アイン

何か変!

Jan.25,2003

昨夜エサやりして戻り、やっと寝たのが明け方だったのだが、今日はリエさんの保護猫を入院させるのに立ち会う為に動物病院へと行く事になっていたので、明るくなると起きて家事を済ませておいた。朝一番で病院に入るのが、リエさんのパターンだからだ。日頃から朝が早い私たち(こうちゃんもリエさんも含める)だが、流石に世代の差を痛感するバイタリティをリエさんには感じる。いつも元気に明るく振る舞っている(根っからポジティブな人なのだが)姿しか見ない。私など、もうその点では昔のような頑張りが効かないなあ・・・と思う。昨年出来た頑張りが、今年はもう効かない。ほんの少しずつ衰えていく体力・・・40代という年代は侮れない。

病院に着いたという電話を貰った時は、ミュウがベッドの毛布の上でゲロッパした直後だった。慌てて抱いて床に降ろしたが間に合わず、毛布とカーペットに被害を受けた。食べて直ぐのゲロッパではなかったので、拭き取ったただけではドロドロが染み込んでしまう。毛布は洗濯、カーペットはシンプルグリーンで念入りに拭き取る。子供を持つ母親の気持ちが少し解かるような気がする。出掛けなければならない時に子供が熱を出したり、むずかられたりする時の気持ちはこんな感じかな?と思った。ここ数日ミュウもアインもクシャミを連発していたし、時々吐いていたのだ。

私たちが1階に行こうとすると、ミュウはすっかり何やら下で異変が起きていると感づいている。ドアの前で張っている。アインまでもが、私をしつこく嗅ぎまわり「ママ、何の匂い?!」と抗議の目をする。猫・・・騙せないな。飼い主の気が弱いせいか?どこかで双方(1階猫たちと2階猫たち)に対する後ろめたさが、私の態度に出てしまっているのかも知れない。でもしょうがないじゃん。猫も人間も、少しずつ我慢して頑張るしかないだんよん。

折角病院に行くのだが、ミュウやアインのかかりつけの病院ではないので、今日はカワムラさんを連れて行く事にしていた。外耳炎があるので、診て戴いて薬を貰うのだ。あまりに痒がるので耳ダニの検査もして貰うが、耳ダニはいなかった。薬をつけても、リマが舐めてしまうのが困る。互いに舐め合う・・・これは多頭飼いのデメリットのひとつかも知れないが、それでも仲が良い事は「美しき哉」だろう。

リエさんが連れて来るのは、今回定年退職する病院の寮母に捨てられる事になった家猫3匹と朝に捕獲した去勢するオス猫の合計4匹のはずだったのだが、保護猫のうち1匹は当日突然、次の寮母さんが室内飼いで貰ってくれる事になったという。何と言うラッキー。世の中には嫌な事も多いけれど、良い事もある。搬送はKEIちゃんが車を出してくれたので、3匹一緒に運べて助かった。幾ら元気者のリエさんでも、一人でタクシーで3匹一遍に運ぶのは無理だ。今後、搬送手段のない人の為に、ボランティアで車を出してくれる人を是非確保したい。

という訳で、私もエイズの茶トラ1号と人馴れがイマイチの茶トラ2号と無事ご対面した。茶トラ1号は見事な体躯の顔立ちも良いオスだ。茶トラ2号は洗濯ネットに入れられてキャリーに入っていたので、あまり良く見えなかった。これから少しずつ綺麗になってから、腕の良いカメラマンに撮影して戴くのだ。

リエさんは明日も避妊の為の捕獲を予定している。凄いガッツだ。小さな体に大きな志・・・一寸法師みたいだな。病院では、私が紹介して保護猫を入院させて戴いたり、捕獲器をお貸ししたり病院を紹介したりした人が何人がかち合って、「あら、カワグチさんですか!?」という場面がたて続けに起きて、私もびっくり。頑張っている個人は、たとえ忙しくとも応援して行きたい、これからも。

夕方には、別件で保護猫の里親募集の打ち合わせがあった。誰あろう「ゆめりん」の保護猫だ。彼女は既にハンディのある猫や虐待されていた猫などを次々と我が子としており、知り合った当時は2匹だけの飼い主だったものが現在は8匹もがひしめいている。忙しいという言葉では言い表せないような職種で活躍している彼女は、同世代という事もありお互いが良い意味で張り合いになっている部分がある。連日寝る時間もままならない修羅場のさなかに3匹を捕獲した背景にあるものは、やれば自分が苦しい状況になる事は解かっていても、やらずにほっかむりしていたらもっと自分を苦しめるだけなのだ・・・という事だ。

ここでは、見る人が見れば誰の事かは解かるだろうが、現在進行中の作品には私たちは皆励まされていると思う。歳を重ねて修羅場をくぐって来ても、薄汚れる事なくあくまでも上を向いて笑ってみせる純粋で強い魂を持つ人だからこそ、ああいう作品がいまだに紡ぎ出せ、自身も悩んでいるだけではなく行動で「愛」を実践して行こうとしている。応援しない訳がないじゃないか。私たちでタッグを組んで、里親募集していきたいと思う。彼女の名前を出す事は弊害があるだろうから、私の募集とさせて戴く。ついては明日、腕利きのカメラマン(また登場)に彼女の家まで撮影に行って貰える事になったので、次々と取り組んで行きたい。どうか応援して下さい。

さて、先日ここでもご報告したけれど、ネットスケープ・メッセンジャーで保管してあったメールが突然原因不明のトラブルで全て消失し復旧出来ずにいたのだが、見かねてイナガキさんが夜に様子を見に来て下さった。エクスプローラで見るとログらしきものがあるのだが、メーラーのバージョンをアップしたのが昨年11月で、旧バージョンの受信ログは確実にバックアップされていたけれど、それ以降のものが取り出せない。

色々と試していただいた。なにやらプログラムまで書いて戴いた。しかしログのボリュームを見ていると、3GB以上もある。イナガキさんが頑張って下さっているのに申し訳ないのだが、こんなに容量を食っているメールの山にだんだん腹が立って来て、兎に角保管先のドライブを変更し、今後はスッキリと出直したい気持ちが強くなって来た。不必要なメールは全て削除しているのにも拘わらず、着信のログは全て残っている事も解かった。どこかで全て消してしまって身軽になりたいというのも本音だ。

作業用マシンから消えていたプリンタも復旧して戴き、色々とアドバイスして戴いた後、やっとルスとリマも見て戴けた。カワムラさんとは久々のご対面だったが、綺麗になりましたね・・・と言われて、飼い主はまんざらでもない。イナガキさんのSTiで連れ帰った日は本当に汚かったからね。ルスとリマを手やウサギの毛皮のおもちゃの残骸でさんざん遊ばせてくれたのだが、イナガキさんは仔猫を遊ばせるのが大変上手い。猫の気持ちを先読みしながらじゃらしている感じがする。片手間に仕方なくしているのではないだけに、ルスもリマも、充分に堪能したようだ。部屋が暗いので、写真が撮れなかったのが残念。

イナガキさんにもこうちゃんにも、新しいデジカメが欲しいと言っては笑われた。使いこなせないくせに、欲しくなると我慢出来ないのが悪い癖だ。駄目だ、今は金がないのだ。しかし・・・。

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