ゴマ

眠くて眠くて

Jul.20,2002

何時の間にか、7月も三分の二が終ってしまう。そしてマルコが来てやっと1週間が過ぎた。あっという間だったとも言いたいが、実はクタクタである。この子の体の機能と生体のリズムをしっかり把握するまでは、兎に角付きっきりでケアして来たから。いや、そんな風に言うとカッコ良いが、兎に角マルコがおとなしかったのは初日だけで、あとは仔猫パワー全開で疲れたと言うのが正しいかも知れない。仔猫ってこんなに暴れるものだったっけ?怪獣だと思っていたジャムが、急におしとやかな箱入り娘に思えて来た。

マルコは片時もじっとしていないし、動きが今までの誰よりもパワフルなのだ。ジャムは須く動きがもっとソフトだった。最初から爪も歯も出さなかったし、ジャンプして乗っかって来ても羽が着地したようだった。マルコの3本足はハンディキャップでも何でもない事が、この1週間で良く良く判った。トイレも走るのも問題なし。最初は確かに数歩進むとトテッ(ゆめりん家のシャルを思い出すね)と倒れていたのだが、今では走る走る・・・すばしっこくてとても捕まらない。捕まったらケージに戻されると思うのだろう、兎に角動きが早い。4本足の連中よりも気合が入っているのか、誰もマルコには敵わない。ジャムはすっかり気弱だし、ゴマはうるさいのが加わって疲れてしまったようだ。

兎に角マルコは我が儘で(飼い主が甘やかした結果が早くも出た)、ケージから出さないとトイレをひっくり返すわ、ケージを噛むわ、どうしようもなくなって来たので、こうちゃんと相談してケージを諦めた。足の治りは運を天に任せる。無責任なようだが、これだけのパワーのある子をケージに閉じ込めておける程、私達はツワモノではないのだ。外に出して自由にさせてみる事にした。

そうして見ると、マルコは踏み台を使ってテーブルの上にも登れるし、椅子で眠る事も、自分で大きなトイレに入る事も出来る。ベッドで寛ぎアインの尻尾や熱帯魚に興味を示し、押入れの中のコンテナで眠り、殆ど何でも冒険し尽くしたようだ。シンクに直接飛び乗ったり、テーブルからTVの上にジャンプしたりカーテンによじ登ったり出来ないだけで、生活し遊ぶには何一つ不自由は無いと判定。以後、過度な過保護をやめようと思う(そりゃ普通に過保護にはするさ・・・うちの子はみんな過保護なんだからね)。

但し、今後の成長の過程で片足がない事が背骨や骨盤の成長に支障をきたしたり、それが神経や内臓に影響を及ぼす事はあり得ると思い、それは充分に気をつけてあげなければならないと思う。マルコを見ているとつい、命を助けてやれなかった『怜(れん)』ちゃんの事を思い出す。

エサやりに行った際、あまりの廃棄自転車の酷い状態に腹が立ち、ご飯のトレイを置く場所だけは自転車を積み直してやる事にした。横倒しになった廃棄自転車が2段重ねになって、そこにバイクのシートを掛けて気持ちだけ雨をしのいでいるのだが、だんだん自転車が崩れて来て、スペースが狭くなっていたのだ。こうちゃんと苦労して、粗大ゴミとも組み合わせて積み直す。自転車というのは、ハンドルやスタンドの出っぱりが多く、一度スポークに引っ掛かるとはずすのに一苦労だ。やぶ蚊に刺されながら、やっとこさっと作業を終える。今度はトレイが5つ置けた。久し振りの肉体労働で、結構疲れた。

帰宅してからフライドチキンを作る。鶏肉はもも肉を2ツに切った位の大きなものを、ビニール袋の中でニンニクと生姜、醤油で下味を付け、さらにその中に片栗粉に上新粉を混ぜた粉を加えてしっかりとまぶす。そうするとパリッと揚がるのだ。どうして大きく切るかといえば、駄目と言っても絶対に欲しがる子が3匹いるので、味の染みていない中の方を千切ってあげるには、大きく切っておかないと駄目だからだ。ミュウとジーコはテーブルの上で、アインは床から背伸びして「ちょーだい、ちょーだい」を繰り返す。忙しなくて、食べた気がしない。どうして私達の好物は、猫の好物なのだろう?(逆かな?)

やがてドロドロと眠くなり、腰もお腹も痛くなる。始まったか、またも生理痛。もう寝不足も溜まっているし、お手上げ状態で寝てしまう。30代までは、いや40代の声を聞いてもしばらくは、一年中寝不足でも全然平気だったのになあ・・・。年をとるって、機能が衰えて体力が失せ、そして醜くなるって事なんだなあ・・・と実感する今日この頃でありました。せめて心だけは清廉でありたいものだ。

マルコ

もう自由

Jul.20,2002
今日のにゃんこ

アタシは「ネエタン」。「トワ」お母さんの長女よ。血の繋がっている姉弟2匹と、血のつながりの無い弟が1匹います。お母さんが分け隔てなく、しっかり育ててくれたので、みんな仲良しです。

でも、アタシだけエイズが陽性だったの。だから姉弟とは別のお部屋で、トワお母さんと一緒に過ごしています。

エイズって恐い病気だと思ったんだけど、獣医さんは「エイズや白血病だけ恐がられているみたいだけど、簡単には検査出来ない他の感染症もあれば、腎臓病やガン、心臓病で苦しむ猫たちもいっぱいいて、むしろそういう病気は防げないから、もっと恐いんだよ」と言ってくれました。実際、アタシもお母さんも元気です。こんな検査がない時代ならば良かったなあ・・・。

こういうアタシたちだけど、是非家族にしていただけませんか?いつまでもずーっと元気でいられるように、アタシも頑張りますので。

(アタシたちの事は、 募集No.433で詳しく見てね♪)


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