アイン

息子は無害

May.25,2002

昼にとうとうカレーを食べた。かなりスパイシーであった。鶏肉は殆ど繊維に成り果て、野菜の形は全くない。全体がドロドロしたソースと化している。3合炊いたご飯を全部食べないように注意しながら、二人で感動しつつ食べた。しかし写真を撮り忘れた。お腹が空ききっていて、食べるのに夢中だったんだもの。明日まだ食べられるので、忘れなかったらそのときに撮ろう。決して見映えのする食べ物ではないのだが。

夕方には、かねてより予定していた捕獲のお手伝いに日吉の「お山」に行った。みょーこ姉ちゃんと私とで、捕獲器を1台ずつ持ち寄る。お目当ては三毛猫とサビ猫1匹ずつ。車に捕獲器を積んで行くと、既にサビは捕獲したところだった。次は三毛だが、なかなか姿を見せない。持久戦で行くことにして、他の猫たちと遊びながら待つ。姉ちゃんは、別のエサ場で、「こうちゃん」と名付けられた(もちろん、うちの「こうちゃん」から取ったのだろう)オス猫を捕まえに行った。

先日去勢して放した「麻呂」がまとわりつき、お腹まで見せて甘える。飼い猫だったようだから、全く警戒心がない。困った奴だ。そんなだと又、ガムテープを貼り付けられたり、蹴られたり、タバコの火を押し付けられたりするぞ。可哀想だが、野良で生きる限りは人に心を許すな。

午後7時も大分回り、暗くなって来た頃やっと三毛が現れた。しかしなかなか用心深くて捕獲器に入らない。これではドロシーと同じだ・・・とみょーこ姉ちゃんが言うが、お腹は空いているようなのでじっと根競べしていたら、やっと入ってくれた。入りさえすればこのタイプの捕獲器は扉の閉まるスピードが早いし、中に入っても捕まらなかったことは一度もない。シーツで捕獲器ごとくるみ、2匹ともめでたく捕獲成功。車のトランク(ワゴンの場合は荷台というのかな?)に仲良く捕獲器2台並べて、獣医のところに連れこんだ。捕獲が成功した日は嬉しい。猫のこうちゃんはいなかったらしいので、それはまた来週にしよう。毎週土曜は捕獲の日(笑)。

ボランティア獣医のところでは、地元で怪我をした野良猫を保護して飼って下さっているご夫婦との出会いがあり、今後協力し合える事があれば・・ということで、色々とお話した後に、電話番号とメールアドレスをお伝えして別れた。知らないだけで、身近なところにも野良猫に手を差し伸べてくれている人がいることが判るととても嬉しい。障害のある子を引き取ってくれているようなので、今後里子に出せる子がいれば里親募集のお手伝いをしたいと思う。

動物病院にいる時、しろねこさんから、知り合いが野良猫が仔猫を産んだものをどうしたら良いかという相談を受けたという電話が入り、その人がどうしたいのかを確認して貰ったが、今また電話があり、そうこうしているうちに母猫が仔猫を既に2匹運び去ってしまったらしい。残りの1匹がどうなるかは、まだこれからの確認次第だ。最悪の場合は、私が人工授乳させようか・・・。

アインはゴマに叩かれ、ヒゲが1本抜けて、その後でクシャミが止まらず心配させる。仲が悪い訳ではないのだが、時々同じ場所を取り合ってしまう。猫の特等席は、みんなが同じように好きなんだよね。

更年期だと騒いでいたら、久し振りに厄介なものが来た。調子悪いぞ、くそ〜。夜は鍋焼きうどんにでもするか。
ゴマの独り言

あたし、さっきパパにちょっと叱られたの。つい力任せにアインの鼻面を叩いたら、逃げ出したアインがクシャミ連発していたものだから、それでアインに同情が集まったのよね。あたしだって少しは叩かれたのよ。アインも最近ちょっと元気だから・・・。

ママはあたしを撫でながら「ゴマちゃんは強いし若いんだから、お婆ちゃんアインをいたわってあげてね」と文字通り猫撫で声で言っていたわ。ごめんね、アイン。

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