ジャム

ケーキ独占

Mar.27,2002

朝から大雨だった。目も手首も痛いので昨夜は早めに寝たものだから、朝からお腹が空いて目が醒めた。今日は随分前からの約束通り、大崎さんがジャムの誕生祝いに来てくれた。しかも大きなケーキを買って来てくれた。嬉しいね、ジャム。

年度末でしかも雨とあって、道が凄く混んでいたようだ。足立区から日吉の我が家まで、3時間もかかったらしい。ジャムがあまりにも大きくなっていたので、貴子さんも驚いていた。そして可愛い可愛いを連発。確かにジャムは親(私の事である)の目から見ても可愛いと思う。何故か猫っぽくないけれど、赤ちゃんの時からこんなに可愛かったのだ。これは今日、大崎さんが持ってきてくれたスナップ写真なのだが、この顔からは今の悪党ぶりはとても想像出来ない。ヒデちゃんの「トム赤ちゃん」(註)ならぬ「ジャム赤ちゃん」である。

    (註) ヒデちゃんが自分の家のトムを「トム赤ちゃん」と歌うように言うのがとても感じ良くて、それが聞きたいが為にみきこちゃんと電話していても、傍にヒデちゃんがいる時には電話を代わって貰う。するとヒデちゃんは、ママが誰と電話で話しているかちゃんと判っていて、電話に出るなり「トム赤ちゃ〜ん♪」と言ってくれる。

悪党は今朝も破壊をしておった。カレンダーをまたひとつ破壊し尽くしていた。困った奴だが怒れない。ジャムの手の届く場所にカレンダーを掛けていた私が悪い。しかし、ジャムの手の届かない場所が、この部屋に果たしてあるのだろうか?キッチンの窓辺にあったポトスも全て食い散らかされてしまったし、カーテンもタオルケットも穴だらけだ。いつかはしとやかなレディになってくれるのだろうか?

大崎さんは4月からは動物病院で勤務が始まるので、もうあまり休みも取れないだろうし、なかなか家まで来て頂くのも申し訳ないかもしれない。でも、時々はジャムに会いに来て欲しいと願っている。既にゴマの仔猫たちがお嫁に行ってしまっていたので当初のホームページの目的は果たしていたのに、そんな時に出会った天使のような彼女のお陰で、私も曲がりなりにもボランティアを継続する気になったのだ。これからも協力し合って、1匹でも拾い上げたいと思う。相変らず心も姿も美しい貴子さんを見ていて、初心を新たにさせて頂いた。

オオデコの保護主さんと里親候補の方が、明日お見合いの予定だ。私は里親候補の方と知り合いなのだが、里親候補の方も保護主の方もマメに誠実な連絡を下さり、どちらも素敵な人物なのがとても嬉しい。良い出会いでありますように。

こうちゃんは翻訳の合間に、相続の手続きの為の協議書を作成した。アメリカの義姉はs子(きょうこ)という名前だ。このs子のsの字が変換されないと言って怒っていた。私の方のPCの辞書には登録があるので、こちらにデータ移して埋めてあげたのだが、こうちゃんの怒りは治まらない。舅が変なこだわりを持って娘達に「白」という文字がついた漢字の名前をつけたものだから、「s子なんか小学生の時から一度たりとも、担任の先生に名前を正確に読んで貰えた事がない。」と言って怒っている。何もそれをこうちゃんが怒る事もないと思うだろうが、舅が何もかも判らない状態にしたまま死んでしまい、こうちゃんが一切を整理して手続きしているものだから、娘の名前のつけ方にまで腹が立つらしい。「こんな事にだけこだわっていたくせに、家の登記くらいちゃんとしておけ!」「別荘なんか持つよりも、古い本宅の水回りを修繕しておく方が先だったろう!」「粗大ゴミが無料で回収されていた時に、どうして捨てておかなかったんだ、あの大量のゴミ家具を!」と怒りは続く。お疲れさま、こうちゃん。私だってそう思うよ。でもいつかあのゴミを捨てる事だけを楽しみに、この9年間頑張って来たところもあるので、私は喜んで捨てる作業をするからね。
ジャムの独り言

今日は貴子ママが来ました。貴子ママは、去年の今頃あたしをミルクで育ててくれていたんだって。ぜーんぜん覚えてないの。だって赤ちゃんだったから仕方ないよね。

そいでもって、10日遅れでお誕生日のケーキを持ってきてくれたのよ。チーズスフレっていうんだって。さっさと表面だけ舐めちゃった。美味しかったけど、菜っ葉の方がもっと好き。

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