ジーコがすっかり声を出さなくなってしまった。かつては、何か要求する時には「にゃ〜〜ん」と高い仔猫のような小さな声で、それはそれはしつこく鳴き続けた。特にダイニングのドアの前で、あっちの部屋に僕だけ行くんだ!と言うときにはしつこかった。しかし今では、ほぼ常時ジャムがそこでドデ〜ンと寝そべっているので、私達が出入りする際にもジャムの塊をスライドさせないとドアが開かない。ジャムにはさんざん玩ばれた経験のあるジーコは、あまりそこに近寄らないという事になる。ジーコの声を聞かなくなって久しい。末っ子の座を追われたものは、やはり悲しいらしい。今ではジャムも、その悲哀を味わっている訳だが。 歳は多少違うけれど大の親友と言っても差し支えないみきこちゃんの管理する地域猫の取り組みに関するサイト『山手ネコロジー』では、今ボランティア仲間たちとの活動がとても忙しく、活動記録の役割を果たしている『つれづれ日記』でも自然と活気のある内容が繰り広げられている。
そもそも、みきこちゃんというのがかなり筆の立つ人間であるところに持って来て、大人の冷静な観察眼(その観察する対象は自分をも含めて見事に客観的である)と愛情と正義感とバランス感覚を併せ持つ人柄がよく表れていて、素晴らしい読み物となっている。論旨のしっかりした、且つリズムやテンポのある文章を読むのは楽しい。本人の個人サイトでの日記『日々の想い』も私は自称一番の愛読者であるのだが、こちら『つれづれ日記』も猫ボランティア関係に絞られた内容とは言えなかなかに読み応えがあるのだ。みきこには事後承諾(ここで断れば構わないさ)だが、一日分だけ黙って失敬してきたので是非ご覧下さい。もっと内容の良い日もあるのに・・・と言うみきこの声が聞こえて来そうだが、ちょっとプルーな朝にこれを読んでたちまちハッピーな気分にさせて貰ったので、これはこれで良い文章だと思うのだ。
夕方、リエさんから電話が入り、目の手術をしたナナオ(みょーこ姉ちゃんちの9匹目の仔猫)の為に、目を消毒する薬を持って来て下さると言う。姉ちゃんはエサやりを終えて帰宅しても、家猫のトイレやらご飯やらで大変忙しく、一時間は電話に出ない。いきなり訪ねるしかないと判断し、日吉でリエさんをピックアップしてお連れする事にした。しかし日吉の駅前というのは、今地下鉄工事をしている関係で道幅は極端に狭くなり、車の停車すらも難しい。うまく時間の待ち合わせが出来ず、停車していた場所からは追い払われてしまった。一旦ぐるりと回って来ると、ラッシュアワーであった為にどこの路地も大変な車と人と違法駐車の混雑で、大変時間がかかってしまった。やっとリエさんと会え、姉ちゃんちに到着したら8時をはるかに回っていた。 姉ちゃんは家に電話をくれたらしく、こうちゃんから事情を聞いてくれていたようだ。リエさんが一緒だという事も知っていた。ナナオはまだ抜糸も済んでおらず、痛々しかったけれど元気で、しかも抱かれるとグンナリとおとなしくしている。顔も身体も一回り大きくなっていた。マルコよりは一月くらい小さいから4ヶ月くらいのはずだが、ちょっと小柄だ。 女三人で猫関連の話題ばかり。あっと言う間に10時になり、おいとまして理恵さんをまた駅で降ろして、帰宅したら山下さんから電話があったと言う。そうだ、今夜電話が来るはずだったのだ。突発的なお出掛けが入ってしまったので、申し訳ない事をした。明日はエサやり以外は出掛けないつもりなので、また明日ね! まだ身体が本調子ではないのと、今日はエサやりがこれからなので、「猫雑記」だけの更新でおしまい。明日こそは・・・という日が続いて、仕事がどっさり。里親募集だけでも明日は頑張ろう。でか猫、サビ猫、ペット自慢、ベロ出し・・・みんなお待たせしてごめんなさい。
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