アイン

冬毛の用意

Oct.21,2002

一日中、冷たい雨が降り続いている。泣き言ばかり言いたくはないが、しんどい。関節痛と頭痛。そして息苦しい。私がダラダラしていた間、猫たちも良く眠っていた。そして昼間に、アインが何度も何度も吐いて苦しそうだった。よほど獣医に連れて行こうかと思ったが、思い直す。既にこの症状は相談済みである。そして対処方法も決めてあるのだ。これ以上体液が失われる事で電解質のバランスを崩さないように、嘔吐を止める為の薬を使うしかないと言われている。そしてもっと悪くなった時には、点滴もやむなしとは思う。しかし今は体重の減少もないし、食欲も元気もある。この子の場合は無理に連れ出してストレスになる事はさせたくない。レメディを飲ませ、望む限りは抱いてやる。今はそれが一番だと思うから。抱いてみると、毛が大分モコモコしてきている。冬バージョンに切り替わりつつあるようだ。

一昨日から届いている数件のご相談(昨日もちょっと触れた件)では、その後も多少影響が出ている。警告はしたたけれど、どうやら里親詐欺ではないようだ。それに絡んでとは思いたくないが、昨日の夜のサーバーのダウンの原因に関してはやっとプロバイダから回答が来た。サーバーへのアタックがあったそうだ。やっぱりね・・・と思う。私への嫌がらせだとは思いたくもないし、そんな事が個人レベルで出来るのかどうかも解らないが、兎に角意図的に悪意を持った働きかけがあったという事だけは事実だろう。今日は私宛に「SOS!」というタイトルのウィルスメールも届いている。SOSと書けば何でも川口の馬鹿は添付ファイルを開くだろうと思ったら大間違いだ。プレビューもしないで削除した。

天候は悪い、体調は最悪、しかも気の晴れない事が続く・・・で最悪の週明けとなったのだが、ちょっとしたきっかけで気分は天候より先に晴れて来た。石塚夢見の連載中の漫画『今日がいちばん!』の単行本第一巻が出て、何と有り難い事に夢見先生から寄贈して戴いてしまったのだ。大勢のファンの方は、どうか特別扱いだと嫉妬しないで欲しい。世間知らずの私は彼女が漫画家である事を知らずにお付き合いを始めたのだが、そのきっぷの良さや弱いものに対する愛情、後進を育てようとする大人の姿勢を見て来て、改めて彼女の漫画のヒロインと同じく「前向きで明るい」人なのだと尊敬している。

彼女が某巨大掲示板である地域の野良猫問題に絡んで不必要な叩かれ方をした時にも、彼女の大変に謙虚で大人の対処を見て来た。その事実を知った時にはむしろ私の方が無念で悔しかったけれど、あんな事で決定的に傷ついてしまうような人間の器でもなければ、簡単に汚す事の出来るような実績でもない事は、ファンの皆様は良くご存知だろう。私もあの時、作品というものは誰の言葉によっても汚す事は出来ないのだと確信していた。それどころか彼女の作品の数々を読んでみると、人の心を無条件で引きつけ、もう一度頑張る気持ちにさせるヒロインのひたむきなパワーを感じとって、勇気づけられる人は物凄く多いだろうと改めて思うのだ。ファンの人は多分「ありがとう」という言葉を一番、作者に送っているのではないだろかと推測する。私は友達なので(おい、そうだよなあ?!)、いつもはアホな事しか言わないけれど、今日は素直に「有り難う」と言うよ。

あの『今日がいちばん!』のヒロインには「川口」と名付けてある事にお気付きだろうか?ふっふっふ・・・羨ましいだろう?でも決して私がモデルではない。名前だけ使ってくれているのだが、それでも光栄だし嬉しいから自慢しちゃっている訳だ。猫の名前だって、夢りんとうちの共通項「アイン」だしね。ちなみに戴いた本には、直筆サインもあるのだが、夢りんが死んだら値が上がるかなあ?しかし私の方が早く死にそうではある。

先日来話題にしてきた大田区の虐待猫「くろっちょ」は、今夜ホリエさんがお迎えに来て一旦退院させる事になったようだ。心配なので私も病院に電話で確認したのだが、身体に浴びせかけられていた液体は刺激性の物質だったらしい。先生が何度も洗ってくれたのでかなり落ちたようだが、皮膚がどれだけダメージを受けたのかは今はまだ解らないようだ。口の中の傷は随分と化膿がひいたと聞く。一旦退院させて家で静かに落ち着かせてあげないと、かなり怯えていてご飯も食べられないらしい。その後の経過次第では、また週末にも連れて行くと言っている。ホリエさんは凄く頑張り屋だし、明るくて優しい人だから、きっと愛情をもって傷ついたくろっちょの心と身体を時間をかけて癒してくれるだろう。人間のせいで辛い思いをしたね、くろっちょ。いっぱい食べて元気になろうね。マルコだって怖い思いをしたらしくて怯えていたけれど、今ではすっかり堂々と甘える猫になったんだから。

さて、イナガキさんの家に行ったティッピはどうしているだろう?まだ威嚇しているかな?飼い主がその事でオタオタしている訳ではないので、あとは時間の問題だけだ。仔猫のくせにアンニュイな雰囲気の美貌のサラちゃん(末はロミー・シュナイダーのようか?)と、とびきり可愛いファニーフェイスなティッピ(こちらはさしずめオードリー・ヘプバーンかな?)・・・2匹ともに目を引くチャーミングな女の子だけに、イナガキさんは幸せものだ・・・と思うがどうだろう?『サラ日記』は『ねこな日記』と改称された。今夜の更新はまだかな?

今日のにゃんこ

<ウラン通信ーその5>
アタシの名はウラン。
10月6日の『今日のニャンコ』の続きのお話を聞いてくださいね。

助けてもらったお家には、6匹のニャンコがいるんだけれどアタシはひとりぼっち・・。だ〜れも、お友達にはなってくれないの。

最初の頃は、こんな風におひざでネンネもさせて貰ったんだけれど、他の子たちがいるから、アタシばかりを可愛がってもらえないの。
お医者様にも連れて行ってもらえるし、ご飯も沢山食べられて多分幸せなんだと思うけれど・・・・。でも・・・だんだん、寂しくなってきたの。だって・・・・・、『ほんとのママ』じゃないから、我が儘も言えないし・・・。

アタシって、『とっても甘えたさん♪』なんですって。
いつも、いつも「ウランちゃ〜ん」って、言ってくれる『ほんとのママ』は、どこ???

(アタシの募集はNo.399で詳しく見てね♪)

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