ルス

おすまし

May 17,2003
昨日、隣の旧NKKの消防訓練があったらしく、隣接するプールから水を汲み上げるとかで、消防車がラボの駐車場に入って来た。普通の消防車ではなくて、ナントカ工作車と書いてある四角い車だったが、真っ赤に塗られていてカッコいい。

隊員たちは、オレンジ色のユニフォームだった。レスキュー隊員なのだろうか?体型も良く、精悍な顔つきで礼儀正しく、とてもカッコ良かった。

Brave fireman !
(これは、『Brave engineer』のパクリだが・・・)

私は消防士が好きだ。男に生まれ変わったら、是非とも消防士かプロレスラーかイギリスのロックミュージシャン(しかもヴォーカリストでゲイが良い)になりたい。



今日は休日返上で仕事だ。

しかし雨の朝は暗くて、なかなか目覚めなかった。最近私も目覚まし要らず、こうちゃんに下りて来て貰うまでもなく起きられていたのだが、今日は2階の物音がし始めるまですっかり眠っていた。

雨だと外の野鳥たちの声も聞こえない。しかしこうちゃんが起きると、キッチンで水道の水を流す音がかすかに聞こえる。浄水器に溜まった水を流し切るまで、しばらく流しているのだ。それ以外は、雨のせいなのかルスとリマも朝寝坊していたし、静かな朝だった。

2階へ上がって行って時計を見ると、いつもよりちょっと遅い5時半だった。



昨夜のうちに握っておいたおにぎりを食べ、まりあさんの送ってくれている神戸の美味しいコーヒーを淹れて飲む。

こうちゃんがカワムラさんの顔真似をする。プロポリスをスポイトで飲ませた時のカワムラである。早朝から涙が出る程の大笑いをさせて貰った。これは最近のヒットかも知れないな。



折角の休みなのにフルトさんが付き合って出て来てくれるんだよ・・・「お昼はトンカツくらいならご馳走しますから」なんて言うんだ・・・でも私はフルトさんがご馳走する謂れはないよと言ったんだ・・・「でもそれ位ご馳走しますよ」とまた言うのよね・・・・・と話すと、そういう気遣いをする人なんだな・・・とこうちゃん。

だから私が「フルトさんて極小企業の社長向きだわね」と言ったら、こうちゃんが笑う。

「何で笑うの?」と訊くと「極小企業なんて言うから・・・」と笑う。

「だって中小企業より、もっと小さい会社じゃないとイメージじゃないもん」と言うと「それは零細企業と言うんだよ」とこうちゃん。

うん、そうとも言うかな。



土日には化粧なんかしたくない。髪だけ編んで出掛ける事にした。

いつも洗い髪を乾かさずに出掛けて、職場に着いた頃には乾くのでトイレで結わえていたのだが、雨の日はトイレがとても臭いのだ。古い体育館ゆえ、排水パイプにも問題があるだろうし、その先が詰まっているらしい

いつぞやは便器から水が溢れて来たのだ。恐ろしい光景だったな、あれは。しかしその後溢れはしないものの、アンモニア臭が酷い。雨の日が特に臭いのは、やっぱり排水溝に雨水が流れ込むから、詰まり気味のところの許容量を超えるのか?

ただでさえ髪の毛をどうにかするのがとても嫌いだけに、臭いトイレと嫌いな作業のダブルでは堪らない。今日は家で編んで行こう・・・という訳だ。

ああ、面倒臭い。どうして頭に毛なんか生えているのさ。人類みんなツルッパゲだったら、ハゲのオジサンも悩みが減るのにね。



こうちゃんに見送られて家を出る。

道は平日の8割程度しか空いていない。今朝も明和電機を聴きながら走る。『地球のプレゼント』を歌っているのは「明和電機専属歌手」と紹介される大谷健太郎氏だが、何しろこの曲はキイが高いので、普通の成人男子で歌える人は他には米良美一くらいのものだろう。

しかし、ああいうベルカント唱法では、明和電機の歌には全然合わない。子供声で、決して上手くない、稚拙だが純真で一生懸命な感じでないといけない。蒲田で観たライブに、不精っぽく70年代のヒッピーのように髪を長くした大谷氏がたった1曲の為に出て来て、「親父なんか会いたくもない」と意味不明な科白を吐き捨ててから『地プレ』を歌ったのが忘れられない。まだ「行方不明」なのだろうか?



