仲良し駐車

Nov.29,2002

天気予報を見ていると、「この秋一番の冷え込み」なんて表現をしていた。そうか、まだ秋だったのか。すっかり真冬のような気分になっていたが。

屋外で煙草を吸うのが好きなので、冷え冷えとした喫煙室ではなくてラボのエントランスのところにある灰皿の場所で日向ぼっこしながら一服するのだが、僅かにある山茶花の植え込みの花が咲き揃った風景を見ていると、庭(?)のある施設に働く喜びを感じる。どうやら小さな藤棚もあるようだ。藤はいつ咲くのだろう?ゴールデンウィーク頃か?

ラボは川崎の工業地帯の入り口にある。すぐ脇には産業道路があり、きっと排気ガスで空気も良くないのだろう。煙草を吸わない人から見たら、私たちは大気汚染に手を貸している悪人に見えるだろうな・・・と若干忸怩たる思いに駆られる。しかし煙草はやめない。いずれ吸えなくなる時が来るだろうが(いつだ?死ぬ時であって欲しい・・・)、それまでは吸う。実家の父はショートピースを経て長年ハイライトを吸っていたが、年をとり肺繊維症となって吸えなくなった。今では家の中を歩いても息切れして咳き込む位だから、煙草など到底吸えないようだ。これで実家には喫煙者がいなくなってしまった。滅多に里帰りはしないが、帰って部屋で吸っていると、妹が「臭い」と言う。それは尤もな言葉だ。今後は外に出て吸おう。

イナガキさんの捕獲した母仔猫6匹は、既に「ねこな日記」でご覧になっている方が圧倒的に多いとは思うが、なかなか愛らしい連中だと思う。人懐こい母猫は残念ながらFIV陽性だったが、これは珍しい事ではない。母子感染(胎盤から、または授乳による感染)はまずありえないはずだが、仔猫たちの検査は母猫からの免疫の切れる生後4ヶ月を過ぎてから、必要に応じてすれば良いと思う。私が里親ならどうするか?しないだろうな・・・多分。ゴマもジャムもマルコも血液検査はしていない。うちの子にするなら、特に気にしない。

むしろうちの場合、もっと怖いのはパルボや鼻気管炎のウィルスだ。心臓に持病があるアインとジーコには、もうワクチンが出来ないでいる。カワムラさんを6匹と一緒に出来ないのも、むしろエイズの恐れではなくて風邪のウィルスが怖いだけだ。そして猫密度が高過ぎる、この狭さが問題なだけだ。みょーこ姉ちゃんのところにもエイズの珠子がいるが、別に隔離しなくても誰にも感染していない。だから全て大丈夫と私が太鼓判を押す事は無理だが、エイズだろうが白血病だろうが、栄養とストレスの少ない生活をさせてあげたら、元気で長生きする事は知っている。何度も言って来たが、そういう感染症がなくとも、心臓病だ、糖尿病だ、腎不全だと、怖い病気は他にいっぱいあるし、これになってはもう手立てがなさ過ぎる。腎不全なんか、どの猫も必ずなっていく避けられないものだしね。

こういう状況を理解して下さった方に、あの母仔猫たちは貰って欲しいな・・・と思う。イナガキさんはまだ募集はかけていないし、いよいよとなればリスクは自分で引き受けるつもりでいるようだが、出来ればあの仔猫たちを通じて「幸せ」を分けてあげて欲しいから。イナガキさんも猫を飼い始めて新しい幸せを手に入れたように、他の人に小さくとも確かな幸せを手渡ししてあげて欲しい。

今年の7月にうちに来た小さくとも確かな幸せは、最近ますますおとぼけぶりを発揮している。ゴマの真似をしているのか、ゴマのオシッコする枕に自分もして良いのだと判断したようだ。枕の真ん中に小さなシミを見つけたので、匂いを嗅いで見る。かろうじてオシッコかな?と思う程度の臭さだ。最初、これもゴマの仕業だと思ったのだが、何度目かにはこうちゃんが現場をとらえたようだ。マルコも破壊工作の共犯者であったのだ。小さなテロリスト。(実はもうあまり小さくはないのだが、やる事のスケールがサビ猫たちに比べるとまだまだ小さいぞ)

