マルコ

写真撮るの?

Feb.28,2003

今日は、カクモトチームが誰一人いなかった。カクモト先生とウラヤマさんはフィリピン、フルトさんとヤマダさんは三木に出張。そのフルトさんからメールが入っていて、三木のセンターの電話番号を教えて欲しいという。出張先の電話番号と住所を持って出なかったらしい。でもヤマダさんが一緒だから、多分大丈夫だろうと思っていた。

フルトさんと私の会話は、傍で聞いているとかなり可笑しいようだ。昨日、シス●ムプランのマルタさんに鶴見の美味しいラーメン屋を教えて差し上げ、是非「激辛ラーメン」を・・・と薦めていた時の事。さんざん激辛の度合いだとか、それに合うトッピングだとか価格の話をしていたら、聞いていたフルトさん・・・

フルト「それって普通のラーメンなんでしょ?」
カワグチ「だから激辛ですってば・・・」
フルト「でも普通のラーメンでしょ?」
カワグチ「普通じゃないの!激辛で辛いの!」
フルト「でも普通のラーメンですよね?」
ガワグチ「普通のラーメンの他にどういうラーメンがあるんですかっ?!」
フルト「・・・・・チャーハンとか・・・」
カワグチ「炒飯はラーメンじゃないっでしょ(怒)!」

誤解のないように言っておくと、フルトさんは馬鹿ではない。言いたかった事が望む形で私に伝わらず、どう言えば良いのか窮してとりあえず「チャーハン」と言ってしまっただけなのだと解っている。本当はそこまでフルトさんの気持ちが解るというのに、どうしてラーメンの会話の際には察してあげないのか?それは私が意地悪だからだ(笑)。そしてマルタさんには、大分楽しんで戴いたようだ。

出だしに戻るが、あとで電話を入れますから三木のセンターの電話番号を教えて下さい・・・という内容のフルトさんメールだった。私と美人のタケウチさんと猫好きのコバヤシさん3人に宛てていた。曰く「川口さんはタバコ、竹内さん・小林さんはコーヒー・お湯準備で(他の用事もあると思いますが、今はこれしか思いつきません。)不在になると思い3人にメールしました。まさか3人同時にトイレ!!!→ないですよね?」アホ〜ッ!!

果たしてフルトさんから電話はあった。ちょうど私がとったので「あら〜フルトさん、お疲れ様です。」「あっ・・・まだメール見てません?」「見てますよ。でもヤマダさんが知っているでしょう?」「そうですしょうかね?」「知っていますよ〜そりゃ。ま、ここでも直ぐに判りますけどね。」・・・何と意地の悪い私。フルトさんて、何となく苛めたくなるのよね(笑)。ごめんね。お土産は要らないからね。どうぞ自分の分だけ神戸牛買って帰って、自宅で心置きなくスキヤキでもしてね。

このところずっと、ロボットチームの面々と昼を一緒にさせて戴いている。だってシミュレーションチームは相変わらず350円の不味い仕出弁当だし、12時になっても食事を始めないし、各人自分のデスクで黙々と食べているし・・・ロボットの方が会話も人も楽しいのだから仕方ないよ。賑やかで面白い事務のアベちゃんも経理のイズミちゃんも3月一杯で辞めてしまうらしいから、その後はぐっと寂しくなるだろうな。研究員のイノウさんやクワハラさんはいるけれど、彼らは東●大に行っていて不在の日もあるしなあ・・・。私は毎日ラボに閉じこもっている身の上。つまらない。

今日は所長@パパも出張でいないと油断してしたら、夕方戻って来てしまった。やばい・・・絵が仕上がっていない。ヒコーキのクリップアートははジェット機ばかりで、たまにクラシックな2枚翼のプロペラ機などがあるだけだ。地味な情報収集目的のセスナ機など、ちっとも出て来ない。困ったな。しかし、パパがご所望だった電車は何とか間に合った。ビルを倒し、高速道路を壊し、家を潰し、燃やし、立派なビルの上にパラボラアンテナを乗せた防災情報センターを捏造し、自治体と病院のビルは破壊しないでやり、消防車と救急車を配置し、人工衛星とヘリコプターを空に置いた。あとはセスナだけだ。

