ゴマ

ワン!

Apr.9,2002

どうも夜が寝苦しい。皆さんもそうだろうか?暑くなったりうすら寒くなったりの繰り返しだ。おまけに足がむくんで関節が痛く、足を高くしたいので、寝ながらベッド脇の窓枠に足を乗せたりして大層行儀悪い。しかしそんな事が出来たのも、昨日までの事だ。今夜からはもうベッドの脇に窓はない。

家が壊れたのではない。ベッドの位置を変えたのだ。変えたくはなかったけれど、仕方ないのだ。PCの為にデスクを買ったのが、ようやく届いた。届いたは良いが、組み立てするのも一苦労だが、だいたい置き場を作る為にこんなに苦労するハメになろうとは・・・。

苦労その1。ダブルベッドは猫の為に捨てられず、辛うじてクローゼットの扉が開く程度のところまで、向きを変えて移動させる。狭いところをグルリと回転させられるはずもなく、結局全部分解する。ベッドの下からは、なくなっていたオモチャがいっぱい出て来た。いつ入れたのか、ミカンのミイラが2つ・・・・ゴルフボール程度の固さと大きさになって発見された。いつのミカンだ?誰が入れたのだ?

苦労その2。絶対に見たくなかった「コードの小山」をほぐすハメになる。PC2台、TVとして使っているディスプレイ1台(これはPC黎明期のもので本体は捨てたのだが、ディスプレスはTV兼用だったせいで解像度が良い。なのでTVとしてはハイビジョンのように綺麗で捨てられない)、プリンタに電話にISDNのターミナルアダプタ、熱帯魚の水槽の周辺機器色々、デジカメの充電器、スキャナーとカードリーダーはUSBのケーブルだけだが、それぞれに電源用のコードと接続用のケーブルがとぐろを巻いていた。何がどこに繋がっているのか見極めてから、嫌々ほぐしにかかった。一旦全て抜いてしまわないと、機器の場所の移動が困難だからだ。この作業をしている時には、こうちゃんと何度か喧嘩になりそうになった。それくらい苛々する作業だったという事だろう。

結果、コードの小山が2箇所に分散しただけで全然スッキリ仕上がらない。しかしもうじきメインのマシンを新しくするので、その際に西村に上手くやって貰おうと思う。とりあえず今日中にデスクで仕事が出来るように出来ただけでも、私って何と偉いのかしら!デスクの下には猫トイレを1個と足湯器、そしてパネルヒーターを置いてその手前にゴマの好きな殿様椅子を置いた。幅140センチというのは、なかなかに広いものだ。抽斗は腹の前に浅いものが3つ。これだけで充分である。

ベッドが壁際でなくなったので、壁との隙間のオシッコガードとなっていた「洗える枕」が大量に居場所を失った。しかしこれは、ベッドの足元で活躍してくれそうだ。ロータイプのラブチェアも猫の為には捨てられず、今まで隙間に敷けていたお布団は畳んでベッドへのミュウの為の足場と化した。しかしこれを広げて敷けない事もなさそうだ。寝ようとした時の猫たちの配置次第では、これを私の寝床としよう。

配達があったのが昼で、全部の作業が終わったらもう晩ご飯の時間だった。いつかは終わると信じて始めた作業だったが、成る程いつかは完了したものの、二人ともクタクタだ。疲労物質が腰に溜まっているのが判る。五十肩のこうちゃんと腱鞘炎のカズエちゃん・・・一生懸命働きました。「引っ越ししたら、この30倍くらい大変なんだよ!」とこうちゃんに言って、この家で臨終を迎える決意を新たにさせた。

現在、ゴマはラブチェアで寝ていたところから殿様椅子に移動してくつろぎ、今度はデスクの上でずっと仕事を手伝ってくれているらしい。忠犬ゴマ公だ。鳴き声もこころなし「ワン」と聞こえる。ジャムはベッドとクローゼットの間の僅かな隙間で寝ているし、ミュウとジーコは畳んだ布団の上に仲良く陣取って、アインはその隣に置いたマットの上で丸くなった。5匹が全員、新しい配置の中でバランスをとっている様子を見るのは楽しい。こうちゃんは2年振りでベッドに横たわって「楽だなあ・・・」と言っている。可哀想だったね、こうちゃん。

そしてもっと可哀想だった私は、椅子に座ってこうして作業出来るのは何と楽なのだろう。今朝までは足を折り畳んで背中を丸め、畳三分の一ほどのスペースでPCにかじりついていたのが嘘のようだ。あんな条件下で、どうして今まで更新が出来たのか我ながら不思議だ。もう2度と元には戻りたくないと思う。楽になってますます頑張れるかどうかは不明だが。

嬉しいお知らせがひとつ。長らくSOSにて里親さんを募集し続けていた「きららちゃん」が、正式に横浜の明美さんの家の子供になった。今朝、明美さんからのメールを見て本当に嬉しかった。身体の小さな、人懐こい子だけに、もし良いご縁があれば里子に出してあげた方が良い言いのかな・・・と明美さんは考えてくれていたのだが、もうすっかり他の猫たちとも仲良しになっているし、明美さんにも懐いている。良かったね、キラリン。あんな素敵なお家の子供になれて、キラリンは本当に幸運だよ。オバチャンだって、あの家の養女になりたいんだよ。

と言うことで「SOSきららちゃん」にリンクして頂いていた皆様には、判る範囲でお知らせに伺う予定ですが、もしこれを見ていて下さったら、SOSをはずして下さるようお願い致します。既にSOSコーナーではご報告を済ませてありますので、リンクを見て頂いても判るようになっていますが。長い間、本当に有り難うございました。

さて、明日は白猫「練太郎」のお届けだ。今度こそカメラを忘れないようにしないとな・・・。
ミュウの独り言

ボクに新しいベッドを作ってくれたのかと思ったら、お布団を重ねているだけらしい。寝るときにはどいてね・・・とママは言うけれど、ボクはもうここからどかないよ。みんなが楽チンになったのだから、これでいいじゃない。

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