みきこちゃんも最近とみに「光陰矢の如し」と言っているが、全くそうだ。ひと月なんてあっという間だし、そうでなくとも最低でも週単位で時間が刻まれているかの錯覚をする。PCに向かっていると、しょっちゅう背中でF1のTV放映のテーマが聞こえる。毎日やっているかのように感じて驚くが、もちろんそんな事はあり得ない。ちゃんと2週間毎にレースをしているのだが、つい「あれ?またやってるの?」と口に出してしまう。 先週のはF-1オーストリアGPでは、期待の佐藤琢磨(チーム「ジョーダン・ホンダ」所属)が、コースアウトして吹っ飛んできた他の車に突っ込まれて怪我をしてしまった。横っ腹から突っ込まれて車が大破し、自力では脱出出来なかった。その後助け出されて、ヘリコプターで病院に搬送されていたので、あわやアイルトン・セナのところ(多分まだ天国にいるだろう)に行ってしまうのか?と心配したけれど、どうやら次のレースには出場すると言っているらしい。大怪我でなくて良かった。非常にアグレッシヴなレーサーで、毎回あのロケットスタートを見るのは楽しい。大リーグでのイチローといいサッカーの中田といい、そしてF1での佐藤といい、海外で超一流のレベルでの活躍をする若者の姿を見られるのは大きな喜びだ。 しかし佐藤が事故でリタイアせざるを得なかったこのオーストリアGPでは、またもM・シューマッハが優勝したのではあるが、最初からぶっちぎりでトップを走っていた同じチーム「フェラーリ」のドライバー・バリチェッロに最終周の直線コースでわざわざスローダウンさせて現F1界の王者・シューマッハに優勝を譲らせるという、大変気分の悪いものであった。しかしこのバリチェロは、チームとの契約でシューマッハにプライオリティを譲ることに同意しているのだ。流石にシューマッハもゴールした後のインタビューでは、気持ちの良い勝ちではなかったというような事を言っていた。まさかあの時点で、チームからああいいうオーダーが出るとは思わなかったと。 どこのチームや企業でも、目的を達成する為には同じような事が大なり小なりあるのだろうが、改めてフェラーリというチームはかなり非情なチームだと思った。かつてはF-1参戦しているチームで、シャシーとエンジンを単独でまかなっていたのはフェラーリだけだった(現在はルノーも確か単独チームだったと思うが、ルノーだって「ウィリアムズ・ルノー」の時代もあったのだ)。大抵が「マクラーレン・ホンダ(セナはここのレーサーだった。現在のマクラーレンは、ホンダのエンジンではなくてメルセデスである)」とか「ウィリアムズ・ホンダ(現在、ウィリアムズは「BMWウィリアムズ」となっている)」という具合に、共同チームである。今シーズンからトヨタがF-1参戦したが、このトヨタも単独チームである。流石というべきか・・・世界に名だたる「トヨタ商法」が好きでない私は、トヨタだとあまり応援する気になれない。申し訳ないが、好き嫌いって案外そんなところから来ていたりするもんだ。 このところ、大人猫の里親募集が相次いでいる。山口県の山下さんは自分でもたくさん飼っているのに、やむにやまれぬ状況で8匹もの成猫を保護している。いずれも手厚く世話をしてくれたお陰で、健康状態もよくなってとても綺麗だ。右の写真は、その中の1匹「パンダ」ちゃんである。ドッキリするような美人ではないか。みきこちゃんちの、シルビアとミーシャとロミを全部併せたような猫だ。 見て見ぬフリが出来ればよいのだろうが、それが出来ない人が結局抱え込む羽目になる。しかしそれで破綻させてはならないと思うのだ。善意で頑張っている人を応援したい。是非、募集内容を見てください。(→募集No.331) 損保の支社の社員と契約に関して電話で話す必要があり、名義がこうちゃんなものだからこうちゃんに電話させたのだが、事務処理上の行き違いでメチャクチャになっているものがなかなか糸が解けないばかりか、CPU処理されてしまうもののチェックが甘くて客に失礼な手紙が届いたものだから、こうちゃんはそれでなくても無機質な対応にちょっと腹を立てていた。電話に出た担当は、前回私が苦情の電話をした相手で、経緯を全て承知しているのだが、言うに事欠いて「前回直接お話しさせて戴いた、奥様かお嬢さまか・・・(に代われと言っているつもりらしい)」と言ったものだから、こうちゃんは怒った。 