ゴマ

ばったり

May 15,2003
今朝、目覚めるとカワムラさんが傍にいなかった。外を見るのも好きなので、窓辺のチェストの上にいたのだろう。目覚ましも時計もない部屋だが、何となく定時には目覚める。こうちゃんが起こしに下りて来ないところを見ると、まだ5時前なのだろうが、目覚めた時が明るければ、その時に起きるのが一番楽だ。起き上がろうとゴソゴソしていたらねその気配でカワムラが「あ〜、あぉ〜」と甲高い声で鳴きながらやって来て、夜寝る時のように顔の上で丸くなって寝てしまった。そのまま一緒に寝て居たいのはやまやまだが、心を鬼にして布団を出る。

多分何年か振りで『明和電機』(注1)の音楽CDを聴きながら出勤した。明和電機のビデオもCDも持っているしファンクラブ(『電協』という)の組合員でもあったのだが、何度かライブ(『製品発表会』という)を見に行った結果、明和電機くらい座ったまま聴きたい私としては若いファンの縦ノリについて行けず、会員資格期限切れのまま更新しないでいる。しかし、社員章のバッヂもまだ持っているぞ。

注1: 明和電機をご存知ない人がいるかどうかは判らないが、10年ほど前から活動しているアーティストである。土佐正道・信道の兄弟ユニットであったのだが、社長であった兄は2年ほど前に「定年退職」し、現在はかつての副社長が社長と唯一のメンバーを兼務している。

主な活動内容は、造形活動(魚をモチーフにした「魚器(なき)」シリーズ、電動アナログ楽器「ツクバ」シリーズなど)と、ツクバシリーズの楽器を使っての演奏活動などである。そして曲もオリジナルで作る多才ぶりを発揮している。

楽器は、音の発生源としてスピーカーは使用せず、純粋に力学的な発音方法(いわゆるアコースティック)のみを用い、家庭用100Vの電源をスイッチングするだけの単純な回路構成にするという大原則がある。実際に見た事がなければ理解し難いと思うが、通常の楽器を想像しない方が良いだろう。

最初に彼らを見た時は、青い作業服姿の町工場のお兄ちゃんという感じで、演奏開始と共にゆっくり動き始めて翼を広げたような大掛かりな仕掛けの『指パッチン木魚(「パチモク」という)』には衝撃を受けた。ばかばかしいモノ造りを旨としているにも拘らず、造形的に大変シェイプアップされた美しいモノを造っている事も特筆すべきだろう。

当初はソニーミュージックエンタテインメントの所属であったのだが、契約期間満了により、吉本興業に移籍。ますますお笑い芸人と間違われるのではないか。

尚、公式サイトはこちら


その明和電機の作った曲のうち、私は以下の3つが好きだった。歌詞しか紹介出来ないが、いずれもメロディーがとてもシンプルで素晴らしいと思う。特に最初の『イカリを揚げよう』のメロディーラインには、ある種のインスピレーションを与えられた。与えられても何も生み出していないのが情けないが、そこが凡人の悲しさである。

