ミュウ

片目開いて

Jun.22,2002

朝まで色々としていたので、そのままエサやりに行ってしまった。早朝の4時・・・当然道路は空いているけれど、それでもこんなに?と思う程には車は走っていた。トレイを洗っていると、どこからともなくよりこが来た。急いで缶詰とカリカリを開けてやる。この子はご飯にありつくのが素早い。そして一体どこから来るのか、さっぱり判らない。今朝は、駐車場と駐車場の間の道を渡って来ていた。いつもどこで寝ているのだろう?

エサやりを終える頃、サーッと雨が降り出した。傘が欲しいほどではないので、猫もひどく濡れる事はないだろう。お腹一杯食べたら、昼間はぐっくり寝られるといいね。私達も空腹感を覚えて来たので、家路を急ぐ。途中、終夜営業しているファミレスででコーヒーでも飲もうかという事になり、道中に発見したガストに入ったらビックリ。金髪・茶髪の若者たちで溢れかえっている。駅から近い場所ではないし、近くに繁華街もない。一体どういう連中なのだろう?と不思議だった。深夜にも早朝にもファミレスに入った事はなかったが、こんなものなのだろうか?そそくさとコーヒーを飲んで、出て来てしまった。だってとっても騒々しいんだもの。慣れない事はするもんじゃないな。

コーヒーを飲んでしまったものの、帰るとすぐに寝た。朝から出かける用事が幾つもあり、韓国・スペイン戦も殆ど観られなかった。しかし「さゆり」を退院させて無事お山に放せたし、新たなSOSとなる可哀想な状態の仔猫たちの写真も可愛く撮れた。「さゆり」は車の中で、相変わらず鳴きはしないものの、みょーこ姉ちゃんが覗き込むと「バシン!」とケージを叩いて怒る。よしよし・・・恐い「さゆり」は健在だ。そうでなくちゃ、お山に放すのは辛い。只でさえワナに濱って怪我をした猫だ。

ケージの扉を開けたけれど、さゆりはなかなかケージから出ては行かなかった。弱虫「マロ」が出迎えに来て、さゆりの為に用意したご飯をガツガツと食べてしまう。みんなの足にすりすりし、抱っこされ、マロみたいな捨てられた子は野良生活は辛いだろうと胸が痛む。さゆりは決意したようにケージから出ると、一目散に山の斜面の人が入り込めない方角へと走って消えた。明日から、またちゃんとご飯を食べに来るんだよ・・・と、何度も姉ちゃんは話し掛けていた。その都度バシッ!と威嚇されていたけれど(笑)。

まだ次々とSOSは飛び込んで来るだろうけど、自分の目で見たものから確実に発信して行くべきだろうと考えて、真っ先に今日病院で見て来た仔猫たちのSOSを立ち上げた。片足を失い、もう片足もどうなるか判らない仔猫と、眼球摘出を予定している仔猫・・・どちらもまだとても小さな茶トラで、むろん連れ帰りたい衝動に駆られながら、ごめんね・・・と心の中で謝っていた。

真理ちゃんは昨日のうちに3匹を捕獲して、今日しっかり病院に預けに来ていた。黙って着実に行動している。その真理ちゃんから夜に電話を貰い、猫を殺処分すると言っているキチガイおじさんの事を少し確認する。真理ちゃんが若くて綺麗だから、こういうおじさんの相手はあまりさせたくない。こういう件は、やはり年配のおばばに任せた方が良い場合も多いのだ。そして真理ちゃんは、ハンディのある子こそ引き取ってあげたいので、健常で可愛い保護仔猫は、むしろ里親募集に出した方が良いかしらね・・・とご主人と話し合っているそうだ。夫婦でひとつの事に取り組めるという幸せを、このご夫婦は知っている。(うん・・・私も知っているぞ。)

疲れが出たのか(最近は特に、外に出掛けると疲れる)、晩御飯を食べたらどろどろと眠くなった。更新は明日にまわそうと諦めて、兎に角ベッドに入った。身体も冷えていたので、先ずは眠ってしまおう・・・と。しかし長い時間を寝つけないものだから、丑三つ時にパッチリ目覚めてしまった。これでは幽霊のようではないか。きっとまだ充分、夜更かし族は起きているだろうという時間だ。緊急性の高いものから処理して行こうと、ぼちぼち作業を始める。

楽しい事を優先したいけど、今はかなり悲惨なご相談が多くて、どうしても無視は出来ない。

今日のにゃんこ

ボクは今日「ピコ」という名前を付けてもらいました。あやういところで「ヒヨちゃん」になるところだったの。(ヒヨコみたいに小さいから「ヒヨちゃん」だって・・・オーナーのセンスが判るよね?)

ボクの目は、あと数日でとってしまうんだって。恐いけど、先生は手術が上手いからきっと大丈夫だよね。今は恐くて恐くて心細くて仕方ないけれど、早く退院出来るようになって、優しいお母さんが出来るのを夢で見ていようっと。

(ボクたちのことは、SOSのコーナー で詳しく見てね♪)

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