夕方、名●大のイトウ先生が、遥々名古屋からサーバーのメインテナンスにやって来た。初めてお会いするのだが、メールでは何度もお世話になってきた。作業を終えたらそのまま大学にトンボ返りするらしく、そして寒い体育館の隅っこで作業していらしたのでコートを着たままだ。その時刻にはお茶を出す人もおらず(私はいたが・・・)、ペットボトル持参。せめてもの気持ちで、帰りは新川崎までお送りさせて戴いた。そこからは横須賀線で東京駅までは直ぐだし、人を降ろすのに停車もし易い。本当は川崎駅でも良いのだが、若干遠回りになる上、川崎駅ではバスとタクシーが一杯で駅のターミナルの出入りに時間がかかって仕方ないのだ。

イトウ先生は、レガシィのB4に乗っているらしくて、思いがけないところでスバリストとお会い出来ました・・・と言っていた。本当はインプレッサのSTiを買いたかったらしいのだが、仕事柄夜中に帰宅する事が多くて、エンジン音の大きな車は近所にヒンシュクを買うので諦めたそうだ。道中、ずっと車の話をしていた。またいらして下さいね。

STiと言えば、今日はイノウさんがSTiで来ていたのだが、今ラボには工事が入っていて、駐車場には工事車輌がいっぱい停められてしまっていた。なので、いつもは仲良く並べて停めるのに、今日は離れて停めていた。トラックたちがいなくなったので、直ぐに空いたスペースへと移動させ、直ぐに別フロアのイノウさんにも内線で知らせた。「車、移動させません?」と。イノウさんは「はい、わかりました。」と直ぐに車を私の車の隣に移動させた。だからどうした?という事はない。ただの遊び心だ。こんな事でもないと、殺伐としているものなあ・・・浜川崎なんて。

昨日お知らせした尾道市の野犬捕獲の新聞報道を、知らせてくれたカズヒロさんにお願いしておいたら、画像にして送って下さった。良く読んでみると、以前にも捕獲は実施されており、捕まった犬を逃がす人もいたという。このタイプだと、それが出来ないのだと書いてある。

「野犬が夜中に吠えてうるさく、怖いという声が多かった。おりを増やして野犬の数を減らしてほしい」野犬対策を求めて陳情書を提出したこの町会長は「おり」と言っているが、これは檻ではない。殺す為に捕獲する仕掛けだ。野犬なんか殺せば良い・・・と言わないところがずるいね。おそらく、さしたる罪の意識もなく町の浄化と住民の安全を図っているつもりなのだろう。

仮にこの野犬対策が致し方ないとしてもだ・・・捕獲して殺すだけでは片手落ちである事は言うまでもない。犬(猫でも良い)を棄てない、棄てなくて済むように避妊を徹底する、一生を共にする覚悟も犠牲もろくに考えずに簡単に犬(猫でもワニでも良い)を飼わない、どうしても飼えない事情になった場合は、もっと里親を必死で探す・・・そういう努力や啓蒙がないままに、不要なもの・邪魔なものは殺せば良いという考え方は、とても危険だ。障害者・老人にすら優しくない社会だもの、いわんや野良犬・野良猫に対してをや・・・だな。

この大型の捕獲器を見て、辛い思い出を反芻している人がいるのを私は感じる。エサやりと避妊、そして怪我の治療を頑張ってしてやっていた近隣の野良猫を、これで一網打尽にされた薫さんだ。あの時のものは緑色に塗られた鉄製だった。色は違えど、多分同じタイプのものだ。やはり然るべき業者にさせた事か。こんな捕獲器は、素人の個人が持っているものではないからな。

マルコはアップで撮ろうとしてカメラを向けると、大抵は逃げてしまう。やっぱり黒い大きなカメラが迫ると怖いらしい。ズームレンズは買っていないので、アップで撮るにはぐっと寄るしかない。他の子たちは平気なのだが(ジャムなんか、自分から迫って来る)、マルコの場合だけは素早く撮らないとあっという間にいなくなってしまう。怖い思いをした子は、なかなかその記憶が消えないらしい。そんな記憶が消える位、いっぱいスキンシップして、いっぱい甘やかしてあげるよ。何でも思い通りにさせてあげたい。

だから今夜は、私は立ったままご飯を食べた。だってマルコってば、私が椅子をひいた途端にさっと占領してしまったのだもの。いいよいいよ、マルコの椅子だよ。だけどムートンを引きちぎるのはやめてね、出来る事ならば。
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