とてもゆっくり風呂になど入っていられない・・・と昨日書いたばかりだが、突然だがゆっくり朝風呂に入ってみる事にした。連日エサやりの後で頭がとても痛くなるのは身体が冷えて筋肉が緊張しているせいだと判断したので、身体の芯から温まってみようと思ったのだ。本を持ち込み、湯船に身体を落ち着けてから給湯を始める。湯がたまるまで待つと、決心が鈍ってしまいそうだから。腰の上まで水位が来たら給湯を止め、そのまま読書を続ける。何と優雅な休日の朝。
仕事やら更新やら雑用やらで中断を余儀なくされていた読書がまとめて出来て、しかも何ヶ月ぶりかの入浴も一緒に出来るというのは好都合だが、忙しい時にはそのどちらも切羽詰ってしなければならない事ではないだけに、優先順位がとても低い事になる。どっちも本当は好きなのだ。でも出来ない。そんなのが健全で楽しい生活であるはずがないよな。
だから3連休の初日、思い切って風呂に浸かる事にしてみた。本を湯の中に落としては大変なので(厚い本を持ち込んで結構重たかったから、いつ手が滑るか自信がなかった)、風呂の蓋を台にして読み続ける。氷をたくさん入れたオレンジジュースでも用意すれば良かったな・・・と後から気付くが、もう手遅れだ。ばあやはいないし、執事はまだ寝ている。執事にはジャムが添い寝していたっけ。
次第に汗が出て来る。最初は胸の谷間にジワジワと汗が出て、そのうち髪の毛の生えている頭部から汗が顔を伝って落ちてくる。顔自体に汗をかくのは結構時間がかかった。汗が頬を伝うと、むず痒くて困った。手の甲でぬぐう。やがてその手の甲にまで汗が出始めたので、そこまでとする。先ずは本を濡らさないように脱衣籠に置いてから、急いで髪と身体を洗って出て来た。ふう!
何だか凄い事をした後のような達成感がある。全然大した事なんかじゃない、普通の人は割と頻繁にしている程度の事なのだけど、自慢して誉めて貰いたいような気分だ。1年中シャワーだけで済ませて風呂に入らない事を平素から公言しているだけに、是非誉めて欲しい。だって本当に一大決心が必要だったんだよ。そして案の定、とても消耗してしまった。そう、そのまま寝込んでしまいそうな程に。