アインが本当に元気になった。去年と一昨年、この２年が嘘のようだ。目覚めれば大声で啼くし、ご飯も良く食べる。我が儘を言う。これぞアインだ。昨年は大きな発作があっただけでなく殆ど寝てばかりいたし、体重は減少するし顔に生気もなかった。舅の発していた邪気が、舅の死と共に消えたのだろうか？それとも舅が呼び寄せていた悪いものが消えたのか？いずれにしても、本当に不思議な事に舅の入院以降なのだ、みんなが元気になったのは。どうかこのまま何事もなく過ごせますように！ アバウト仮面の元に行く事に決まった静岡の２匹は、白血病のキャリア母娘だ。彼女の広いマンションでは隔離して部屋を与えて貰えるし、心の許容量の大きな人だからキャリアだからと言って必要以上に恐れる事もない。文字通り太っ腹な人なのだ。有り難い。 白血病やエイズではないものの、腎不全や心筋症、肺炎という持病で命を落とす可能性が高い我が家の猫たちだ。ウィルスによる病気だけが怖い訳ではない。むしろ一発で死んでしまうかも知れない心臓発作では、なかなかこちらの心の準備も出来なくて辛い。 しかし長い闘病を経験して来た飼い主さんたちの辛さを思うと、愛する猫の為には苦しませずにボックリ逝かせてあげたいと願ったかも知れないとも思う。いずれにしても飼い主よりも先に逝ってしまう事が殆どのペットたち。後に残す事の心残りを思えばもちろん自分の責任できちんと見送る方が良いのだが、「死」は必ずやってくる事だけに、ちゃんと見据えておかなければならない問題なのだとあらためて思っている。その時が来たら、口ほどにもなく誰よりもみっともなく取り乱すだろうが・・・。 プリンタが突然、黒１色で印刷したいのに緑１色になってしまった。買ってから初めてカートリッジを替える。テスト印刷してみると、どうやらマゼンダが切れてしまったらしいので。写真はろくに綺麗に印刷できないお馬鹿プリンタのくせに、カートリッジはいっちょまえに高い。文字だけ印刷が多いのだから、ブラック１色のカートリッジも買った。こんな精度のプリンタだと知っていたら、カラープリンタの必要などなかった。プリンタを買い換えたい衝動を抑え、野良用猫缶を買い込む。 やるべき事が溜まって来ると、現実逃避したくなる。部屋の模様替えなど良い気分転換だろうが、先日の重労働で懲りたので滅多には出来ない。私の場合、料理が良い。こうちゃんは、仕事の息抜きに食器洗いが気分転換になると言う。何と好都合な事よ。しかし料理も毎日毎日していると飽きてくる。料理上手なお母さんが出してくれるものを、上げ膳据え膳で食べたい。「今夜、何が食べたい？」なんて尋かれたい。 仕方ないので、今夜はヒレカツにした。千切りキャベツたっぷり、あとはポテトサラダと結び昆布の柔らか煮。連日揚げ物だなあ・・・。明日はみょーこ姉ちゃんの誕生日だ。別に目出度くもないが、ちょっと顔を見に行く事にする。話したい事もある。色々と差し障りがあってここでは書かないけれど、黙って受け入れている（それどころか、喜んでやっているように振る舞っている）姉ちゃんの分まで腹に据えかねている問題もある。ずるい人と関わらせたくない。が、弱いフリをして狡い人が多いのが現実だ。私達は損な性分だけど、狡く立ち回らないで済むだけ幸せではある。
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