ミュウ

慈父

Sep.29,2002

久し振りで蒸し暑い一日だった。暑い2階が復活。昼間にはちょっとエアコンもつけた程だ。外では鳥がたくさん飛び回っているらしく、その鳴き声と気配にマルコは大喜び。窓際でジャムとゴマに混ざって、尻尾ふりふり変な声で鳴いている。かつてはアインも毎朝のように鳥を眺めては、喜びの余り尻尾で窓ガラスをゴンゴンと叩いていたものだが、今では寝てばかりいてカラスにも鳩にも関心がなくなったようだ。しかし私に対してはますます関心が強くなっているらしく、目が醒めている間中つきまとうのだ。ああ、また来てしまった。キイボードの上は駄目よ、なに、抱っこするの?

野良のエサを入れるトレイを、ステンレスのものに替えようと思う。夕方出掛けて、100円ショップで手ごろなものを見繕って来た。もっと早く変えようと思いつつ、今使っているものもそれ程古くないので捨ててしまうのもためらわれた。しかしプラスチックのトレイは、傷が多くなると黴菌もつき易い。今夜から全てステンレスに替える。昨夜は一人も姿を見せてくれなかったので、今夜は期待して出掛けよう。

100円ショップでは、ついつい色んなものを買ってしまった。洗顔フォームも色々あった。塩が入ったもの、アロエのもの、そしてカ●ボウのブランド品まで100円だっ(定価600円と印刷されている)。ろくに顔なんか洗わないくせに、洗顔フォームだけでも4種類も買ってしまったじゃないか。ま、こうちゃんがせっせと使うだろうから、無駄にはならないのだが。私も時々洗うし・・・。

それからパンツのゴムも買った。大分前から私とこうちゃんのパジャマのズボンのゴムが伸びていたのだが、買い置きのゴムが無かったのだ。しかしゴムの伸びたボトムを穿いていると、これは相当に気持ちが悪いものだ。まだ新品のパジャマもあるのだから思い切って捨てれば良いのかも知れないが、ズボン自体はどこも擦り切れている訳じゃないし、勿体無くて捨てられない。こういうところにケチというか、大変に物持ちが良い。Tシャツだって首のところが擦り切れるまで着る。パンツも文字通り「穴が開くまで」穿く。どこに穴が開くかと言えば、引っ張り上げる時に爪で破ってしまうのだ。しかし、その程度で破れる程に、充分穿き古して生地が薄くなっているという事だろう。ああ、恥かしい。

物持ちが良いと言えば、靴下もそうだ。以前テレサ・ちんがどういう訳かお土産に下さった可愛い靴下を、穿いては洗い、洗っては穿き(丈夫だし乾きが早いので重宝なのだ)、みょーこ姉ちゃんちに行く度にいつもそのソックスを穿いているので、私がそれしか持っていないのかと可哀想に思ったらしく、先日は靴下をくれた。路上生活者を支援する団体に、古着とは言え結構素材の良いものを差し入れしているのだが、私の着ているものはそれよりも遥かに安くて古い。洗濯してあって清潔だったら、今は何でも良いのだ。

ワードローブにはきちんとしたスーツやら靴やらが捨てられずに置いてあるが、私とて以前必要に迫られてきちんとした服装をしていた時期があったのだ・・・という証拠を残しているだけで、ただの場所ふさぎかも知れない。サイズが変わってしまって戻らない(戻るための努力も真っ平だけど)限り、そしてラフな恰好しか出来ない精神構造になってしまった以上、もはや必要の無い「高価なゴミ」だ。みょーこ姉ちゃんにもテレサ・ちんにも捨てろと言われている。捨てよう、そのうち。蛇足ではあるが、その二人も次から次へと買い込んでは物凄く場所をふさいでいる事を、ここで明言しておく。

100円ショップでは、天花粉のパフも買った。天花粉じゃ解らない?ベビーパウダーというか、シッカロールの事です。これも時々洗って清潔に保とうとしていたら、ボロボロになってきた。今度100円ショップに行ったらパフを買ってね・・・とこうちゃんに言われていたのに、言われてから2ヶ月近くも経ってしまった。おこづかいすらあげていないみたいで人聞きが悪いから、パフ位「買ってね」などといじましい事を言わないで欲しい。だから2個も買ってあげたよ。予備がないと不安だものね。

100円ショップ「ダイソー」で22点も買い、その後で階下のスーパー「いなげや」へと移る。牛乳とタバスコが切れそうだったので、牛乳は日持ちしないので1リットルのものを1本だけ(牛乳は冷凍しても良いが、冷凍庫はいっぱいなのだ)、しかしタバスコは3本も買ってしまう。タバスコはすぐに無くなってしまうので大瓶で売っていると有り難いのだが、普通のスーパーではそういうタイプは置いていない。何でも予備がストックされていると、とても満たされた気分でいられる。トイレットペーパーやティッシュペーパー然り、電池、色んな用紙、切手、洗剤、タオル、シーツ、猫砂、缶詰・・・本当は米や味噌・醤油もストックしていたいが、あまり置いては劣化して味が落ちるので仕方なくその都度買い足しているのだ。貧乏性で困る。

さて、長崎のハンディ猫は、今日無事退院して保護主さんのお宅に連れ帰って貰えた。昨日もお話したように蒼さんが車で搬送とご家族へのアドバイスまでして下さり、写真とご報告も送って下さっている。後ろ足を引きずっているせいで擦過傷が絶えないようだし、そのために化膿してしまった部分の切開・排膿もしたようだ。

まだ尻尾の怪我と足や脊椎のレントゲン撮影もしなければならないし、トイレが使えるようになるかどうかの観察と訓練などの課題も色々と残ってはいるが、とりあえずはおうちの人達の中で居場所を確保させてて貰えた。良かったね。

しかし(仮の)名前がまだ決まらないようだ。今夜家族会議で決めたら、明日には晴れてSOSを発信出来る運びとなるはずだ。保護主・美穂ちゃんの顔は晴れ晴れとして、とても可愛らしかった。本当はモザイクなどかける必要はないとも思うのだが、本人に「顔出しOK」の了解をとっていない事もあるし、一応若い女性という点も考慮して、一番素敵な部分にモザイクをかけてしまった。残念無念。でも私は見られて良かった。

貴重な休日に時間と労力を提供して下さった蒼さん、本当に有難うございました。焼肉が好きでキップの良い蒼さんは、実は勝手に密かに「同志」と思っている人ではあったのだが、こんな形で協力して戴けるとは夢にも思っていなかった。頑張っている人は、幸運も呼ぶのだと思う。美穂ちゃん、貴女は本当にラッキーだったね。あとは早く名前を決めてね!待ってるよ!!

ちょっと前から心配で仕方なかった「なつちゃん」の腫瘍の手術も、今日ちょっと嬉しいご報告が届き心が晴れた。まだまだこれからではあるようだが、なつちゃんもninaさんも元気で頑張る気持ちになっている。良かった。頑張れ、なつちゃん。

さてと、100円ショップで買った縦笛でもちょっと吹いてみようかな?何でこんな物買ったんだろう・・・?

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