アイン

ふかふか

Feb.15,2003

久し振りに夢の話。他人の夢の話など面白くないので、真面目に読まなくて結構ですよ。

いつもろくな夢を見ていないが、今朝も悪夢3連発。覚えているのは、いつもよりたっぷり寝られたせいだろう。いつもは睡眠時間が極端に少ないので、死んだように寝ていると思う。そして「カズエちゃん、5時になったよ。」と2階からわざわざ私を起こす為に下りて来たこうちゃんに起こされるのだ(だらしない・・・)。

悪夢その1:教科書がない
私は実家にいる。それも小学校卒業まで住んでいた古いウナギの寝床のような商家だ。私は高校の3年生であるらしいのだが、明日は理科(小学生じゃないのに、「生物」とか「物理」などではなく「理科」だった)のテストがある事が判っている。今期になってから何故か一度も授業に出ていないので不安になり、少しは教科書に目を通しておこうかと思ったのだが、勉強机にも本棚にも1冊も教科書がない。隣り合わせに並んだ妹の机にも、教科書や参考書らしきものはひとつも見当たらない。びっしり並んでいるのは、漫画の単行本だ。「ああ、教科書を買い忘れているままなのだ」と絶望的な気持ちになる。大学じゃあるまいし、高校で教科書を自分で買い揃えるという事はなかったはずなのだが・・・。

そこへ、今ラボに常駐してシステムの開発に協力して下さっているシ●テムプランの二人が来て、「川口さん、カッターナイフないですかね?」と言う。実はカッターナイフは新品で一杯ある(そこが夢らしい)。しかし、それはあくまで個人のものだ。夢の中の私は、国家プロジェクトに個人の所有物、しかも新品を貸したくないと思っている。「これで良いですか?」と差し出したカッターは妹のお古で、熊さんのシールがいっぱい貼ってあった。

その家は、表の3つの部屋(仏間と表座敷と窓に面した板の間)が襖をはずせばひとつなぎになってしまう造りで、そこへ全て布団が並べて敷かれていた。厭だなあ、こんなに大勢を泊まらせなければならないなんて・・・しかも年頃の娘(私と妹のことだ)がいるというのに、40代のオヤジまで泊めるのか?と思っている。

このパターンは、これまでにも様々なバリエーションを見せながら、繰り返し夢に出てくる。時間割がさっぱり判らない、あるいはこれまで一度も授業に出ていない、または夏休みが終わった新学期の朝「宿題」をひとつもしていない事に気づく、かと思えばとっくに大学も卒業し今では社会人だというのに、実家の母の好みで何度でも中学・高校と通わされており、かつては優等生だったのにその時点では大変な劣等生である、笑えるパターンでは遅刻しそうなので小学生のくせに(と言っても大人なのだ)車を運転して登校しようとしているがどこに駐車しようか悩んでいる・・・など等。またこのパターンの夢か・・・と思う程、繰り返し見る。気が小さい事がお判りだろう。

悪夢その2:舅が生きている

午後、私が疲れてしまって寝ている間に、こうちゃんが車の点検に出掛けた。なかなか戻って来ない。ここまでは現実だ。そしてここからは夢。階下の隅の部屋では、シ●テムプランの二人(ここにもいるのか?!)が仕事をしている。玄関に宅配便でも届くと、2階へは玄関チャイムが聞こえないが彼らには聞こえるはず。仕事を中断させては申し訳ないので、毛布を被って階段で寝る事にした。間もなく深く寝入ってしまう。気が付くと、姑と義姉が階段を上って行こうとしている。私には気づかないようなので、「私はここにいます。」と声を出す。義姉は驚いていたが、階段で寝ていて気づかれなかった事の方が驚きだ。

カワムラさんやルス・リマの居る部屋が開け放たれて、廊下まで彼らが出て来ている。窓も全開で御簾が下げられている。こんな程度の遮断では外へ出てしまえるじゃないか!と焦る。しかもミュウまでがそこにいる。姑が「ナントカさんに引き取って貰ったあの野良猫は、ここに置こうかしらね。」等と言っている。「いきなり言われても困ります。手順があるんですから。」と私が精一杯の反発をすると、何時の間にか後ろに立っていた死んだはずの舅が「ワシの家をワシがどう使おうと勝手だ。」と言っている。