ラボに到着すると、誰も着ていないので門が閉まっているから、一度車を降りて開ける。

セキュリティを解除しようとしたら、何度かエラーが出る。

やっと解除して鍵を開け、研究室へ入ろうとすると照明が点いている。え?と思ったら、ウラヤマさんがいた。自分の席で、ヘッドフォンから大きな音が漏れているウォークマンを聴きながら目を閉じている。

「おはようございます」と声をかけるが、目を開かない。パーティションを軽く叩いてもう一度声を掛けたが、やはり険しい顔をして目を閉じたままだ。死んでいるのかな?とも思ったが、それにしては顔の血色が良い。無視して仕事を始めた。

10分くらいしたら、突然大声で「ああ、ビックリした!!」とウラヤマさん。目が覚めて私に気づいたらしい。よくもあんな大きな音を耳に入れながら眠れるものだ。

それにしても、ヘッドフォンかけながら喋ると声が不必要にデカくなるから、是非こういう職場ではお止め戴きたい。一応、研究所なんですからねっ。



それにしても、平日はいつも驚くほど遅いのに、休日は驚くほど早くから来ているんだなあ・・・と感心してしまった(後でフルトさんに言ったら、泊まったんだと思いますよ・・・と言うが)。

特に仕事があった訳ではないらしく、目が覚めたらイバラキに帰って行った。彼はイバラキに家族を残しての単身赴任なのだ。「もう3週間も帰ってないから・・・」と言うので、「もう、違うお父さんがいるかも知れませんよ」と言って見送る。

やれやれ、やっと一人だ。あれ?フルトはどうした?



フルトさんは、9時過ぎに姿を現した。

今日は背広姿ではないので、いつもより若く見える。ポットにお湯を沸かしたり、プリンタは今日は使いますか?などと点検して回り、甲斐甲斐しいフルトさん。

私ってば、どこに行ってもちっとも甲斐甲斐しくないから・・・。職場で丁寧に美味しくお茶を淹れてあげたのは、こうちゃんが上司だった時だけだ。それも「私の淹れるお茶は美味しいですよ!」と押し売りしたのだが。

若くて可愛かったはずなのに、そうそう変わってないのか、このキャラクターは。



お昼は、確かにトンカツ屋に行くには行ったのだが、もちろん自腹で食べた。男にご馳走になるのは嫌いなんだ。もしデートの相手であろうと、私は私が出すのが好き。ましてや同僚に理由なく奢られるのはあまり楽しくない。そもそもあまり可愛くない性格なんだな、若い頃から。奢られるのが好きなのが可愛いとも思わないけど。



昼からは所長も出て来た。

そして折角私が終わらせた部分の修正前の原稿に手を入れて、添付ファイルで続々と送ってくる。そ、それじゃあ幾ら頑張っても無駄だったじゃないか。あんまりだ。コミュニケーション、とらな過ぎじゃありません?せめて、私の直した後の分に手を入れるならば兎も角・・・。

一気に気力が萎えてきた。しかしこんな事でめげていては、所長とは付き合えないのだ。何たってラボのサイトの概要部分は、20回以上推敲が入り、すっかり原型を留めないまでに手直しされたのだから。何と全てに妥協の無い素晴らしい所長である事か!

私は地を這うナメクジ程度だから仕方ないさ・・・・。これで給料を貰っているのだ。

くそ〜頭いてぇ。

ルス

こんな事もスル

ルス・リマの血縁らしい小梅ちゃんが、なかなか馴れないからと言ってお試しに入っていた里親さんからお戻しになったようだ。経緯を聞くと私にはたいした事ないと思うのだが、里親さんは保護猫を里子に迎えるという事を一体どう思っていたのだろう?カーテンがボロボロになるなんて事は、猫を飼ったら当然だ。うちなんか、ルスとリマだけで和室の障子は、障子紙が破られて消えて行った後、ついに全ての桟が消えてなくなった。お見事!と言うしかない。いよいよ頑丈な木の格子を組んだ引き戸を特注しよう。

2階のカーテンもジャム一人にボロボロにされたが、今度は登れない目の詰んだ生地のものにして以来、綺麗なままだ。猫の不始末は、全て飼い主の心掛けが悪いか、そもそも不始末ですらない。猫にとって、破壊はお仕事なのだから。

小梅ちゃんは、引き続き里親募集中。きちんと腰の据わった里親さんとの出会いがありますよに・・・。

今日のにゃんこ


あたしはユキ。

この頃毎日、子猫達が押入れに侵入してくるので困ってるの。押入れから追い出されてパイプハンガーの下のカゴに避難してるのよ。ママが仕事から帰って来て、救い出してくれるまで其処に居るの。全く子猫って落ち着きがないわよね。
あたしはのんびりと居たいのに...

でも、ママが遊んでくれるとフィーバーしちゃう。ちょっとくらい噛んでも「可愛い可愛い」と言ってくれるし。押入れから出て、日向ぼっこできたらね〜〜〜あたしの良さを判って欲しいな。

ネコは苦手だけど、人は大好きよ。だから、よろしくお願いしとくわね。

あたしの募集は、募集コーナー No.326 で詳しく見てね。

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