いつも仲良し

Mar.28,2003
昨日ラボで行われた会議は、かなりしんどかった。文部科学省のプロジェクトに参画しているコアとサブ併せて15チーム程が集まり、今年度の成果報告と来年度の見込みを20分ずつ発表し、その後ディスカッションするというものだ。私は広報としてチーム毎に写真を撮るのと、タイムキーパーを仰せつかっていた。難しい研究内容は勿論私などに全て理解出来るはずがないのだが、20分に凝縮して発表させると比較的解かり易い。そして、今後の所長のデモンストレーション用に、様々な研究者・学者たちの作って持参してくれたパワーポイントのスライドを見ながら、いろいろと参考になる部分があるかどうか、とくと見せて戴いた。しかし結論としては、凝った作りのスライドは見難いから、シンプルに文字数を抑えて、全てをそこで書き尽くそうとしない方が賢明だという持論に変わりはなかった。

いつぞやスエトミさんも言っていた。成果が出ていないものに限って、そして内容にまだ自信がない場合に限って、色々と難しくくどくどと説明したがる傾向に陥ってしまうのだと。成る程、その通りだと思う。先日別の機会に見た東●大のH瀬教授のパワーポイントなど、白地に大きな黒文字で3〜4行程度の、極めてあっさりした且つ見易いものだった。しかし別にロボットという、出来上がって動いて見せる成果があってこそなのだろう。昨日も●菱総研のものなどは、同様にシンプルでとても見易かった。

殆どが大学の研究室で、あとは僅かに民間のシンクタンクだったが、研究内容とは関係ない部分で発表者の発声や滑舌の良し悪しも気になったし、スタイルや着こなしまで評価してしまった。だって退屈なんだもの。そして、いざ写真を広報として使う時、誰が誰なのかが後で解かるよう、写真を撮る毎に「銀縁めがね、ダークスーツ、キリギリス似」とか「生成りのチノパンに茶色のベルト、頭ボサボサ」「長身、めがね、首長、ラクダ似」等とメモしておかないと、初めて見る顔が殆どだったのだからとても覚えられない。

タイムキーパーは気が抜けない。18分で一度「残り2分です」と知らせて、タイムアップを無情に告げ、ディスカッションの打ち切り時間も知らせる。司会は所長がしていたのだが、どうしても時間をオーバーしてしまうのが質疑応答だった。発表はなかなか練れていて、時間をオーバーしてしまったのはラボの3チームが一番酷かった(とほほ)。9時半開始で、終わったら18時半。その間、何度か18分のタイマーをセットして急いで1階まで下りて用事を済ませるという事を繰り返したら、すっかり腰にきた。昨日はそれどころではなくて麻痺していたのだろうが、今日はかなり痛む。

タケウチ先生は相変わらず冴えた弁舌とユーモアで、誰と比べてもひときわカッコいい。シンポジウムのさなかに、カメラに気づくと不謹慎にも(笑)手を振っていたタケウチ先生。実はもっと楽しい写真もあるが、それはまたいつか・・・。

カッコ良さは、内容の素晴らしさを知ってこそ感じるものだろうか?あ、ごめんなさい、タケウチ先生。お姿もカッコいいです。著書も凄く面白いし。

ランランが床にコロンと寝そべるようになって、腕の付け根の内側に大きなハゲがある事を発見。ランランは太っているので、肥満細胞腫かとも思ったが、既に産毛が生え初めているし、じゅくじゅくした感じもなく痛くも痒くもなさそうだ。綺麗に剃ったようなハゲだ。毛が生え初めているのだから放置しておいても良さそうだが、ストレスで舐め過ぎたというところだろうか?可哀想に、色んなストレスがあったんだろうね。私やこうちゃんには「ん〜〜、ん〜〜」という鳴き方で迫って来る。何を言いたいのだろう?これからゆっくり、毎日聞いてあげるからね。おとなしい2匹だけど、きっと慣れたらいっぱい喋りそうだね。お尻ポンポンすると、怒って軽く噛むけどね(笑)。
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