お義父さま・・・もうここは、彼方の家ではないんですよ。とっくに正式にこうちゃんの家なんです。化けて出て来るのはやめて下さいね。

悪夢その3:不思議な子供たちとの同居

奥の座敷で義姉と話していると、子供が来て「ベッドの上にライターが放り投げてあったけど、オイルが漏れて火事を起こしたらどうするのよ?!」と私を責めて去って行った。去った先は、玄関脇の舅たちの寝室だ。そこに子供達だけで暮らしているらしい。どこの子供か?判らないのだが、一番大きな子でも小学校の低学年だ。下は4歳位までが5人ほどいる。

私はライターをひっ掴んで、その部屋に入って言った。文句を言うつもりでいたのだが、部屋の様子を見て愕然とした。あまりにも汚い。こんな狭いところに5人、しかも子供だけで住んでいるなんて・・・。「何か用?」とさっきのリーダー格の女の子が訊く。私は咄嗟に嘘をついた。「さっき来た、佐●急便のお兄ちゃんに相談されたんだけど、もう1年もお母さんのお骨を持ち歩いていて、埋葬していないんだって。お骨はそのままだといけないのよね?」等と子供に向かって相談している。女の子は私に説教を始めた。「まだ懲りていないの?組織と関わってさんざん痛い目に遭って来たでしょ?」等と言っている。う〜ん、私にこういう説教をするなんて、金井さんか、この子供は。

つまらない夢ではあったけれど、ここに今抱えている問題や気になる事柄が全て、ちょっとずつ形を変えて包含されている事に気付いた。やれやれ、やっぱり気が小さい貧乏性なんじゃないか。

最後にちょっと一言だけ
山下家の猫たちの事で、心配をしてくれている人たちもたんさんいるし、大変な渦中にある人に敢えて匿名で中傷してくる人たちもいるようだが、押し付けられた命たちに対して苦しみながらも明るく前向きに精一杯の事をし続けている山下さんに石を投げられる人というのは、一体どれほどの人間なのだろう?人のやる事には過ちも事故も後悔もあるだろうが、誠実に謙虚にそれを受け止めて同じ失敗は繰り返さないように、そして自分は地におちても良いから命を救おうと頑張って生きている人を、こんな時に非難だけする人がいるのは腹立たしい。100点満点の事が出来ないならばいっそ何もしないという人よりも、30点でも70点でもいいから出来るだけの事をしている人のどちらがマシなのだ?私は自信を持って後者だと言いたい。

《猫の手倶楽部》からは、随分と久し振りで山下さんと加納さん、Kennyさんに対して支援をさせて戴いた。治療費だけでも莫大にかかる子たちをたくさん抱えている彼女達は、自腹で出す金額の方がはるかに多い事を知っているから、支援したものの明細を出して欲しいとは要求した事はない。私には彼女達ほどの勇気はないから、せめて別の形で応援していたいと思う。皆さんもそうでしょう?彼女たちが代表で泥にまみれてくれているのだから、せめて応援してやって下さい。批判はいつでも誰にでも出来ます。でも、現場で手を汚して足で駆けずり回っている人を、足りないものを挙げて非難するのはやめて欲しい。彼女達は馬鹿ではない。意地の悪い誰かが指摘する程度の事は、彼女たちは全て解かっています。

さて、エサやりだ。行って参るぞ。

今日のにゃんこ

ボクの名前はオットー。右目と左目の色が違う「オッドアイ」からきたんだヨ。

日本では昔から「金目銀目」って言われて福猫として大切にされてきたらしいんだ。尻尾はぼんぼりのちょこっと長い感じ。いまは、この写真より太っちゃった。

「正方形の体をだっこしてぶーらぶーらするのが好きだな」って、世話してくれる人が言います。ボクの血族は岩手ではhttp://www.ictnet.ne.jp/~taki/sizukuisi/sizukuisi.html
置き去りにされた猫80匹で知られているらしいけど。

なぜかボクは仲間からはじかれています。どったんばったん、おもちゃにジャンプして着地して、たまに仲間のおばさんにぶつかったりすると、「なにすんのよ!」って、シャーフーされます。なんでかな。しかられるより、撫でられてほめられるほうがやっぱりいいや。

誰か、ボクをもらってください。お願いします。

※オットーのプロフィールはこちらをご覧ください。

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