怒ったのは私の父親扱いされた(笑)事に対してではない。全ての契約内容の変更や解約に権利を持つはずである契約者本人が電話しているというのに、自分は信頼に足りる相手ではないと言われているのと同じであると判断して怒ったのだ。こういう事に対しては、こうちゃんは実に短気である。わざと奥の手を出した。「アンタじゃしょうがない、責任者を出しなさい。」 私も営業窓口をしていた頃、こう言われるとムカムカしたものだ(しかし当時の私の場合、私がこの件では最高責任者ですので、最後まで私が承りますと強気で頑張ったけどね・・・そりゃ泣きたい時もあったさ、か弱い女の子だもん)。今日の人も、さぞや悔しかっただろうと同情するが、私はいつでもどんな場合でもこうちゃんの味方だから、電話を代わってから一層厳しくお話させて戴いた。嫌な客だろうなあ・・・。しかし代理店は頑張ってお客へのサービス第一に考えて努力しているというのに、社員が高飛車では駄目だよなぁ。 こうちゃんだって、窓口の人間が精一杯頑張っているのに「責任者を出せ」とは無闇に言いたくないタイプの人ではあるのだが、日本の保険会社にも頑張って貰いたいというエールをこめて、後からかけなおしてきた支社長に対しても親切にアドバイスしてやったのだ。「奥様にもくれぐれも宜しくお伝え下さい」と言われて「うちのお嬢ですか?」と言いたかったそうだ。バカなこうちゃん。 日吉のお山の茶トラのうちの1匹が、頭部に怪我をしていると言う。喧嘩傷ではなくて人為的に傷つけられかも知れないので、今日は鶴見のエサやりに行く前にお山のエサやりに同行した。6時にみょーこ姉ちゃんと構内で待ち合わせて、一緒に全てのエサ場を回る。一応捕獲器を用意したが、結論として捕獲はやめた。 怪我の様子を観察すると、昨日よりは傷が乾いており、エサの食べっぷりも良い。縫うような傷ではなくて広範囲に皮が剥けたような傷だし、たとえ捕獲して獣医に連れて行ったところで多分塗り薬を付けて抗生剤を注射するのが関の山だろう。既に一度捕獲されて去勢手術されているオス猫だ。喧嘩はしないと思うのだが、最近去勢せずに捨てられたでかいオス猫が、あちこちでおとなしい猫を追い掛け回して傷を負わせていると言う。そいつを探し出して、捕獲・去勢したいが、居場所も判らない。お山はとてつもなく広い。 怪我をした子は、毎日様子を観察続けて、傷が悪化するようであればまた対処しようという事にした。家猫にしてやれるのでなければ、何度も何度も捕獲器で恐い思いをさせたくない。エリザベスカラーなど着けられて病院のケージで何日も過ごすよりは、自然治癒力に任せられる範囲であれば、体力が落ちないようにしてやれることが一番だろう。バランスをとりながら判断し対処しなければ、猫も人間も不幸である。 それよりも、片目をカラスにつつかれて失った可愛い茶トラの男の子との出会いがあった。SUNちゃん第2号である。SUNちゃんも可愛かったが、この「ジャック」と名付けられた子も凄く可愛い(写真右参照)。人懐こくて、凄く器量良しだ。避妊済みの母猫と姉と3匹でいつもいる。 今現在は、まだ大学の構内にいるのだが、直ぐに保護出来るだろう。約3歳の男の子で、性格は穏やか。幸いにして片目は見えているので全盲のSUNちゃんと比べたらまだ恵まれているのだが、人恋しくて仕方ない子のようだし、やはり片目での野良生活は厳しいと思う。一時預かりしてくれる人がいたら、何とか里親さんを探してあげたい。 保護した時点で健康診断等を済ませ(去勢は済んでいる)、一時預かりさんのところで室内の暮らしに慣れさせてから、里親募集をさせていただくのがベストだろう。しかし、その一時預かりさんを求めるのが難しいのだ。 母猫は、殆どアメショーと言っても差し支えない程の立派な雌猫だ。アメショー特有のターゲットマークまでしっかりある。しかもすこぶるつきの美人だ。但し、ジャックのように人懐こいということがないので、余程の理解ある人でなければ家猫には出来ないかも知れないと思った。しかしその苦労をしても釣り合うほどに、綺麗な猫である。
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