カワムラさん

ご機嫌さん

Jan.12,2003

連日、私が下の和室で3匹と寝ている。ミュウは不満タラタラだが、このところ私も身体が疲れきっているので、ミュウとアインとジーコとマルコに乗られて磔状態のまま身じろぎもかなわず朝を迎えるよりも、幾らルス・リマが激しく暴れようと手足を伸ばして寝られるのは有り難いのだ。つまり1階に避難している状態と言える。

その避難所は、そこはそこで激しいものがある。ルスとリマのパワーは日増しにアップして、ジャムが2匹いるかのような物凄い音を立てて走り回る。もちろん寝ている私の身体の上がサーキットとなる。それには慣れていつしか寝てしまえるのだが、久々に家に戻ったカワムラさんと寝るのは初めてだったのだが、こいつはとんでもないボケ爺だった。布団を掛けて横になると、直ぐに布団に入って来た。そこまでは良いが、私の顔に得意の頭突きしながら口の端を擦り付けてくる。臭い付けをされているらしいのだが、普通このマーキングは人間には臭いが感じられないものだ。しかしカワムラさんは口が臭いので、ちょっと忍耐力が要る。

腕枕したままなかなか激しいキスをするので、このエロ爺・・・と思うが、不憫で布団から追い出せない。やがて私の顎を噛み始めた。「カワムラ!やめろ!」と抵抗する。デカい茶トラのボケ老人に押し倒され、すっかり手篭めにされた気分だった。しかし何度か布団の中に出入りした挙げ句、開け放したケージの中の毛布にくるまってカワムラさんは朝までぐっくり寝てくれた。蓄膿爺は寝息もちとうるさい。

時々、目覚めると枕の上にリマがいた。「入りなさい」と布団をめくってやるが、仔猫は暑がりなのかあまり入りたがらない。ルスの手だけが、枕の上にある事もあった。枕もとで寝ているのだが、無意識に何かを探っているようだ。お母さんのぬくもりなのか、妹の所在なのか・・・。私がその手を握ってやると、安心したかのようにお腹を上に向けて寝続ける。可愛い子たち。

昼間暖かいうちに用事を済ませようと、またあちこち走り回る。外に出掛けると、本当に疲れる。遅めの昼は、大きなかき揚げ(玉葱と人参、サクラエビ)を2つ揚げ、カトキチの冷凍かけ蕎麦に乗せて食べる。熱々をジュッと乗せる予定だったのに、食べる直前にご相談の電話が入ってしまった。取らなきゃよかったのだが、居留守は出来ずつい出てしまう。これがちょっと長引いて、蕎麦は伸び天ぷらは冷めた。がっかり・・・。

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