テト

今日からうちの子

Sep.24,2003
療法食はマズイ

今日は本音を言うと仕事を休みたかった。だってテトが来る日なんだもの。というのは口実で、昨夜、カワムラがまた呼吸困難の発作を起こしたので殆ど眠れず、ウトウトしていたら起床時間(午前4時)になっていた。「休みたい。」と心底思ったけど、そうもいかないさね。猫たちのご飯よし、トイレ掃除よし、自分のシャワーよし、お弁当よし、朝食よし、化粧せず。

天気予報通り、昼から雨になった。かなり降っているのに、みーちゃんもしーちゃんも車の下に居る。どこへも行こうとしないのだ。これには参る。何が参るって、私やアライさんが居る間は立ち去らないという事に思えるからだ。雨はなかなかやみそうもなく、外は肌寒い。思い余って、ダンボールとシュレッダー用のゴミ袋でハウスを作る事にした。

アライさんと二人、ダンボールが山積みになっている倉庫へ行き、力を合わせてしっかりしたダンボールハウスを2個作って目立たない場所に置いてみた。中にはペットシーツと布のシーツ(いざ保護・捕獲した時の為に、こういうものは常に車に積んであるのだ)を敷き、仔猫用のドライフードを入れた皿を入れておいた。しーちゃんを抱いて入れてみるが、直ぐに飛び出してしまう。何度か繰り返したけれど、根負けして研究室に戻った。私達もびしょ濡れだ。

でも、兎に角ご飯はいっぱい食べたし、今までもちゃんとどこかで雨宿りして過ごしてきているのだ。ラボの敷地内だけでも、風が当たらず雨に濡れない物陰はいっぱいある。隣のJRの敷地内は、人が入って行けない空き地がたっぷりあり、屋根のように貨物線の高架が続く。安全で暖かい場所がたくさんあって、あの辺はとても恵まれているのだ。

6時半に病院で待ち合わせしていたので、定時で上がって飛んで帰った・・・と言いたいのだが、実は道が滅茶苦茶に渋滞していて、浜川崎から川崎駅まで1時間もかかってしまった。そこから先は通常の混み方で、テキパキ走ったら30分で待ち合わせ場所に着いた。15分の遅刻だ。途中で家に電話を入れて、遠藤さんの携帯に連絡をして貰っていたが、それでも人を待たせるのは気分が良くない。

ともあれ、テトとやっと対面出来た。小さい。予想していたよりもずっと小さかった。初夏に里子に出したポコ・ニャやアズ・ウィズ・イルたちと比べてもずっと小さい。声も小さいし、ネズミのようだ。但し半長毛らしく、毛がフサフサしているので、写真ではそんなに小さく見えないかも知れない。
 テトと保護主
早速ベロ出し
(首締めてません!)
用意しておいたケージ(その中には毛布と仔猫ベッド、小さめのトイレをセットした)に入れ、ご飯はi/dをふやかしたものをあげてみる。しかしカワムラはケージにべったり張り付いて離れたがらないし、リマも興味深々。ルスまでが傍に来て、「なんだろう、この子?」という顔をしている。但し誰一人として威嚇をしない。カワムラ家は全員が温厚で、優しい。それで小さなテトにとっては、大きな猫たちは脅威だろう。小さな口を開けて「ハッハッ」と弱々しい威嚇をするが、大した怖がり方ではない。シーツを掛けて、外が見えないようにしておく。

遠藤さんの車は、待ち合わせた駐車場に置いてきていたので、そこまでまた乗せて行き、そこはファミリーレストランの駐車場なので、ただで停めさせて貰っては申し訳ないから、そこで3人で晩ご飯を食べた。色々と話もしたけれど、兎に角テトが心配なので早々に帰って来た。

テトはもうすっかり大丈夫という訳ではなく、今後も療法食しか食べさせられないし、定期的に血中のアンモニア値を検査しなければならない。コクシジウムもあるようだし、検査結果により肝性脳症としての治療を続けて行くしかないようだ。自発的には食べないので、抱っこしてふやかしたi/dを一粒ずつ口に押し込んでみる。3粒位は食べたが、あとは器用に吐き出してしまう。不味いのかな?肉好きでこってり味の好きなアインが良く食べるから、てっきり美味しいのかと思った。

テトに食べさせたり写真を何枚か撮っている間にも、リマがケージに入り込んでいたり(横の扉は開けずに上から出し入れしていたのに、上をちょっとだけ開けていたら、ちゃっかり飛び込んでいたのだ)、i/dだって食べようとしたり、兎に角カワムラ家はとぼけている。いや、とぼけているのはカワムラとリマだけで、ルスは至ってマイペースなのだが。ルスは本当にメスらしいし、三毛らしい性格だ。リマは本当に女の子なのだろうか?

さて、いつまでもPCなんかに向かってはいられない。テトのケージの前で寝るのだ。これからますます忙しいぞ。

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