ジャム

ママ遊んで!

Dec.18,2002

禁断症状が出ていた「猫依存症」は、一夜にして回復。しかし夜明け前に何度も何度もアインに起こされて、それはそれで大変だったのだが・・・。

朝からラボのサーバーがおかしかった。外部からウェブも見られないし、外部への接続も出来ない。LAN経由で内部のメールの送受信は出来るし、更新したサイトも見られる。私だけではなくて全員がそういう状態だったので、サーバーに問題が発生しているのだろうという事になった。しかしサーバー管理者はラボの中にはいない。遠い名古屋の大学にいるのだ。もちろんメールも出せない状態なので、昼近くにやっとフルトさんにサーバー管理を遠隔操作しているイトウ先生に電話して貰う事にした。原因が判らないので、兎に角リブートする事になり、4台のサーバー全てを再起動したら、あっけなく復旧した。原因究明はこれからだ。当然私ごときでは解からない。是非一度、ラボにお越し下さるようにと私からも熱いメッセージを送った。

昨日出張から戻って、直ぐにイベント関係を「トピックス」として更新したのだが、コンテンツをひとつ増やすのは結構大変だ。それぞれのコンテンツのインデックスページには、フレームのように見えてフレームではないコンテンツ一覧(当該ページには、そのページのインデックスは省かれるという具合に作っている)を置いている。ここに新しいコンテンツを増やすのが手間取った。

それから2つばかり、先週の金曜日と今週の月曜日のイベントを報告した。内容はプログラムのタイトル一覧だけだが、それでもこの組織がどういう研究に取り組んでいるのかという事は何となく伝わるだろう。「トピックス」というコンテンツを新設したい旨、そしてそこに何と何を載せるかは事前に所長に確認して了承を貰ってあったし、実際にページを作ってからも見て戴いた。所長の判断で削るべきは削り、そして「ではこれで更新しますね」と確認してアップロードした訳だ。勝手な判断では、何一つしていない。

月曜日のワークショップでは、発表者が一部当日変更になったので、プログラムとは違う名前の人が発表を行った。スペイン語の解かり易い名前だったので、プログラムに書き留めておいた。なのでトピックスには、変更後の名前で出した。夕方、他所のチームの人に「あの変更になった人は何て名前だったっけ?」と訊いている人(便宜上Aと呼ぶ)がいて、訊かれた人は「カワグチさんがもうHPで載せていますよ。」と笑って答えていた。そのあたりからきな臭くなっていたようだ。

そろそろ帰ろうと思って喫煙室で煙草を吸っていたら、Aが来て「あれは所長がこういうコンテンツを作ってと言ったの?」と訊かれた。そこから本番が始まった。曰く、外部発表は「伺い事項」であるから、手順を踏んで記録に残さないといけない、ついては全て自分を通してくれるように・・・というストーリーだ。正式ルート上にはないのだが、何かあった時に困るからと言う。

私はかなりムッとした顔をしていただろうと思う。Aは私の上司ではない。Aのチームだけの研究補助員ではないのだが、マメで声が大きいだけに殆ど独占的に私を使ってきた。キックオフの準備(資料の封筒詰めのような誰でも出来る事ばかり)があるのに、所長の発表資料の手伝いなんか全て言われるままに受けていたら時間が足りなくなるよ、断らなきゃ・・・と変な事も言われた。その時には所長の仕事が私には最優先に思えたが、何も言わずに結果から言えばどちらも全てやり遂げた。

広報の私には、所長から直接依頼される仕事が多い。広報チームがない限りは、広報の責任者は所長なのだ。来年2月に出展が決まっている技術展の準備も、ダイレクトに私と所長が下準備している。所長の依頼で所長の名前で(もちろん内容を見て貰って承諾後に)、私がチームリーダー宛てに文書を出す事もある。そういう場合には秘書でもあり、担当業務のあるスタッフでもある。そこが微妙なのだ。Aにしてみれば、自分の知らないうちに私が何かを進めているのは愉快な事ではないのだと思う。全てを自分というルートを通すようにと言ってきた。

さてこの後はどうなるだろう?さっきフルトさんが私を心配して自宅まで電話をくれたのだが、実はそれ程には精神的なダメージなど受けていない。嫌な奴はどこにでもいる。前の会社の薄毛のピエールもその前の会社のO越も嫌な男だった。みんなAと似ているが、それ位どこにでもいるタイプなのだと思う。私も子供ではないし、職歴も長い。自分の仕事が忙しいから、いちいち人間関係では悩まない。しかし、筋違いのところで筋を通せと言われるのは好きではない。あまりにも理不尽な管理のされ方も不愉快だ。

これがいよいよエスカレートした時には、所長に直訴するつもりだ。簡単に辞めるつもりがないのでうまく付き合って行きたいし、どんな嫌な奴の中にも良い部分はあるし、それを「坊主憎けりゃ袈裟まで・・・」という風にはなかなか思えない。喧嘩はしないが、多少のストレスはきちんとお返ししたいと思う。大分、Aに対しては堪忍袋の中味が溜まってきているのだから。ものの言い方が人の神経を逆撫でするのだ。人生は短い。おとなしく言われるだけの私は、今年になって脱皮したのだ。

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