マルコ

大王の洗礼

Jul.15,2002

マルコは我儘だ。要求が多い。昨夜は寝させてくれなかった。ケージから出せと鳴き続けて、いい加減諦めさせようと無視するとトイレの砂を盛大に掻き出す。オモチャを吊るしてあげたのだが、それで遊んでいたのは数時間だけ。ケージの外にいる猫たちの動きに興味津々だし、私達の姿が見えなくなると大声で鳴く。人も猫も大好きなのだ。たった一晩で、あっという間に馴れて腕白小僧に変身した。安静にさせておくなんて、とても出来そうに無い。

ケージを開ければ飛び出す。距離は走れないが、前足だけでも数歩走るそのスピードはジャムもびっくり。先生に電話で相談すると、やはりあと数週間は安静にさせて下さいと言う。でもセンセイ・・・この子の勢いは凄いんですけど・・・!!

しかも昨夜、立派な初ウンチが出た。みんなに眉唾つけられているが、先ずは色違いの団子が3つ連なったものが出た後で、単2の乾電池が1個出た。その後、普通の猫ウンチが2つ出た。これを一時にやらかした。拍手喝采、万歳三唱。凄いぞマルコ!本当に良く食べるもんなあ・・・。

大阪のじぇりちゃんから、お友達の保護した赤ちゃん仔猫を授乳させているという電話を貰って、色々と猫話をしている間にも、ご飯をパクパク食べて、あっという間に立派なウンチを2つした。病院では下痢していたと聞いていたけれど、2度とも立派なカリントウだった。どれだけ安心した事か・・・。初めて見たトイレでも、しっかり砂を掻いて立派に用が足せるのだ、猫って。ゴマの時もそうだったし、トイレ以外でする場合というのは、お馬鹿なのではなくて何か原因があると思った方が良い。

それにしても、じぇりちゃんは成長している。昨年は次々と自分が里子に迎え、3匹の授乳も闘病もお見送りも経験し、つい先日自分でも1匹保護したかと思ったら、お友達の保護猫を育てているばかりか、「育てる事はしてあげるから、里親募集するのであれば誰が見ても納得するように「何故自分では飼えないのか」という事情を説明するように、そして募集活動は気を入れてありとあらゆる手を尽くしてするように、しっかり指導します」と言っていた。う〜ん、文句なし。黙って見ていたかと思えば勝手に学んで、次を育てる事が出来る人というのはいるものだ。

そう言えば「しろねこ」さんももそうだったし、自分が相談に乗る立場に立つと急激に心の許容量が大きくなるものなのかも知れない。立場が人を育てるという事は、確かにあるのだ。私は出来る限りの応援をするだけだ。

さて、暴れたがりのマルコは、ちょっとだけケージから出して時々は遊んでやりたくなる。後ろの足をあまり使わせないようにして、抱きかかえたまま遊ばせるのだが、大王ミュウが近づいて行って頭を舐めてやっていた。もうミュウは威嚇しない。マルコは大喜びで、ミュウの頭をひっくり返って抱えていた。しかし大王は「そこまでは付き合えない・・・」とばかりに立ち去る。シルバータビーと茶トラは、綺麗にマッチすると思う。

ケージの中だとフラッシュをたかずには撮れないのだが、ベッドの上だったのでやっといつも通りフラッシュオフで撮れた。しかし猫同士の動きが止められなくて、シャッタースピードがついて行けずピンボケばかり。でも記念すべき「ケージ外」の写真だ。ネックレスはジャムの仔猫時代のものを借りている。胸の毛が白いので、どんな色でも似合いそうだ。テレサ・ちん先生、どうぞ宜しく!

さて、今夜も遅い晩御飯である。ご飯が炊けたので、これで一旦終了。『今日のにゃんこ』はお休みします。

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