『海辺のカフカ』は、結局寝る前に上下２巻を読んでしまった。と言うよりも、一気に読んでからでないと寝られないのだが。だから長編を買うと困る。その昔、漫画の週刊誌を買っていた少女の頃、連載ものの続きが翌週まで待てなかった。プロレス番組をＴＶで観ていても、時間切れで放送が終ってしまうと（メインイベントに限って、時間切れになる・・・最後の試合だからなのだろうけれど・・・）試合の結果が気になって仕方なく、翌日は本屋に走って『ゴング』などを必死で調べる。翌日、本屋にゴングが置いてあるとも限らなければ、そんなに早く試合結果が載るはずもないのに、それに気付かない。当時、スポーツ新聞など存在も知らなかった。昔の田舎町の事でもあり、新聞とは配達されるだけのものだと思っていたし、子供が買うものでもなかった。プロレスの結果は、常に心配事であった。「猪木はあの後、ボボ・ブラジルを倒せたのだろうか？」と。
おっと、またプロレスの話題になってしまうところだった。妙齢の美女だと思っている人もいるかも知れないのに（それは決して間違いではありませんが）、がさつな話題ばかりではいけませんわね。おほほ。少しはトワちゃんのしとやかさを見習いなさいって？それは無理だわね･･･私は出産経験もなければ子育て経験もないし、そもそも母性なんかゼロですもの。人間の母親だって、トワちゃんのように、自分の腹を痛めて産んだ子も余所の仔猫も分け隔てしないあの母性に敵う程の人間の母親なんか、とてもいないはずだ。最近では「子殺し」の殺人事件が凄く多いし、育児ノイローゼだとかで高層マンションから我が子を投げ捨てて殺した４０歳の母親というのもいたっけ。愚かなものだ。それでいて自分は恐くて死ねなかったそうだ。 忙しくしていたら、とてもノイローゼになどならないと思うのだが。と言うよりは、自分の役割を果たそうと忙しく体を動かしていたら、つまらない事でグジグジ悩んだりしないのだ。極端で申し訳ないが、私だって失業して鬱病に近い状態を経験した事があるから、そういう精神状態はある程度解らないではないつもりだ。だけど敢えて言いたい。自分の役割をわきまえている人は、どんなに孤独でも苦しくとも泣いてはいられないのだと。 折角生まれた子供を殺すなんて、何て勿体無い。未来の納税者を産み育ててくれていると思うからこそ、世の中の母親に優しく温かい目で見ようとしているのに、我が子の命は自分のものだと錯覚しているバカな母親もいるのだな。ああ、勿体無い。人間の子供の命だって、猫の子の命と同じ位に尊いのに。 寝ていると、ジーコが来て爪を出して「チョイチョイ」とやる。「痛いよジーコ」と言っても、少し経つとまた「チョイチョイ」。何が望みなのか解らないけれど、キッチンシンクでお水を出してやっても、ご飯を用意してやっても、そういう事をして欲しい訳ではないらしい。要するに自分はもう眠くないのに、私が寝ているのがつまらないようだ。根負けしてしっかり起きるまで、兎に角しつこくしてくれる。ちょうど良い時刻にやってくれるならば目覚まし時計代わりになって便利なのだが、不思議にやっと熟睡モードに入った頃にする。日頃、割を食っている感のするジーコだけに、それでもつい甘やかして言うなりになっている馬鹿な飼い主ではある。弱虫ジーコは、隠れたわがまま大将だ。 昨日掲載して、今日写真を追加した里親募集（No.531）が、あっという間に里親決定となってしまった。気合の入った若者ではあったが、それにしてもビックリだ。最短記録だろう。明日の『今日のにゃんこ』の記事も戴いていたのに・・・。ともあれ、良かった良かった。大学生で夏休み中に決めたいと言っていたので、相当頑張ったのだろう。私の勧めた事も全部即座に実行してくれたし、レスポンスは早いし（携帯メールの利点が生かされた好例だ）、若いって素晴らしい〜♪
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