一瞬、去勢していないのでスプレーかとも思ったが、そうではないようだ。特有のイガイガした臭いはおろか、オシッコ臭さすらあまりないのだから。これは調子付いているだけだと判断する。「マルコがしたの?!」と厳しい顔を見せると、少しも悪びれず「なぁ〜〜〜ん!」と鳴く。「そうだよ、早く抱っこしてよ!」と聞こえる。困ったガキだ。可愛くて仕方ないので、つい甘やかしてしまった結果がまたこれか。それでもあの顔を見ると、年をとってから出来た子供のように可愛くて可愛くて堪らず、幾らでも甘やかしてやりたい。

それにしても、新たな末っ子が出来る度、ワガママ度はどんどん増して行くようだ。なのにキャリーには入ってくれない。部屋の中にハウスとしてコンテナを置いているので、たまに気紛れに入る時もある。今度入ったら、予約なしでもカトウ獣医に連れて行って、その日に手術してもらおうね・・・と話し合う。もちろんマルコとではなくて、こうちゃんとだが。

そういう訳で、大量破壊兵器と小さな水鉄砲とで、我が家はシッコハウス化が順調に進んでいる。

昨日書いたディープ・パープルの替え歌は、残念な事にお笑い仮面リエさんの作ではなかったようだ。朝に知らせを貰って情報修正を入れておいた。どうやらグッチ祐三の歌らしい。彼ではないが、少し以前にTV番組の中でとんねるずが替え歌で歌っていたものも傑作だった。クイーンの「伝説のチャンピオン」を、その当時の連立政権を皮肉って替え歌にした内容だったのだが、最後のフレーズ「of the world」を、次の政権を担うのは・・・という意味で「オザワ〜」(もちろん当時、今よりも勢いのあった感の小沢一郎氏のことだ)と歌う部分が好きだった。あれは誰が作っていたのだろう?

小沢さんには、ベイシティ・ローラーズの「サタデー・ナイト」の替え歌もあった。「あいあいあいあい愛してる、みんみんみんなの小沢さん」という歌詞だったと記憶している。ベイシティ・ローラーズは全盛期にも好きではなかったが(ごめんなさい、もっとハードなのとかプログレ系しか聴かなかった年頃なので)、巷にはいつも溢れていた曲だったので良く知っている。いずれにしてもパロディが作られるという事は、それだけメジャーであるという証拠でもあるのだ。

今日はいつもと違う出来事が2つあった。ひとつは、女子トイレの排水が溢れて、半日使えなかった事。これには参った。普段使っていない2階の男子トイレを使う事になったのだが、ここが古くてちょっと怖い。建物メンテナンスの業者さんが来て夕方には使えるようになったのだが、こういう日に限って膀胱炎気味でトイレが近い。

もうひとつは、週末なので千葉からSTiで通勤して来たロボットチームのイノウさんに、夕方ちょこっと乗せて貰って、近辺を一周して来た。月末の週末で物凄く渋滞していたけれど、かなり手を入れているというSTiの乗り心地はメチャクチャ硬くて、なかなか楽しかった。写真は、昼間のうちに撮っておいた。先週は離れたところに停めていたので、駄目だよ、2台並べておかなくちゃ・・・と言ってあったのだ。かくして、仲良く並んだインプレッサ2台・・・猫の写真でなくてごめんなさい。写真をなかなか家では撮れなくて、1週間経つと在庫が切れてきたのも事実なのだが。

また、夕方には注文してあった備品が幾つか届いた。ソフトウェア色々、増設するメモリー、PCカード、そしてナナオのCRTディスプレイだ。嬉しい。しかし第一期公開分のウェブサイトは、今日出来上がってしまった。あとは月曜日に、また変更がない事を祈るのみだ。

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