昨日、駅から会場まで往復を歩いたのが堪えた。今朝、腰が痛くて起き上がれなかった。布団の中でグズグズしていたら、ルスが布団に飛び乗り「まだ起きないの?」と言うような顔をして見ている。カワムラさんとリマは並んでケージの上のマットに乗り、破いた障子の隙間から外を見ていた。あんた達は本当に仲良しだね。
むろんルスとリマも仲良しだ。私が「ただいま〜、さあ寝ようね!」と部屋に入って行くと、ルスが駆け寄って、身体まで駆け上る。軽くてフワフワで可愛い。抱いて撫でていると、リマがサイドボード(キャットタワー兼戸棚ベッドと化しているのだが)の上からこちらを狙っている。飛び移るつもりだ。それはちょっと敵わないので、身体を棚に近づけて前足が私の身体に届くようにしてやる。胸に2匹を抱えても、少しも重さが苦痛ではない。そして2匹で寄り添い、嬉しそうに抱かれている。姉妹で貰って本当に良かった。 それに比べて、ジャムとアインのライバル心剥き出しの日々には頭を抱える。ジャムは、一番身体の小さいアインを目の敵にしているかに見える。その態度は可愛い顔に似合わず、愚連隊のようだ。アインのお気に入りの指定席である猫ベッドも何とか奪おうとする。いや、今朝は遂に追い出して自分が落ち着いてしまった。 仕方ないのでおもちゃで釣ろうとしたら、アインがおもちゃに異常に反応してしまった。狂ったように遊ぶ。あまり興奮させて、心臓の発作でも起こしたら大変だ。しかし心配には及ばなかった。おもちゃは全てアタシのものよ!と言わんばかりに、ジャムが割り込む。アインは一発で退散。ジャムとアイン・・・宿命のライバルとなってしまったか。どちらも可愛い、我が儘な女の子だ。(アインだって、若い頃は相当なお転婆・きかん気・唯我独尊だったのだから)それに比べて、ジーコの意気地のない事と言ったら・・・。 腰が痛いとぼやいていたら、こうちゃんか日吉までではなくて会場まで送ると言い出した。今日は桜木町駅からバスを使うからいいよ・・・と言うのだが、どうも信用がないみたいで「いや、送る」と言い張る。それで送って貰う事になったのだが、これは渋滞に巻き込まれて大失敗。三ツ沢から平沼橋あたりまでびっしり詰まっていて、あとわずかでみなとみらい地区だと言うのに動かない。時間に余裕を持って出掛けているので遅れはしないが、無駄にガソリンを撒いているようで不愉快だ。やっと動き出したと思ったら、何という事はない、工事渋滞もあったのだ。ムカムカ。 素晴らしい晴天に恵まれて、地味な展示会だと思ったのに意外に人が入った。尤も一般の人が見に来るものではないのだが、行政や研究機関、学会関係の人が多いような印象を受けた。開会式はあるわ、テープカットはあるわ・・・なんだ、なかなか立派な展示会なんだな。関係者パスを首からぶら下げているので、出入りしようとすると警備員が「ご苦労様です」と丁寧に言う。慣れないので恐縮して「はは〜っ!」と言いたくなる。駄目じゃん、大王なのに。 ロボットをリモコンで動かすと、流石に人だかりが出来る。それだけかと思ったら、ちゃんとポスターも見てくれたし、ディスプレイでヤマダさんがデモンストレーションするシステムも熱心に見聞きしていた。やはり普通の客層ではないな。そして驚いたことに、初対面の男性客から、ここのサイトを見ていますと言われた事だった。どうして?と不思議に思ったら、ロボットチームのアベちゃんの知り合いで、猫が好きだというその人に教えたらしいのだ。それなら納得。猫を飼ってくれると良いのに・・・。しっかりと営業はしましたけどね。猫が飼いたくなったら、いつでも私にご相談下さい!と。 しかしロボットは折角障害物を乗り越えて動き回るものなのに、平たい地面をごろごろと移動するだけでは詰まらない。やはり瓦礫を持ち込むべきだったのだ。明日、ブロックをひとつ持って行こうと提案しよう。しかしブロック・・・誰が運ぶの? 終日詰めるはずだったのが、午後どうしてもしなければならない事が生じてしまい、ラボに戻る事になった。やれやれ・・・僻地から僻地への移動だ。そして帰りも遠くなる。しかし気配りのフルトさんが、タクシーで帰りましょう・・・と言ってくれる。良かった。桜木町まではタクシーだ。桜木町から川崎駅までは京浜東北線で近いが、そこからが遠いからなあ・・・ラボは。しかもバスを降りてからもまだ歩く。へとへとになって帰り着いた。 今日の様子を写真で皆に見せようと、隠しページにアップロードしておく。別段隠す必要などないのだが、ラボとして正式に更新するには伺い書が必要になるのだ。面倒臭いが、それは来週にでも作業しよう。今日は別件でラボに戻ったのだから。
しかし、飛び入りの仕事が入った。私が帰ってからも客が多かったのか、用意した500部のパンフレットもリーフリットも全てなくなってしまったと連絡が入る。こんな重たいものを明日持って行けるはずがない。時間指定で、ブースまで宅配して貰う事になった。しかしパンフレットはまだあるが、リーフレットは私の完全手作りなのだ。片面はカラー、片面は白黒の両面印刷。これを必死で印刷し、間に合うだけ宅配便に乗せて、少しだけは持参する事にした。プロックも「壊れ物」として宅配して貰う事にした。持って行かなくて済んで良かった! しかし本山のパンフレットも、何十部かは宅配便と別に持って行った方が良いだろうという事になり、それはフルトさんが今夜2時間の通勤距離を持ち帰って、明日の朝一番でまた会場に行ってくれると言う。本当はフルトさんは明日こそは自分の仕事に専念する為に、会場へは行かない事になっていたのだ。しかしフルトさんが「私が持って行きます」と言い出さなければ、私とタケウチさんとで手分けして持参しなければならないところだ。「ウ」さん、あなたは行かないのですか?今日だってちょっと位は応援に行ってあげても良いのに。「打ち上げの為にだけ」行くのですか?と訊いてみたい。 いつも準備や片付けといった肉体労働は我々任せで、上への報告だけさっさとやる「ウ」。パパのチームは、パパを始めとしてちゃんと朝早くから出勤しているのに、「ウ」のチームはフルトさん以外は朝がとても遅い。打ち合わせなどもあるだろうから、コアタイムはラボに居るようにというフレックスタイムだと聞いているし、まだ成果が何も出ていない現状では、せめて世間さまの働き始めている時間には揃っていた方が私は気持ち良いと思うが。しかも今は、大変切羽詰まった仕事の状況なのに。 せめて私も、リーフレット100枚だけは持ち帰り、明日持参する事にした。奥歯が浮いて痛く、身体に熱もある。しかし今週もあと1日だ。頑張ろう。
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