ジーコ

3階建てのケージの上

Oct. 4,2003
ジーコの干物
(これでも楽しいらしい)

昨夜は悲しくて、更新の途中でPCの電源を落としてしまった。そういう日があったっていいさ。なのに、やはり里親募集だけは何かと気掛かりで、夜明け前に作業してしまった。しかし「猫雑記」はなかなか書けず、迷いながらファビの事にも触れた。ミキコが『想い』に書く前に、詳しい内容には触れないでおこうとだけ注意いして。みきこのサイトを見て、永眠しました・・・というお知らせだけを確認した。それすらミキコの口から語られていないうちに、私が先んじてはならないから。

8時過ぎにミヨコに電話して、ファビの事を話した。ミヨコもファビが好きだったから。滅多な事では「悲しい」などといわないミヨコが、その言葉を口にした。話していると、また新しい涙が出て来て困った。ミキコにもミヨコにも会いたいと思いつつ、いずれも同じ市内だというのになかなか会えない。ミキコは私の母、ミヨコは私の姉。むろん血縁はないが、そういう立場で(気持ちで?)私を見てくれている。

動物病院のシャッターが開く15分前には、ミュウとテトを病院に連れて行った。朝のうちは寒い位だ。キャリーには膝掛け毛布を掛けて、風にあたらないように注意していた。しかし外が見えないと、ミュウは扉を叩いて怒る。黙って表情も変えずに、ただ包帯を巻いた方の手で、扉をバンと叩くのだ。静かに無表情で怒るミュウ。さすが大王だね。見習わなくちゃ。

今朝のレントゲン撮影では、昨日の夜から胸水の量が増えていないように見える。またも注射をし、今日はそのまま連れて帰って良いと言われた。明日の朝、また同じ検査と治療をしに連れて行く。3日で5万・・・毎日1万ずつかかったとしても、生きていてくれれば嬉しい。後でミヨコにそう話したら、でも12匹全員に1万ずつかかったら大変だな・・・と笑う。1日12万かかったら、確かに私の財力では無理だ。治療より予防・・・改めてそれを感じる。

テトは、検便のケツかコクシジウムは出ていなかった。しかし、コクシの場合は、鞘がはじけないと検出されないので、たまたま鞘状態だと駆虫出来たかのように見えてしまう。あと数日薬を続けて、薬をやめて1週間ほどして再度検便し、それで出ていなかったらみんなと一緒にしてやろうと計画している。ケージ暮らしもあと少しの辛抱だよ、テト。

アインも、この際ストレス覚悟でインターフェロン注射に連れて行くしかないかな・・・と話しながら帰宅。

ジーコが少し元気になり、目の輝きが違ってきた。ケージの天辺にまで上れるのは、何とジーコだけだ。どう上るのかと言えば、中段を足掛かりに駆け登る事もあるし、梯子をゆっくり上るように手足を使って楽々と上っていく事もある。そう言えばジーコは極めて小さな仔猫の時、パイプラックの横板となる格子をニコニコしながら上って私たちを驚かせたっけね。激痩せして先日までは死にそうに衰弱していたジーコが、こんな風に本来の運動能力の高さを見せ付けてくれて、私たちは感無量だ。

3階建てのケージは、全ての扉を開け放してある。そして全てのフロアに猫ベッドか猫マットを設置した。天辺はジーコのものだが、3階にはゴマが、2階にはアインが、1階にはジャムかマルコが気に入って入って寝ている。マルコの時に用意した1階建てケージの中にも猫ベッドがあり、そのケージの上にもベッドがある。私たちのベッドの足元にも、猫ベッドが2つ。兎に角どこででも誰かが自分の場所を確保出来るように、あちこちに猫ベッドだらけだ。常に空き家がある状態で、みんなその時その時に好きな場所を選んでいる。しかし私がベッドに入ると、わらわらと集まってしまって、結局は過密状態になるのだが。

イオとペリーの部屋に、オイルヒーターを用意した。まださほど寒くないけれど、間もなく必要になるだろう。1階の2部屋にいる猫たちは、カワムラ以外はみな若い。年寄り猫たちとは、大分コンディションが違うと感じる。若いって素晴らしいね。人間もね。私たちロートルはもはやあまりあちこち動けないけれど、知恵を絞って若手の引き立て役になれるよう、そして年長者らしい思いやりを示せるよう頑張るさ。

しかし、その前に更新だ。今日は歯科検診もあったし、その後はちょっとばかり痛いし、ずっとこのところ寝不足というよりも殆ど寝ていないので、今夜は本当は寝たい。う〜ん・・・。

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