の大人として扱う事を極端に嫌っていたように見えた。それは本人も意識していないだろうが、自信のなさの裏返しだ。息子に世代交代される事を避けて来たのが、傍目にはありありと判っていた。しかしあまりにエキセントリックな人だったものだから、ある時からは闘う事も分かり合う努力もしなくなったのだ。

しかし余所のお父さんが家族思いで素晴らしいのを見ると、またこれからしなければならない諸手続の事を思い出してウンザリしてくる。私はいつ死んでもこうちゃんが困らないように、預貯金・保険の類も一覧に整理してあるし、HPやプロバイダに関しても書き置きしなければならないと思っている。但し、猫を残しては死ねないとは思っている。昨日もみょーこ姉ちゃんに会った時、「お互い長生きしような!」としみじみ言われる。長生きしたいよ・・・。

桜は満開・・・明日はれいさんとお花見に行こうかと言っていたのだが、寒い日になりそうだし、こうちゃんの風邪が良くならない限りは私一人で出掛けても心が残る。来週まで散らずにいてくれますように・・・。しかし明日、また捕獲には行くのだ。少しでも身体の中を綺麗にしようと、今夜は野菜中心で献立を組み立てる。山うどの皮の千切りに人参の千切り、切り昆布と白滝を炒めなます風に仕上げる。うどの中の白い部分は薄味のピクルスにしてしまった。定番の菜の花のサラダ。そして鯖を焼き大根おろしとポン酢で食べる。新しい炊飯器で炊いたご飯はやはり美味しい。2合だけにしておいた。胃を小さくして行かないといけないので。

先日ここでもご紹介したオオデコに、里親さん候補をご紹介出来た。半身不随の猫を保護してオムツで育ててくれた心の優しい素敵な方だ。その子の一周忌を迎えるこの春、オオデコを迎えようかと言ってくれている。嬉しい。嬉しくて、決まるまでは書かないつもりだったが、ちょっとだけ書いてしまった。無事にこのご縁がまとまると良いなあ・・・・・。みんな頑張れ。
ゴマの独り言

岐阜から来た声の大きいオバチャンは、あたしの事神秘的で綺麗だ綺麗だと言ってくれたのよ。おやつもいっぱい食べさせて貰ったし、良い日だったわ。でも、ババが具合悪くなっちゃって、あたしは心配なの。ジャムは、あたしが我慢しているというのにあたしのパパの上で寝ているし・・・。早く元気に戻って欲しいわ。

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