イカリを揚げよう
作詞・作曲 土佐信道

たどれカモメの道しるべ 
つかめ陽気な南風
ハートのレンズで探そうよ 
いつか見た夢を

素晴らしい世界がきっと待ってる
一人ぼっちでも僕らはパイレーツ
誰も届かない七つの海へ
イカリを揚げよう

探せ砂金の砂時計
飛ばせ未来を繋ぐハト
チョークで描いたアルカディア
光り始めるよ

素晴らしい世界がきっと待ってる
海図がなくても僕らはパイレーツ
誰も届かない七つの海へ
イカリを揚げよう

地球のプレゼント
作詞・作曲 土佐信道

緑に輝く草原に
風を運んで鳥が舞う
土の香り立つ雨上がり
虹の彼方には何がある

一人じゃないよ君の傍に地球のプレゼント
果てしない緑の星それが僕らの宝物

命が生まれた青い海
波間に溶けてる貝の歌
夕日に滲んだ水平線
クジラの奏でるシンフォニー

一人じゃないよ君の傍に地球のプレゼント
果てしない緑の星それが僕らの宝物

カナリヤ
作詞・作曲 土佐信道

静かにふるえるガラス窓
しゅんと沸いてるお湯の音
小さく咳してうつむいた
君の背中

乾いた絵の具は描きかけの
そっと築いた夢のあと
真綿の卵に変わるまで
ひざを抱いた

雨に打たれて今日は眠りなよ
君の心が溶けるまで
アリアの国は少し遠いけど
雲の切れ間に光る白いカナリヤ

ポストにあふれる手紙には
ちょっと悲しい墨の色
かすれた言葉でつづられた
影のありか

迷子の子猫は部屋の隅
そっと寄り添う箱の中
こはくの魚の夢を見て耳が揺れた

肩にもたれて今日は眠りなよ
君の涙が枯れるまで
ラディックの海は少し遠いけど
雲の切れ間に光る白いカナリヤ

ばかばかしい事は、大真面目にやった方が面白い。明和電機が本物の会社だったら、是非入社したかった。社歌もきっちり歌えるし。♪・・・宇宙の力を100ボルトに変えて スパークいっぱつやり逃げ みんなの明日を照らし出そう スパークいっぱつぶっ飛べ 明和電機♪である。元気が出て大変よろしい。

昔の副社長(現社長)は色白のやさ男で、結構好みだった。声も好みかも知れない。但し歯が短いのがちょっと・・・。長けりゃいいってもんじゃないけど。(しかし10年も経つと中年になってきていて、何だか色褪せて見える。・・・そりゃお互い様だってば。)ビデオの『明和電機画報 I 』は、随分前にニシムラに貸したままだ。あれ、返して欲しいなあ・・・ニシムラは見てないか・・・。

報告書の手直し、全部で7つが終了。まだ半分も終わらない。しかも終えた分に、まだこれから修正が入るらしい。これだもんなあ・・・。そもそも今日は、いつもの倍ほど疲れた気がする。I'd got mad at Mr. Urayama for tutting quite noisily all the time and stinking of awful perfume.

あまりの肩と首の凝りに耐え切れず、フルトさんを乗っけてとっとと帰って来てしまった。フルトさんも昨日は最終電車だったらしいし、今日は同じような苛々で消耗していた。どこで降ろすかが問題だったのだが、日吉駅だったら渋谷に直ぐだからと言うので、日吉にさせて貰った。川崎駅で人を降ろすのは、駅周辺がとても混雑しているので少しだけ面倒なんだもんね。

帰宅すると、こうちゃんが怒っていた。どうしたのかと訊くと、定形外郵便の不在票が入ってしまったと言う。留守がちのお宅へ・・・という事で、郵便局から置き場を決めて指定するよう依頼され、以前に届け出を2度も出した。郵便局の不手際で1度目は届け出書類をなくされたらしく、再度届け出にわざわざ本局まで出向いた事は以前にも書いた記憶があるようなないような・・・。生ものの小包の場合と書留はダメだが、定形外や普通のゆうパックの場合は指定場所に置いて行ってくれる事になっていたのだ。それがいまだに徹底しない。

再配達を今夜に指定したのだが、動物病院にルスとリマの不妊手術の予約の電話を入れている間に、その再配達が来てしまったらしい。また不在票が入っていた。どうして指定場所に置いて行かないのだ?とこうちゃんカンカン。再度電話して、やっと届いた。まりあさんから神戸のにしむら珈琲の豆が届き(有り難う、明日にもお代を振り込むからね!)、ノグチからコロイダルシルバーとアインちゃん抱っこ用のおんぶセットが届いた(有り難う、おくだ先生にも宜しくね!)。

私は私で、またもメールサーバーが落ちているらしくてメールチェックが出来なくて、ちょっと苛々している。こう頻繁だと、やはりサーバーへのアタックなのだろうか?1日の受信件数が多いから、溜まり過ぎると困るんだけどな・・・。プロバイダに問い合わせして返事待ち状態。明日の朝には回復しているだろうが、急ぎの用件の方は掲示板に書き込んで下さい。すみません。

適当にスパゲッティとサラダ程度で晩ご飯は済ませて、更新はせずに猫たちと遊んで、そして早く寝よう。目標24時。ミュウなんか、いっつもいつも寝ているけど・・・。

ミュウ

いつもと言われても・・・

May 15,2003

前日の「猫雑記」へ 翌日の「猫雑記」へ



月別INDEXへ戻る

「猫雑記」INDEXへ戻る

《CAT'S EYES & CAT'S HANDS》INDEXへ戻る
inserted by FC2 system