ルス

隙間にはまる

Feb.10,2003

今日は、出勤している人が少なかった。そうか、明日が祭日だから連休にしている人が多いのだな。研究員はフルトさんと所長しかいなかった。それでフルトさんは美人のタケウチさんとコバヤシさんとで、ピザを昼に宅配させて食べていた。三人で1枚のラージサイズピザ・・・それでは私には足りない。私はいつもの出前の店のお弁当メニューで豚照り焼き丼にした。豚ロース肉を網焼きして、焼き鳥のタレで味付けたものが乗っている丼だ。フライパンで炒めたものと違い、網焼きしているとうっすらお焦げの香りが香ばしくて美味しかった。

残念ながらピザは冷めている感じがして、そもそも冷めて匂いが充満しないのは美味しそうではない。フルトさんは好き嫌いが多くて、アンチョビは駄目だと言っている。タケウチさんが私の方をを向いて「アンチョビ、美味しいですよねえ?」と言うので「アンチョビは大人の味だから、フルトさんには無理!」と言い捨てた。気の良いフルトさんは「はい・・・」と頷いていた。女に威張らせておける余裕がある人はいいね(笑)。

そのフルトさんに、このサイトを発見されてしまった。この日記も読んだようだ。ヤバイじゃん(笑)。でもまあいいや。嘘偽りは書いていないからな。よし、今後はフルトさんにも「大王さま」と呼んで戴こうかな。

午前中から、来客(見学者)がある。神●大学の人達(先生と学生)らしい。慌てて所長のデモの準備(プロジェクタの調整はフルトさんがしてくれた)をし、資料を印刷する。階段を何度も駆け上ったので息切れしてしまい、しばらくは煙草が吸えない。それは必ずや健康に良いのだろうが、あまり有り難い感じがしないのが不思議だ。

写真のルスは、障子と窓ガラスの間に入ってくつろいでいる姿を上から撮ったものだ。手前が障子なのだが、雪見障子になっているので、結局はガラスとガラスの間にはさまれている感じになる。自分が開けた障子の穴から隙間に飛び降りてみるものの、戻って来られないで情けない声で鳴くものだから、隙間にはナチュバラの空き箱を入れてある。これを踏み台にして、自由に出入りしているのだ。かなり楽しいらしい。そりゃそうだよね。

一日中、湿度が高くてしかも暖かいと思ったら、案の定夕方から雨になった。冷たい雨ではない。このまま春になれば良いのだが、明後日からはまた寒くなると言う。「三寒四温」ならばよし、冬はもうたくさんだ。

イナガキさんが昨日付の日記を書き上げているのを確認したので、ここで先んじる事なくその内容に触れられる。昨日リエさんとイナガキさんが家にやって来た時、キャリーに入っていたのはお戻しになった遺棄猫のシロ猫だった。しかし、その搬送を主目的とした二人のランデブーではなかった。猫には優しいが人間に懐かないままでいた家庭内野良の「縞々」と、イナガキさんの保護したFIVキャリアのマムを、熟慮した結果トレードする運びとなったのだ。

批判など誰が出来よう。保護猫を交換する事は、別に悪い事ではないだろうと思う。二人は、先ず猫の都合をじっくり考えて決めた事だ。人間たちの都合は、この際後回しにされている。そこは潔い賢い二人の事だ。私もこの二人の事は信頼している。便宜上「二人」「二人」と書いているだけで、別にこの二人は恋人同士ではないので、念の為(そうだよなあ?)。

相性の良くないサラちゃんとマムを一緒にしていては、イナガキさんはおちおち腰を据えて里親さん探しも出来ないだろうし、キャリア猫の飼育に慣れているリエさんに任せて、引き続き里親募集をして戴こうと思う。リエさんからそのプランを聞いた時、私は一も二もなく賛成した。本当は手元にマムを残す覚悟でいたイナガキさんではあったが、カミツキを正式に自分の家に置く事にしてくれて、そして縞々もそのままイナガキ家の子になる予定だ。

イナガキさんの感慨は一言ではとても言い表せないだろうが、9日の日記に詳しいので、行って読んで泣いて来て下さい。イナガキさんはこの3ヶ月、猫たちの為にだけ生きていたと言っても過言ではないと思うほどに、実にマメに努力していた。お疲れ様。これで募集活動が終わったね。そして新しい楽しい猫生活が始まるのだ。

リエさんは、《猫の手倶楽部》の捕獲器貸し出し事務局(笑)を務めてくれる事にもなっている。どういう風に運用しようかまだ検討中だが、マイ捕獲器のオーナーたちに呼びかけて、捕獲器を本当に必要としている人への貸し出しと、可能な方は捕獲の手伝いや捕獲の指導態勢などを広めて行きたいと思っている。ここは愛護団体などではないが、避妊の為の捕獲の協力態勢だけはきちんと作りたいと思っていたのだ。しかし私にあまりにも時間がない。窓口となって捕獲器を貸しても良いという人たちへの連絡網を作るボランティアを、かつて私に捕獲器を借りに来て以来、ガンガン捕獲し続けているリエさんが受け持ってくれる事になったのだ。ありがたい。貸し出しの相談メールの宛て先は、既にリエさんのところに変更した。(彼女に悪戯メールや嫌がらせメールする馬鹿がいたら、ここで解かる限りの情報と前文を全て公開します)

既に掲示板では何人もの方々が名乗りをあげて下さっているのだが、捕獲器貸し出しOKの方は、改めて川口までメールをいただけると助かります。何しろ旧メーラーが壊れたままで、メールアドレスが解からない人がいるのです。スミマセン、勝手ばかり言って。こちらでもリストアップしておりますが、何しろ疲労困憊、脳軟化気味で(あるいはスポンジ状になっているのかも)、悪気なくても漏れがある事が多いのです。そして捕獲器は無料でお貸ししますので、経緯と結果を報告して下さい。参考例にさせていただきます。

さあ、みんないっぱいご飯を食べて、明日からも元気で頑張ろうなっ!(体育会系のノリだな・・・)

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