ゴマ

可愛い可愛い

Apr.20,2002

色々と思うところあり、やるべき事もあり・・・更新がすっかり遅れてしまった。もう2時半だ。

こうちゃんが疲れていると思うので(本人は否定しているが、またまた痩せたような気がする)、食事には気を使っている。栄養のバランスに気を付けるのは当然として、変化をつけて楽しみにして貰おうと苦心する。大体いつも和食中心なのだが、今年はSUNちゃんの家の牡蠣をたくさん洋風で食べた。バターを使う事が多かった:けれど、味付けはやっぱり醤油ベースだ。ご飯に合うものしか作らないからか。

若い頃には食べたいとも思わなかった切り干し大根やひじき、芋茎なども美味しいと思うようになって(安いし)食卓に乗せる事が増えたけれど、基本的には時間も手間もの掛からない簡単家庭料理が多くなる。毎日ご飯を作っているとそれも仕方ないと思うが、最近は「あと何回ご飯を食べられるだろう?食べさせられるだろう?」と思うようになった。ま、10回とか100回程度の数字ではないと思うけれど、残りの人生を思うにつけ日々の食事を大切にしたいと益々思う。そして神田川さんの言葉ではないけれど、料理は愛情だ。

それで今日の愛情は、朝が冷やし中華(トマトと胡瓜、錦糸卵、ロースハムを胡麻ダレで)、昼はピタパンサンド(ハムと玉葱、胡瓜、トマト)とコーヒー、夜は鮪のヅケを手巻きで食べ、副菜はかき菜の茹でサラダに切り昆布の煮物。汁物はなし。結構愛情が薄かったかな。心を込めたのは、薄焼き卵をたくさん焼いた位か・・・。安い鮪の刺身も、ヅケにすると身が締まり美味しくなるような気がする。ミュウとジーコは鮪をせがむが、ジャムは鮪よりも焼き海苔に夢中だった。

みょーこ姉ちゃんは、昨日の夕方捕獲した「まろ」を去勢させて、今日は元のお山に戻した。元の・・・とは言っても少し前にお山に捨てられた家猫らしく、捕獲器すら必要なかったそうだ。私も今日一緒に獣医まで迎えに行ったのだが、かなりのゴロニャン猫である。抱っこして撮影出来る野良猫なんて、私にはアカとゴマ以来である。

しかし被毛は汚れ、痩せきっていた。捨てられてあのお山に辿り着くまで、エサが貰えない日々が続いたのだろう。捨てるような奴は、避妊もしていない事が多い。

お山の中のエサ場のひとつである、建物の非常階段の下で「まろ」をキャリーから出したら、元気に走って行ってしまった。塀の向こう側に行って落ち着いた様子で座っていたが、やがて姿が見えなくなった。ちゃんとご飯を食べに来るといいね。

姉ちゃんの元々の担当のエサ場を見学し、SUNちゃんの叔父さんや1年違いのお姉ちゃんとも会い、生まれ育った小さな小屋も見せて貰った。他にもきちんと名付けられ避妊させた猫たちが、後を付いて回る。一通り写真も撮って来たので、後で少しずつ紹介したい。初対面の私にも触らせる子たちが多く、これでは成る程通行人に蹴り上げられて脾臓破裂する子がいるのも判る。無抵抗の猫に暴力を振るう人間が、このユートピアにもやはり存在するのだ。

お互いのエサやりの時間が来ていたので、姉ちゃんとはそこで別れる。私達は、そこから鶴見まで40分近く掛けて行かねばならない。全くどうして地元でエサやりボランティアが不足しているというのに、遠くまでやりに行っているのだろうとは思うが、行きがかり上どうしようもない。あそこには私が避妊した猫も多いし、とても鶴見を離れられない。

行けば、今日もハナクソが真っ先に姿を見せてくれた。珍しく他の猫が先に来ていなかった事もあり、ハナクソが屋根や塀から降りて地面にいるのを見られた。しかし私がいては食べないのを知っているから、一旦立ち去って、後で食べた後のエサのヘリ具合をチェックする。あまり食べていない。お腹が空いていないのだ。どこかでエサを貰えているのだろうか?頭の良い子だから、そしてあの界隈で生き延びて来た子だから、寒ささえしのげれば何とか生きて行けると思う。ご飯はちゃんと運ぶ。それでも家に連れて帰りたい気持ちは時々頭をもたげるし、これは堂々巡りだ。

帰り道はいつもより時間が遅いせいもあり、大分空いていた。新川崎を過ぎたところで、いつも通り過ぎる時に見ていたスーパーに初めて立ち寄り、買い置きの牛乳やスパゲッティを買う。やや高級品や舶来もの(古い言い方だ)が置いてあるものの、どうという事のないスーパーであった。八百忠で買えるものをわざわざ高級スーパーで買う必要はないので、あっさりと引き揚げる。

そのスーパーのエントランスのところで、初老の父親と思しき男性が、身体の大きな20代位の知的障害者らしき息子を相手にしていた。息子の方は、しきりに大声を上げている。しかし、むずがっている訳ではないようだ。むしろ機嫌良く大声を出しているのを、父親が黙って気が済むまで待っているという感じがした。父親は優しそうな、しかもとても理性的な顔をしていた。どこにも日常とドラマがある。私も自分に与えられたものを淡々とこなしていくだけだ。

しかし敢てするのであれば、楽しい事をしたいと思う。そうでなくとも大人になれば苦しい事が多いし(朝起きるのだって家事だってお勤めだって介護だって苦しい)、最低限度の責務からは逃げられないのだから、わざわざする事は楽しんで出来る事でありたいと思っている。HPの更新は苦しくない。それだころか、また新しいコンテンツを増やした。ずっと前からする予定だったものだ。新しい事を始めるのは楽しい。そして継続させるのもまた楽しい(と思う)。

愛するミュウのようなデカい猫を集めます。『でか猫登記所』・・・一度覗いてみて下さい。
ジャムの独り言

テレサおばちゃんに誉められたので、ジャムはますます頑張ってお手伝いしないといけないな・・・と決心したよ。だいたいパパは仕事が丁寧過ぎるんだ。ママのように、仕事が早いだけが取り柄っていうのもどうかと思うけどさ・・・。その点、ジャムは早くて的確だよ。

今日はねぇ、デビットという多分ウサギだと思うけど、そのデビットがクレジットとかいう奴にカレントアカウント・・・つまりカリントはアカンと言って(きっとこいつは関西人だね、ジャムの分析では)、そいでユーロスタットと言うからには、色々すたっと言う訳なんだべさ。あれ、東北訛りもあるわね。こいつはコスモポリタン(これも知ってるよ、ジャムは。スパゲッティの一種なんだよ)だわね。

判るかなあ?判んないだろうなあ・・・学のない人には。ふふん。

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