アイン

アタシを見て!

Feb. 5,2003

今日は明日からの技術展の準備で午後から会場に入り、そのまま直帰する予定なので、車で行く事はやめてこうちゃんに送って貰う。新川崎あたりまで行ったところで雪がちらつき始めた。しかしラボに到着する頃には、陽が差す中で大粒の雪が埃のように舞っている。このまま晴れてくれるといいな・・・と言い合う。会場にはバスと電車で行くのだから。リウマチ持ちにとっては、寒いのは本当に辛い。

午前中はバタバタと忙しく凄し、午後2時頃ラボを出て一人で会場である「パシフィコ横浜」へと向かう。スエトミさんが、既に川崎市役所へ行った足で会場入りしているはずだ。ロボットチームのロボット「飛燕」を積み込んだイベント業者のバンは、午前中のうちに出発している。研究業務室長は4時頃に行くというし、所長(パパ)は5時頃に行って様子を見るという。私はその中間をとって3時を目指し、一人でとぼとぼ行く事にした。

NKK前から川崎駅に向かうバスには、乗り込んだときこそ他の乗客がいたものの、途中からは完全に私一人の貸し切りバスとなってしまった。昼間など、浜川崎からバスに乗る人間はいないのか。歓迎会の時以来の2度目の川崎駅だ。なかなか都会である。地下街では1000円均一の洋品店が目に入るが(貧乏ったらしいなあ・・・我ながら)、そんなものを買って荷物を増やしたら厄介だ。よそ見しないで目的地に行くべし。

京浜東北線で桜木町に出て、そこからは地図を頼りに歩いて行く事にした。徒歩12分とある。歩けないはずがない。しかし、実際に歩いてみたら、これが遠かった。日頃歩きつけないせいもあるのだろうが、海風は冷たい、知らない大きなビルはいくつも通り抜ける、なかなか辿り着かないで「これはバスを使うべきだった」と後悔した。なるほどパシフィコ横浜というイベント会場は、横浜臨港地区の最果てである。

やっと会場に到着したら、先日作ったポスターをこれから壁に展示するところだった。既にスエトミさんが、レンタルのプラズマディスプレイの動作確認を済ませてくれていた。フルトさんの作ったパイロットシステムを明日と明後日このディスプレイでデモンストレーションするのだが、フルトさんは今日は忙しくて会場に来られない。

パネルの吊り下げが終わる頃、パパも到着した。ニコニコしている。しかしA0という大きさのポスターにしては、内容が詰め込まれ過ぎていて文字が小さい・・・という感想だった。しかしA0の大きさがあると、確かに迫力ある。他所のブースの展示物も見て回るが、「震災対策技術展」なんて地味なものだ。まだ一般向けの防災グッズや設備などは面白いが、うちの研究所の内容などは一般の人が見ても全然解からないだろう。私だって毎日見聞きしているから用語程度や仕組みに関しては聞きなれたものの、内容そのものはチンプンカンプンだ。

それにしても、ロボットチームとの共同出展で良かった。見せるロボットが1基でもあるし、そもそも準備にしてもちゃんとイベント業者の手配をしてくれていたから。私たち素人だけでは、とてもではないが展示ブースは出来上がらなかっただろう。しかもフットワーク良く、こまごまとしたところまでやってくれる。ポスターだって、パネルにして貰って良かった。ペラペラでは飾れないところだったもの。研究者しかいない機関というのは、本当にのんびりしたものだ。ロボットチームの事務方は偉い。
準備風景  会場の外
一応の準備が終わり、今度は打ち揃って駅まで戻るのだが、来た時よりも遠く感じた。そもそも既に足が痛む。背中も腰も痛い。永久に桜木町まで辿り着けないのではないかと思う位、辛い道のりだった。昔は1時間くらいの道のりは平気で歩けたのに、歳のせいも持病のせいも、根性がなくなったせいもあって本当に辛い。

幸いなことに、東横線は桜木町が始発だ。座って日吉まで帰れた。駅で食料を買い込み、こうちゃんに迎えに来て貰って帰宅。どっと疲れる。まだ本番は明日からだというのに。しかも明日は、午前中直行で展示会やシンポジウムに行き、午後はラボに戻る用事が出来てしまった。本山とのやりとりを、私がしなければならないというのだ。とほほ・・・直帰すればずっと近いのに・・・。

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