カワムラさん

ちょっと渋い

Apr. 1,2003
新年度が始まった。桜も咲きそろってきた。ラボには新しい研究員も増えた。NKKが社名変更したお陰で、案内図も描き直しになってしまった。ビルの名前だけでなく、バス停の名前もまたぞろ変わったから。どうせ印刷用にひとつ描いておかなくてはならなかったのだ。それがなかなかモチベーションが高まらず、ウェブ用にざっと描いたgifの画像で間に合わせていたのだが、いよいよ手を付けない訳にはいかなくなってしまった。今度は手直しが楽なように、ちゃんと買ったイラストレーターの形式で保管したぞ。

イベントは多いし、目が疲れる仕事が多い。なんだか仕事が増える一方だ。しかし仕事がなくて干されるよりは良いのだと思おう。中途半端なプライドをかざして仕事の選り好みをせず、使い勝手の良いオバサンとして、働けるうちはうんと働かなくちゃ。歳をとってから頼れるのは、(勿論健康も大事だが)先ずお金だ。仕事と生活のバランスをとりつつ、コンスタントなペースで毎日が送れるよう、今は加減を計りながら頑張るしかない。

昨夜は、初めてリンリン・ランランの部屋で寝てみた。ランランは戸惑いながら頭の近くを少しだけウロウロしたものの、自発的にベッドの中に入って来る事はなかった。私が一度強引に抱きすくめてベッドに入れたが、しばらく我慢してから出て行ってしまった。しかしフワフワの毛がとても気持ち良かった。

明け方に、こうちゃんが階下に下りて来た気配を感じると、ランランはにゃーん、にゃーんと盛んに鳴いた。私よりもこうちゃんが恋しいらしい。ちょっと妬ける。せっかく私が意を決して慣れない部屋で寝たのに・・・。寝る間際にこうちゃんが変な事を言ったものだから、私はちょっと怖くなってしまったのだ。「まだこの部屋はちょっとザワザワしている。」なんて言うものだから・・・。

舅が亡くなる前、あの部屋で寝たきりになっていた時、天井を指差して「あの人はあっちから来た。その人は・・・。」等と言っていたのを思い出した。当時の舅はかなり惚けて錯乱していたのでまともに取り合う必要もないだろうし、金井さんはそれは「水の気」のようなもので邪悪なものではないと言っていたが、私はちょっと気味が悪い。お陰で嫌な夢を見た。しかも2連発で。

一つ目は、高校時代の同級生の女の子が包丁を持って襲いに来るというものだ。かなりエキセントリックな子だったし、人の心や生活を掻き回すのが好きな子だったので、色々と嫌な思いをさせられた。人のものを欲しがる子でもあった。いまだに潜在意識の中に残っていたのかと驚いた。夢の中で金井さんに「明日、その相手が襲いに来るから一緒に居て欲しい。」とお願いするのだが、あいにく金井さんは「明日はお客さんと会う約束になっているのよ・・・。」と言う。いよいよ包丁を持ってやって来た時には、ギョッとして目覚めてしまった。まだあたりは暗かった。枕元に持参しているボトルの水を飲み、また眠った。

二つ目は、先日の夢のように細部までは覚えていないものの、どういう訳か「明石家さ●ま」と物凄く敵対していて(何と言うばかばかしいシチュエーションなのだろう)、その為に集団の中で孤立無援で窮地に立たされる内容だった。夢の中の「明石家さ●ま」の、あの憎らしい顔は忘れられない。実物がどういう人間であるのかは少しも知らないし、特に興味も無い芸能人だから先入観もないのだが、夢の中では男尊女卑で傲慢な嫌な男だった。さ●まさん、ごめんなさいね。

起きてから、カワムラ・ルス・リマの部屋へ移動した。リマはちょっと隠れた後、な〜んだママだったのか・・・という感じで出て来て、盛んに鳴いて甘えた。ルスはすぐにひっくり返ってお腹を撫でろと催促し、撫でてやると甘噛みして猫キックした。カワムラは相変わらず「ガ〜〜ッ!」と変な音を立てながら求愛をして来る。この3匹は、反応が派手で楽しい。リンリンランラン姉妹も、早く無邪気な猫たちに戻って欲しい。

今夜あたり、夜桜見物に繰り出している人たちが多いのだろうか?明日は雨で肌寒くなるという。寒いとまた腰が痛んで厭だなあ・・・。さて、今夜はカワムラさん達と寝よう。
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